食で心と体をつなぐ – ホリスティック・ヘルスコーチング の ソフィアウッズ・インスティテュート

あなたのバイオ個性に着目するNYC発ポストモダンな食事法

発酵食品を食べてはいけない人

え~っ!?発酵食品を食べてはいけないってどういうこと?

と、思いますよね。

だって、腸内環境の大切さ、腸内細菌との上手な共生の大切さが科学的にも証明されてきて、発酵食品、特に乳酸菌ビフィズス菌の健康効果が謳われている昨今、発酵ブームも起きていますよね。

なのに、健康に善いはずの発酵食品を食べてはいけない人がいるなんて、驚きますよね。

発酵食品がブームだからこそ、注意を促したいと思って、このブログを書くことにしました。発酵NG

こんな症状や体調不良はありませんか?

  • 不眠
  • 大腸炎
  • 慢性的な痛み
  • パニック症候群
  • 慢性疲労
  • うつ病、不安症
  • 頭痛、偏頭痛
  • 肌荒れ
  • 頭がぼーっとする

こうした症状は、ヒスタミンによって起こされている可能性があります。
そして、発酵食品は、ヒスタミンがものすごく多い食品なんです。

ヒスタミンって?

ヒスタミンは、体が有害物質(アレルゲン)にさらされた時に、私達の免疫システムが、体を守るために分泌する物質として知られていますよね。でも免疫システムが正常に働いていれば、むやみにヒスタミンが分泌されて不必要に不快なアレルギー症状が起きることはありません。

また、私達の免疫システムが分泌するだけでなく、ヒスタミンは、実は多くの食品にも普通に含まれているんです。普通に含まれているだけでなく、発酵させたり、熟成させたり、燻製にしたりすることで食品中のヒスタミンは増加します。

牛乳よりもチーズ、ソーセージよりもサラミ、生肉よりも熟成肉、生果物よりもドライフルーツに、より多くのヒスタミンが含まれています。ちなみに、チョコレートも、カカオを発酵して作られる発酵食品ですから、ヒスタミンの多い食品なんですよ。

でも、通常、私達の体は、食品中のヒスタミンを分解する仕組みをもっています。その仕組みが正常に働いていれば、ヒスタミンは、神経伝達物質として働き、食物の消化を助ける酵素の分泌を促したりする働きをもっていて、決して悪い物ではないんです。

例えば、大豆は、それ自体でヒスタミンを多く含んでいる食品です。それに大豆は、食品表示義務が課されている7大アレルゲンのひとつです。ですから、その大豆を発酵させて作る、納豆味噌醤油などに含まれているヒスタミンの量は膨大です。でも、大豆そのものにアレルギーがある人も発酵した味噌・醤油は大丈夫な人は多いですよね。なぜなんでしょう。

  • 食品中のタンパク質に対する私達の免疫反応(食物アレルギー反応)=ヒスタミンが体内で分泌される仕組みと
  • 食品中のヒスタミンに対する体の反応=ヒスタミンを分解する仕組み

の違いです。どちらもヒスタミンが関与していますが、混同しないでね。

ヒスタミンを体内で分解できない人がいる

今回、問題にしたいのは、体内のヒスタミンを分解する仕組みをもっていない人、あるいは、その仕組みが機能していない人です。

具体的には、

SIBO(小腸内細菌過剰繁殖)がある人: SIBOとは、通常大腸にいるべき菌が、小腸や十二指腸で繁殖してしまっている病気で、現時点では抗生物質も乳酸菌治療も効果ないと言われています。SIBOがあると、体内のヒスタミンレベルが上昇することが判っていて、食品中のヒスタミンに対する許容量が失われます。SIBOがある人は、血中ビタミンB12濃度が異常に高くなるという特徴もあります。

DAO(ジアミンオキシダーゼ)を分泌できない人: DAOはヒスタミンを分解する体内酵素です。遺伝子異常によって、この酵素を体内で造ることができない人がいます。遺伝子検査で判明させることができます。

大きな問題は、自己免疫疾患(例:リューマチ、橋本甲状腺炎、グレーブ病など)です。

「発酵食品は自己免疫疾患の万能薬」は、本当?

自己免疫疾患の患者さんには、通常、腸内環境を整えるよう指導が行われます。なぜなら、私達の免疫細胞の約60%が腸内にあるからです。そのため、発酵食品を多く食べることが推奨されます。

でも、SIBOやDAO遺伝子異常をもっている自己免疫疾患の患者さんにとっては、その食事指導は、単に、症状を悪化させることになるだけです。

血中のヒスタミン濃度が高くなると

SIBOやDAO遺伝子異常をもっていなくても、ヒスタミンが一時的にも体内の分解能力を超えて増え、体内のヒスタミン濃度が高くなりすぎてしまうと、冒頭で紹介した症状の他にも様々な健康上の問題が起こります。

これはアレルギー反応とも同じです。

  1. 脳の血管のムクミ。脳内の圧が高まり、頭痛や意識がぼーっとしたり、集中力が失われます。
  2. 偏頭痛。ワインや日本酒などの醸造酒はヒスタミンの多い飲料ですが、ワインや日本酒を飲むと必ず頭痛がするような場合は、ヒスタミンによる影響の可能性があります。(私は特に日本酒でこの症状が顕著にでます、二日酔いとも言いますが、笑)
  3. 肌荒れやジンマシン。特に、突発性じんましんの場合にはヒスタミンの影響かもしれません。
  4. 血圧の低下
  5. 喉のつまり感。顔や口腔内のムクミ。血管浮腫。
  6. 胸やけ。消化不良。胃酸逆流。(『ピロリ菌は病原菌ではなく共生細菌(2)逆流性食道炎』)
  7. 慢性疲労
  8. 頻脈や除脈。心拍数の急激な変化(早くなることも、遅くなることもあります。)
  9. イライラする。落ち着かない。混乱している。
  10. 鼻づまり
  11. 目のかゆみ、涙目、充血

体との対話が大切

こうした症状が、発酵食品を食べた後に起こることが多いかどうか、ご自分の体と対話することが大切です。

発酵食品を積極的に食べているのに、肌荒れが治らない、頭痛がするなど…. の人は要注意です。

SIBOやDAO遺伝子異常がなければ、発酵食品は腸内環境を調える素晴らしい食品です。でも、万人に効くものでも、万病に効くものでもないということを今回は、知っていただければ嬉しいです。

発酵食品に限らず、全ての食品について言えることですが、

テレビで良いと言っていたからと盲信するのではなく、ご自分の体が発する声に耳を傾けてみましょう。

ある人にとって薬となる食品も、あなたにとって毒になるかもしれません。
あなたにとって薬となる食品も、他の人にとっては毒になるかもしれません。

そして、あなたにとっての“適量”も、他の人にとっての“適量”とは限りません。

私達は、ひとりひとり異なります。ご自分のバイオ個性を大切にしてくださいね。

 

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 – 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) – を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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