食で心と体をつなぐ – ホリスティック・ヘルスコーチング の ソフィアウッズ・インスティテュート

あなたのバイオ個性に着目するNYC発ポストモダンな食事法

腸内ミクロフローラが私達の世界観を左右する

ここ1-2年欧米を中心に医療関係者の大注目を浴びているマイクロバイオーム(共生細菌のDNA)です。

ソフィアウッズ・インスティテュートのホリスティック美女講座『心と体をひとつに結ぶ食事- マインド・ボディ・コネクション(Authentic and Holistic Happiness – 本物で丸のままの幸せ)』でもお話した通り、マイクロバイオームの中でも特に、腸内に住み、免疫細胞と協働する微生物(ミクロフローラ)は、私達の心と体の健康にとても大きな関係をもっています。

そうした、私達と共生している微生物(細菌)が、私達の健康だけでなく、行動や情動と深く関係しているということが、科学的な事実であることを示した最初の研究について、今回はご紹介します。

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2013年の専門誌『Gastroenterology(消化器病学)』に発表された新しい研究は、腸内細菌/微生物(ミクロフローラ)が、私達の情緒に大きな役割を果たしていることを世界に向けて報告しました。

オッペンハイマー・ファミリー・センターのストレス神経生理学者であり、カリフォルニア大学医学部のクリステン・ティリッシュ博士は、36人の健康な女性を対象とした機能性ブレイン・イメージングを行いました。参加者は3つのグループに分けられ、ひとつのグループはプラシボ(偽薬)が与えられ、他の2つのグループのうちの1つには牛乳が、残りのグループには様々な種類の菌株が混ぜられている発酵乳製品が与えられました。

博士は、被験者の休息時の脳の活動と、様々な表情(喜怒哀楽)をした人の写真を見せた時の脳の活動を、それぞれMRI使って計測しました。

すると、発酵乳製品を与えられた人の脳の反応が、4週間後には、明らかに偽薬や牛乳を与えられた人とは異なっていることを発見しました。

発酵乳製品を与えられた人は、人の表情の写真を見せられた時、情動、内臓感覚、そして、体性知覚を司る脳内皮質を含む脳の機能性ネットワークで、反応速度が速まったそうです。更に、休息中の脳においても内因活性の変化が見られたそうです。それは、発酵乳製品が中脳内の仕組みを根本的に変化させたことを意味していて、結果、他者の感情に対して脳内の反応が早くなる(他者の感情に対して敏感になる)といった変化が現れたのではないかと報告されています。

この研究は、腸内細菌と脳内活動の関連性を初めて証明した貴重な研究となりました。

腸から脳へシグナルが送られ、食事内容によってそのシグナルが変化するという発見は、今日の消化器官の健康と情緒の安定性や幸福感とのつながりを明らかにするきっかけとなりました。

 

私達と共生する細菌については、日々、研究が進められています。その全てが解き明かされるまでには、まだ時間がかかるかもしれませんが、ひとつひとつの細菌のもつ役割について解明されれば、様々な病気を治すことができると考えられています。

どんな抗生物質も効かなかった細菌による感染症が、その細菌を食べる善玉細菌を移植することで、劇的に治癒したという臨床報告もあります。そうした報告を読むと、なぜか、映画『宇宙大戦争』を思い浮かべてしまいます。

宇宙人からの侵略攻撃に人類は絶滅の危機にさらされます。人類が開発した戦略兵器はひとつとして効果がありません。もはや地球は侵略されてしまうのかと思った時、宇宙人が、地球に上陸した途端に死に始めます。人類はなにもしていないのに死に始めるんです。なぜか・・・・・?地球上の細菌によって感染症を起こして自滅したというお話です。

人間が作った兵器よりも、何千億年も地球に住み続けている細菌の方が、地球外生命に対して強かったという話です。同様に、人間が創った薬(抗生物質)なんかよりも、善玉共生細菌の方が、悪玉感染菌には、効果があるということですよね。人間の体は深いです。

参考文献:

 

参考:
ミクロフローラとプロビオティクス – ボディ・エコロジーの考え方
生きている菌と死んだ菌
食物繊維で便秘解消?』日経ウーマン「ホリスティック美女講座」コラム
腸内環境の修復が必要かもしれない11のサイン
腸内細菌の構成には、遺伝子型よりも食事が優位
石鹸なし、シャンプーなし、バクテリア満載 – 私の衛生実験(翻訳シリーズ)
それはどこにでもいる
細菌がどのようにして私達を定義し、形づくり、癒してくれるのか(翻訳シリーズ)』

レシピ:『ピクルス基礎講座

 

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ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング

 

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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