食で心と体をつなぐ – ホリスティック・ヘルスコーチング の ソフィアウッズ・インスティテュート

あなたのバイオ個性に着目するNYC発ポストモダンな食事法

早起きは三文の徳?

早起きは得意ですか?

「早起きは三文の徳」という諺もあるくらいですから、きっと良いことがあるに違いありません。でも、早起きが苦手という人も少なくないのではないでしょうか。

かく言う私も、早起きは好きではありません。2015023_asa_min

低血圧だから朝起きられない」という人がいます。

私も超低血圧です。上の血圧が100ありません。西洋医学の医者からも、東洋医学の医者(中医)からも、「血が足りない」という診断をもらっていますし、貧血で倒れたこと数知れず。採血中に気絶したこともあります。気がついたら車イスに載せられて搬送中でした。(プチ低血圧自慢、笑) なので、採血は必ずベッドに横になって行ってもらいます。

でも、子供の頃、学校に“寝坊で”遅刻したことは一度もありません。これには母の努力が大きいと思いますが、朝食を食べずには学校に行かせてくれない母でしたから、寝坊で朝食を抜くということもありませんでした。

朝8時集合が暗黙の了解の部署で仕事をするようになってからは、多少の苦痛を感じながらも5時半~6時前までには起きていました。もちろん、“寝坊で”遅刻したことはありません。独り暮らしの時ですから、ちゃんと自分で起きていました。

超低血圧ですが起きようと思えば起きられるので、寝坊の理由に、血圧の低さを上げることについては、個人的には、あまり納得していません。私自身が起きようと思えば起きられ、起きなくてもいいやと思えば起きられない性質なので、朝起きには、血圧以外の他に理由があるのではないかと思ってしまうからです。

余談ですが、それぞれ約8時間ずつ時差がある、日本、ドイツ、アメリカに長く住んでいたせいか、どこの国にいる時も夜中にふと眼が覚めて、今、自分が何処にいるのか一瞬わからなくなることがあります。部屋の様子を眺めて、「ああ今はアメリカか」、とか、「ああ日本か」と思い出すのです。真夜中に自分が何処にいるのか判らないというのは、あまり嬉しい感覚ではありません。その代りに、時差ボケになったこともありません。どこの国にいても、早起きはやっぱり好きではありません(笑)。

ビジネスでの成功には早起きが必要なのか?

さて、今、シリコンバレーを中心とした、若手新進のIT系CEO達が、早起きを習慣にしていることから、ビジネスの世界で躍進するためには、早起きが必要なんじゃないかという議論があることについて、ちょっと考えてみたくなりました。

有能CEO達が朝早く起きてやっていることは、主に、

  • 運動
  • 子供と過ごす
  • メールチェックとメールで部下への指示出し

だそうです。

思うに、彼等は朝早く起きたからCEOになれたのではなく、CEOになったから、忙しくて他に時間がないので、朝早く起きて時間を作っているという方が正しいんじゃないかと思うんです。

昼も夜も働いている超多忙なCEOにとって、唯一、運動したり家族といっしょにいられる時間は、朝だけなのかもしれません。だから、朝早く起きてそのための時間を確保しているのではないでしょうか。また、部下が出社する前にメールで指示だしをしておけば、部下は出社した直後から、無駄な待ち時間なく直ぐに仕事に取り掛かれます。部下の仕事を効率的にしてあげているわけですよね。

だから、目的もなく、ただ朝早く起きるだけでCEOになれるというのは、違うように思います。

しかも、それが睡眠時間を削ってまで、無理に朝早く起きているんだとしたら、脳にも体にも心にも悪いこと間違いありません。睡眠不足は様々な病気の原因となります。

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朝型人間と夜型人間はいる?

でも、体質的に朝型人間夜型人間が存在するという意見がありますよね。それって本当なのでしょうか。また、バイオリズムの問題だとする意見もあります。また、最新の研究では、朝型か夜型かは純粋に心理的な問題だとする報告もあります。

早起きと遺伝子、そして病気との関係について、調査した研究者がいます。

「朝が苦手」は個性ではなく平均的

自己申告調査では、参加者自身が、自分が朝型なのか夜型なのか申告します。

男性の39.7%女性の48.4%が、自分は朝型人間だと自己申告しています。また、30歳以下では24.2%のみが自分は朝型だと言い、60歳以上では63.1%が自分は朝型だと報告しています。

