食で心と体をつなぐ – ホリスティック・ヘルスコーチング の ソフィアウッズ・インスティテュート

あなたのバイオ個性に着目するNYC発ポストモダンな食事法

あなたが知るべき大豆と乳がんの関係

大豆は食べるべき?食べざるべき?

遺伝子組換えされていない、有機や自然栽培された大豆や、化学的な添加物を極力使わずに造られた大豆製品は、安全で健康的だと言われているものの、大豆と乳がんの関係は、複雑な状態が長く続いていました。

何年も前に、大豆にイソフラボンが含まれていることが発見されたことが始まりです。

イソフラボンは、ヒトのステロイド・ホルモン、例えばテストステロンエストロゲン、に似た化学構造をもっています。そのため、大豆製品は、私達のホルモン系に影響を起こすのではないか、特に女性特有の癌リスクを上昇させてしまうのではなかといった懸念を生みました。

そうなんですよ。エストロゲンは、多過ぎてもいけないんです。

その後、乳がんとイソフラボンの関係については、詳細な研究対象となってきました。

多くのがん専門医も、乳がんを患っている女性が大豆を食べることに対して、確信は持てないものの、万が一を考慮して、大豆を食べない様に指導してきたと思います。

もしあなたが今現在乳がんと戦っている場合、大豆について不安に感じていることでしょう。

また、健康志向の高い人達の中には、乳製品よりも大豆製品を怖がる人達も多くいます。牛乳の方が多くのエストロゲンを含んでいるのに。

そんな中、素晴らしい新しい研究成果が報告されています。

(それぞれの裏付けとなる研究報告を最後に参考文献として掲載しています。)

大豆の乳がん予防効果

2008年に、アジア人とアジア系アメリカ人を対象とした研究がメタ分析されました。アジア人種は、一般的に大豆製品を日常的に食べている人口だからです。

そのデータは、大豆製品は、がんの発症を高めるのではなく、予防していることを示していました。

大豆(豆乳や豆腐など)を多く食べている女性は、大豆を食べない女性と比較し、乳がん発症率が、約29%低かったのです。

予防効果は、どれくらいの期間大豆製品を食べていたかも関係していると示唆されています。

アジア人は、豆腐やテンペや味噌や枝豆など、あまり加工されていない大豆製品を子供の時から食べつけているので、世界のどの人種よりも、乳がん発症率が低いのではないかとのことです。

たぶん、乳腺が発達してくる思春期に、日常的にたくさんの大豆を食べていることが重要なのではないかと推察されています。

このことは、乳がんに限らず、アジア人の女性にがんが比較的少ないことにも関係しているのではないかと考えられています。

2014年までに、更に35の新しい研究が改めてメタ分析され、大豆製品を多く食べてる女性は、乳がん発症リスク41%低いことが示されました。

大豆の乳がんの再発抑制効果

2012年、『米国臨床栄養学ジャーナル(the American Journal of Clinical Nutrition)』は、 異なる研究を発表しました。

この研究は、過去に乳がんを患ったことのある女性、つまり乳がんサバイバーを対象に行われ、「豆腐や豆乳やその他の大豆製品は乳がんの再発に影響を与えているだろうか」という疑問が検証されました。

合計9,514人の乳がんサバイバーの女性のうち、最も多くの大豆を食べていた女性(少なくとも毎日枝豆を半カップ)は、再発率が約30%低かったと報告されています。

言い換えれば、大豆は再発抑制効果を持っているということになります。

大豆は乳がんの発症を予防し、そして、サバイバーに対しては再発を予防する可能性があるのです。

大豆と乳がん発症後の生存率

更に、米国国立がん研究所(National Cancer Institute)の乳がん戸籍簿(the Breast Cancer Family Registry)に記載のある6,235名の米国人とカナダ人の乳がん患者を調べた最新の研究があります。このデータベースには、1995年以降の患者の臨床データやアンケート回答が記録されています。

その結果、イソフラボンを豊富に含む食品を食べることは、病因に関係なく死亡率の低下と関係していることが示されました。

その傾向は、特に女性において顕著に表れており、最も多く大豆製品を食べていたグループと、最も少なく食べていたグループの間には、約21%もの死亡率の差が存在していました。

更にこの傾向は、ホルモン受容体性乳がん(悪性タイプ)を発症している女性とホルモン療法を受けてない女性でもっとも顕著でした。

言い換えれば、現在、悪性乳がんを発症している、あるいは、ホルモン療法を受けていない女性が大豆製品を多く摂ることのメリットは大きいと言えます。

もちろん、ホルモン療法を受けている人にとっても効果はあります。

今まであまり大豆を食べてこなかったという人も、例え、エストロゲン受容体陰性乳がんと診断された後でも、今から大豆を食べ始めることで生存確率に影響を与えられる可能性があるのです。

既に、大豆はエストロゲン受容体性乳がん患者の生存にとっても重要であることが報告されています。もちろん、ホルモン療法を受けている人も受けてない人にとっても。

大豆製品の選び方

ただ、ひとつ注意しなければいけないことがあります。
大豆なら何でも良いわけではありません。

工場的な食品添加物などを用いた加工度合いの低いものが良い

大豆をたくさん食べても、加工の度合いが大きい大豆製品は、あまり健康的ではなく、予防効果も期待できなとのことです。

予防のために大豆を食べるのであれば、できるだけ加工の度合いが少ない、テンペ、味噌、枝豆、豆腐、豆乳であることが大切です。もちろん、有機または自然栽培で、遺伝子組換えでないことは当然です。

東洋医学的な観点

この研究では、大豆の状態別の効果についての分析は行われていません。つまり、大豆を豆乳で摂る方がいいのか、納豆など発酵してから摂った方が良いのかなどの区別がなされていません。

そのため、東洋医学にその回答を探してみました。

東洋医学の中の陰陽道の考え方では、大豆食品の中でも大豆と豆腐は「」、お味噌と納豆は「中庸」、お醤油は「」です。

東洋医学は、「中庸」の食べ物を多く食べることを勧めますから、どの年齢の人であっても、大豆食品を食べるなら基本は、お味噌納豆など「中庸」の発酵食品を食べることが好ましいと言えます。

そして、「陰」のエネルギーが不足がちの人(例えば、行動に女性らしさに欠けるとか、あるいは、生理不順など)、「陰」のエネルギーを補充することが必要な人には、大豆そのものや豆腐も有効だと考えます。

反対に、「陰」のエネルギーが強すぎてしまう人(例えば、ネガティブ思考、行動が消極的、うつ状態、冷え症、更年期など)には、発酵させてから食べる方が良い食品だと考えます。

特に、更年期が視野にはいってくるような年齢以降の女性(乳がんのリスクが高まる年齢)は、できるだけ発酵された大豆製品を召し上がる方が良いと、東洋医学は言っていることになります。

東洋医学によるアンチエイジング

甲状腺機能低下症の場合

甲状腺機能に問題のある人は、SIBOやDAO異常がないことを前提に、大豆は発酵したものを召し上がるようにしてくださいね。甲状腺機能に問題のある人の食事については詳しくは、『甲状腺機能低下症の予防と改善(2) – 食事』をご覧くださいね。


公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

ご相談のある方は、お気軽に初回コンサルテーション(無料)にお申込みください。
ホリスティック栄養学講座にご興味のある方は、こちらをご覧ください。
ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング

10月「ホリスティックに冷えをとって免疫力アップ-風邪の諸症状の食養生法」募集中!

参考:
乳がんを予防する10の戦略
一般的な防腐剤が乳がん誘因成分に
乳がんの自己検診方法

参考文献:

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

Comments are closed.