食で心と体をつなぐ – ホリスティック・ヘルスコーチング の ソフィアウッズ・インスティテュート

あなたのバイオ個性に着目するNYC発ポストモダンな食事法

抗酸化力のスーパースター・メディカルフルーツ・アロニア

アロニアってご存知ですか?
ブラック・チョークベリーとも呼ばれる赤黒い色をした木の実(ベリー)です。

北アメリカ原産で、ロシア東欧などの寒い地域で、一般的に食べられている果物なのだそうです。でも、12年ほどアメリカで、しかも雪深いコロラドやシカゴの近くで暮らしていましたが、また、北欧のエストニア(旧ソ)で半年ほど暮らしましたが、見た記憶がありません。日本では、北海道で栽培しているようですね。アロニア

知ったきっかけは、ケフィア菌をいつも購入している会社の社長さんが、御礼にと、やはり彼の会社が扱っているアロニアの果汁を送って下さったことです。

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アロニア果汁といっしょに、アロニアの抗酸化力は断トツだというグラフが入っていました(右グラフ)。

そこでいろいろ調べてみると、アロニアは「メディカルフルーツ」と呼ばれ、多くの科学的な研究論文が発表されていました。

ただ、抗酸化力の高いポリフェノールは、試験管での分析では機能していても、体内に入った後、効果が激減してしまうものが多いのだそうです。

そこで、アロニアのポリフェノールの作用を試験管だけでなく、動物実験、並びに、臨床試験(人体実験)で調査した研究が多数あり、非常に優れた効果を示していました。しかもアロニアの果汁で摂取した場合、過剰摂取による副作用は生じていないとのことです。(サプリメントについては不明)

抗腫瘍作用、抗がん作用

アロニアのポリフェノール(エラグ酸)は、人体の中で、

  • 活性酸素と窒素化合物の抑制
  • 酸化促進酵素の抑制
  • 抗酸化酵素の復元
  • 抗酸化物質と抗酸化酵素の濃度を調整するための細胞間シグナルなど

の役割を担っていることが、報告されています。

また、がん抑制物質であるβ-クリプトキサンチンが、アロニアに含まれているという報告があります。

エラグ酸が、卵巣がん細胞ES2の増殖を抑制し、細胞のアポトーシス(細胞死)因子を活性させたと報告がある他、マトリックスメタプロテアーゼ2(MMP2)を抑制し、前立腺がん細胞の浸潤および遊走を抑制したこと、ヒト口腔がん細胞、大腸がん細胞HT-29細胞、前立腺がん細胞のアポトーシス(細胞死)を促し、増殖を抑制させたことも報告されています。

マトリックスメタプロテアーゼ: コラーゲンやエラスチンなどから成る細胞膜組織を分解し、多くの疾患との関連が報告されています。固形腫瘍がん等)がある一定以上大きくなるためには,腫瘍に栄養や酸素を供給するための血管新生が必要ですが、MMPs は血管周囲の細胞(基底)膜を分解し、血管新生を促進することが知られています。腫瘍の増殖を助ける働きが報告されています。

食べることで癌を餓死させる方法』: 血管新生とそれを阻止する抗がん剤水準の食品の紹介

また発がん物質ニトロソアミンの体内生成を抑制したことが報告されています。

危ないとは?WHOによる赤肉と加工肉への評価について』 – 加工肉に使用される亜硝酸ナトリウムは体内でニトロソアミンになります。

糖尿病予防・生活習慣病予防

アロニアに含まれているポリフェノールの内、アントシアニンプロシアニジンが、血糖値を減少させたと報告されています。

それだけでなく、活性酸素のひとつジフェニルピクリルヒドラジル(DPPH)、酸化酵素リポキシゲナーゼ(15-LO)、キサンチン酸化酵素(尿酸の発生やプリン体異常の原因物質)、α‐グルコシダーゼ(糖尿病と深く関係)の発現を抑制したことも報告されており、生活習慣病予防としても期待されています。

また、アロニア果汁をご紹介くださった社長さんと北海道大学の博士が、アロニアに含まれるシアニジン3,5-ジグルコシドが、糖尿病患者の体内でインシュリン分泌を阻害する酵素(ジペプチジルペプチダーゼIV )を阻害することをつきとめ、血糖値を有意に低減させたことを報告しています。ジペプチジルペプチダーゼIVを阻害するということは、糖尿病治療薬と同じ効果があるということを意味します。その結果、インシュリン抵抗性が改善されたことが報告されています。

抗インフルエンザ・ウィルス

インフルエンザなどのウィルスに対し、抗ウィルス作用があることも報告されています。

特に、A型のインフルエンザ・ウィルスを不活性化させたと報告されている他、タミフル(オセルタミビル)耐性のあるインフルエンザ・ウィルス(タミフルが効かないインフルエンザ)等、様々な亜種のインウルエンザ・ウィルスに対しても抗ウィルス作用を示したことが報告されています。

アロニアに含まれているエラグ酸ミリセチン(フラボノイド)による効能です。このことから、八角の成分からタミフルを創薬したように、アロニアから新しいインフルエンザ治療薬が創薬できるのではないかと研究が進められています。