つまり30歳以下の男性の多くは自分は夜型だって思っているってことですね。女性も半数以上の人が、自分は朝が苦手と言っているわけです。

ということは、朝が苦手というのは、体質でも病気でも個性でもなく、平均的な現代人、特に60歳以下の現代人の特徴なのではないでしょうか。

早起きの三文の徳

自分は朝型だと申告した少数の人達に顕著だった特徴は

  • 不眠症だと申告した人の比率が低い
  • 8時間以上の睡眠を必要とすると回答した人の比率が低い
  • 熟睡傾向
  • 寝汗や夜間徘徊をする比率が低い
  • 鬱であると報告した人の比率が低い

という結果でした。

朝型の人は、睡眠障害になり難く、うつ病にもなりにくいということでしょうか。

参加者の身体的数値を統計的に整理すると

朝型の人は、太りすぎたり、痩せすぎたりと、極端な体型の人が少なく、年齢と性別による影響を調整すると、BMI値が高くなるほど、朝型傾向が減少したそうです。

朝型だと、摂食障害や肥満も予防できるということでしょうか。

であれば、朝型人間には、「三文の徳」以上の徳がありそうです。

遺伝子分析とMRI

そこで、概日リズムを司っている遺伝子の活動部位との関連性について、遺伝子分析とMRIを用いて、朝型と夜型の人との物理的な比較が調査されています。

結論としては、残念ながら、早起きと遺伝子との関係は発見できなかったとのこと。

⇒ 朝型・夜型は、体質個性とは関係がない。

また、脳内におけるセロトニン、メラトニンなど睡眠と覚醒と関係の深い脳内ホルモンの分泌と朝型傾向との関係性も弱いものであったと報告されています。

⇒ バイオリズムともあまり関係がない。

朝型の人は、遺伝子が特別だったり、脳内のホルモン分泌が超人的なわけではないということです。言い換えれば、朝が苦手なのは、遺伝子体質や個性のせいでも、脳内ホルモンバイオリズムのせいでもないということです。

更に、朝型人の特徴(鬱や肥満になりにくい等)も、遺伝子リスクとの関係性は見つけられなかったとのこと。つまり、早起きが、うつ病や肥満予防になる証拠は、遺伝子レベルでは存在しなかったということです。

⇒ 早く起きること自体が、鬱や肥満を予防しているわけではない。

朝型・夜型は、体質や個性やバイオリズムではなく、また、朝型でいることのメリット(鬱や肥満になり難い)も、体質や個性やバイオリズムのお陰ではないとしたら、やっぱり最新の研究が示す通り、早起きや熟睡感は純粋に心理的なものだと思えてきました。であれば、ライフスタイル意志に、その人の深層?心理が反映されているように思います。

ライフスタイル

だって、朝起きられない人は、大抵、夜更かしですよね。夜10時頃眠っているのに朝起きられないという人にあまり出会いません。

自分は夜型だ、朝が苦手だと言う人、いつもより1時間早く寝てみてはどうでしょうか。

夜更しの生活のまま、朝早く起きようったって、私達の脳はそれほど都合よくできてはいません。寝不足になるだけです。

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朝早く起きたければ、夜早く寝る。とてもシンプルなことです。もちろん、朝起きる必要がなければ、夜更かしのままでいいと思いますよ。

意志

女性も男性も半数以上の人が朝起きが苦手と自己申告している世の中で、あえて、朝型生活をしようと思い実行できる人は、調査結果が示すように特別な遺伝子をもっているわけでも、脳内ホルモンの分泌が超人的なわけでもないのだとしたら、やっぱり超人的な自己統率力があるということなのではないでしょうか。

自己統率力が高いので、健康にも意識が高いでしょうから、肥満にもならないし、日中マックスに働くので、夜もぐっすり眠れるんじゃないのでしょうかね?自己統率力が高ければ、自分の人生を自分がコントロールできているとの自覚があるので、うつ病にかかる可能性も低くなります。

別の理由をつければ、朝早く起きる理由がそもそも運動をすることなのですから、肥満にはなり難いですし、朝陽を浴びることで、セロトニン(幸福ホルモン)の分泌が順調になるので、うつ病には、かかりにくくなりますよね。セロトニンが十分に朝分泌されれば、メラトニンの分泌も促進されるので、夜、熟睡できます。

目的と報酬

とはいえ、意志を発揮するためには、「なぜ早起きするのか」という理由や目的が明確でなければなりません。

無意味に早起きしようとしても、そもそも現代人は早起きが苦手なんですから、そこに確固たる目的ご褒美がなければ、意志の力だけで、そう毎日、起きられるわけありません。

脳科学者が言うように、脳は、自発的に選択したものごとを好きになります。「しなければならない」「すべきだ」という義務感で選択したものは続けられないようにできているのです。

脳科学者が教える幸せを呼ぶ4つのルーティン(儀式)つづき

行きたくもない会社に「行かなければならない」。そのための早起きだから起きられないのです。たぶん低血圧のせいではありません。行くのが楽しくてウキウキするようなら、たぶん、低血圧の人も起きるのではないのでしょうか?(笑)

CEOが早起きなのは

言い換えれば、早起きすること自体が、リーダーになるために重要ではないってことですよね。

「家族といっしょにいたい」「運動不足を解消したい」という目的があり、「愛する家族と過ごす時間」「健康で常に元気にビジネスの一線に立ち続ける」という大きな報酬がそこにあるから、CEO達は早起きができるのではないのでしょうか。あるいは「部下の仕事や会社の運営の効率性や生産性を高めたい」という目的があり、それが「収益上昇」という報酬につながるから、出社した部下が朝の時間を無駄にすることなく仕事に取り掛かれるように、朝早く起きてまで、メールで指示だしをするのではないのでしょうか。

特に早く起きなくても、十分家族との時間が確保できている人、適度な運動もできている人、仕事上の時間的な制約もあまりない人は、そもそも睡眠時間を削ってまで早起きする必要はないのではないでしょうか。

それに、たぶん、早起きする理由がないので、苦手な早起きを克服するのは、難しいように思います。

でも、それでも朝早く起きたいという人のためには時間栄養学がありますよ。

時間栄養学

新しい栄養学の考え方に時間栄養学というものがあります。何時に何を食べると良いかということを遺伝子レベルで解析している栄養学です。

その中で、現在判明しているのは、私達の体内時計は、脳の中にあるだけでなく、体中の細胞ひとつひとつの中にもあるということです。脳内の時計は主時計細胞内の時計は末端時計と呼ばれます。私達の体内時計は1日約25時間で動いているので、そのまま放置すれば、1日24時間の活動と、どんどんズレていってしまいます。そのため、毎日、体内時計をリセットしないといけないのですが、主時計をリセットするのが朝陽末端時計をリセットするのが朝食だということまで判っています。

例えば、朝陽を浴びて主時計をリセットさせても、朝食を抜くと、末端時計がリセットされないので、体内時計の不調和が起き、そのズレが大きくなればなるほど、自律神経失調症など、様々な不調の原因となり得るのです。

逆に、このリセットの仕組みを利用することで、時差ボケを緩和させることも可能だと考えられています。

朝起きが苦手な人は、大抵、ギリギリまで寝ていて朝食を抜くことが多いように思います。そのため、体内時計がちゃんとリセットされないので、いつまで経っても朝起きられないのではないかとも思われます。

朝起きたら、まずカーテンを開けて朝陽を浴び、必ず何か噛んで食べられるものを口にするということを習慣にすると、少しずつ、朝起きが楽になってくるように思いますよ。

早起きする方法

  • まずは、夜更かししない。これが大半の現代人にとっては、一番効果的なんじゃないでしょうかね。
  • 朝早く起きる目的・理由を明確にする。
  • 早起きする楽しみをみつける。
  • 朝陽を浴び、朝食を噛んで食べる(スムージー等、飲むだけというのはNG)

 

さて、早起きは三文の徳なのか。

目的もなくただ早起きしても、あまり徳にはならない(鬱予防にも肥満予防にもならないし、CEOにもならない)が、

早起きに三文の徳(価値)を見出す人は、三文以上の徳を得るということではないでしょうか。

 

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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参考:
脳がシャットダウンしてくれない時でも眠る、ケース別対処方法
食べられるメラトニンがあるんですよ!
マリリンモンローの不眠症とシャネルとクロモジ
西洋のローズウッドと日本のクロモジ

参考文献:

GWAS of 89283 individuals identifies genetic variants associated with self-reporting of being a morning person“, Youna Hu, Alena Shmygelska, David Tran, Nicholas Eriksson, Joyce Y. Tung & David A. Hinds, NATURE COMMUNICATIONS, Article number: 10448 doi:10.1038/ncomms10448, 02 February 2016

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 – 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) – を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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