抗バクテリア作用・食中毒予防・改善

アロニアのポリフェノール(アントシアニン)が、黄色ブドウ球菌E.Coli大腸菌に対し、抗バクテリア作用を示したと報告されており、食中毒予防や症状の緩和に効果があるのではと期待されています。

炎症性腸疾患(IBS)の改善

また、アロニアに含まれているポリフェノール(エラグ酸)がTh17細胞分化サイトカインの分泌を抑制することによって、炎症性腸疾患(IBS)の症状を弱めたと報告されています。

Th17細胞は、白血球の一種ヘルパーT細胞(Th細胞)のひとつで、近年新たに発見されたものです。インターロイキン(IL)-17というサイトカインを作る能力を有していることから、Th17細胞と呼ばれています。Th17細胞は自己免疫疾患と密接に関与していると考えられています。

Th17細胞が関与しているといわれている疾患:

  • 関節リウマチ
  • 炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)
  • 多発性硬化症
  • 乾癬

サイトカイン 免疫細胞から情報伝達のために分泌されるタンパク質です。多くの種類がありますが、特に免疫や炎症に関係したものが多く、細胞の増殖、分化、細胞死、創傷、治癒などに関係しています。

アロニア

動脈硬化予防・改善、心疾患予防

アロニアが血液中の悪玉コレステロール中性脂肪を減らしたという報告があります。

生活習慣病を発症している患者の血中脂肪血圧エンドセリン肺高血圧心不全腎不全などと関係が深い消化酵素)、赤血球膜コレステロール尿酸の変化を測定したところ、アロニアが尿酸以外の全ての指標を改善させたと報告されています。

アロニア果汁の脂質低下作用は、血中悪玉コレステロールの排出を促すだけでなく、食物脂肪を運搬する腸内のカイミクロンを減少させることで起きているという機序が判明され、長寿遺伝子サーチュインが関与している可能性が示唆されています。

また、アテローム動脈硬化症のラットにアロニアの果汁を摂取させたところ、総コレステロールと悪玉コレステロールが16.5%減少したと報告されています。

アテローム性動脈硬化症: 高血圧や高血糖などで血管内膜が傷つくと、その傷口からコレステロールが血管内膜の下に入り込みます。すると、白血球の一種で免疫細胞のマクロファージがそのコレステロールを排除しようと、食べてくれるのですが、食べると死んでしまいます。そのマクロファージの死骸が溜まり、やがてアテローム状(粥状の塊)になって、血管内を詰まらせる動脈硬化です。

さきほどご紹介した中垣社長と北海道大学の山根博士の研究においても、アロニアが白色脂肪細胞を有意に減少させたと報告しています。

体脂肪を真剣に落としたい人のための真面目なフルーツ
体重をコントロールするフラボノイド

デトックス作用・肝機能保護

アロニアが肝臓に蓄積したカドミウムの排出を促したと報告されています。

眼精疲労改善

アロニアには、ポリフェノール(アントシアニン)が、ブルーベリーの2倍以上含まれていると言われています。アントシアニンには、ロドプシンという成分の合成を助ける働きがあり、目のかすみぼやけ眼精疲労などを改善する効果があると言われています。

美白効果、エイジングケア

アロニアに含まれるアントシアニンは、抗酸化作用が非常に強く、皮膚の乾燥を予防し肌荒れを防ぐβカロテンコラーゲンの生成に関与しています。さらに、アロニアにはビタミンCも含まれているため、若々しく健康な肌を保ちたい方は積極的に取り入れるようにするとよいでしょう。

エラグ酸には、日焼けのメカニズムの中で関係しているチロシナーゼという酵素の働きを抑える力があります。チロシナーゼは酸化酵素で、これが活性化すると、アミノ酸チロシンが、黒色メラニンに変化します。

便秘の解消

アロニアは、非常に多くの食物繊維を含み、その量はバナナの6倍とも言われています。

アロニアの食べ方

アロニアは、ロシアや東欧では、ジャムなどにして食べられることが多いようです。そのポリフェノールの濃さから、とても渋味が強いので、確かに、そのまま食べるよりも、ジャムにしたり、果汁を絞って他の食品といっしょに食べる方がいいように感じます。

ただ、その渋い味のお陰で、アロニアには虫や鳥などによる被害を受けにくく、鳥除けネットなどを特に設置する必要も殺虫剤をまくこともなく、育てられるそうですよ。

冒頭でご紹介した会社の社長さんから送られてきたアロニアの果汁は、こちらで購入可能です。自分で作っている豆乳ケフィアといっしょに食べると、ものすごく美味!成城石井でも扱っているそうですよ。aronia
酸化防止剤や香料や甘味料などいっさい何も添加されていないストレートな果汁です。しかもドイツと日本でオーガニック認証を得た栽培法が採用され、低温圧搾されているので安心です。

色がとても美しいので、クリームやクッキーなどの天然の着色料としても使えそうですよね。

その他のアロニア商品の購入先

ジュリエ・ファーム: 北海道産アロニアの冷凍果実、ジャム(無化学肥料・無農薬、無添加物)

 

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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参考文献:

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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