食で心と体をつなぐ – ホリスティック・ヘルスコーチング の ソフィアウッズ・インスティテュート

あなたのバイオ個性に着目するNYC発ポストモダンな食事法

ローズマリーが阻害した、がん細胞のワールブルグ効果って何?(日焼け予防は2月から!?)


バイオ個性で食べる、心と体をつないで健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

 

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ローズマリーは地中海沿岸に自生していたハーブです。

小さな青い花をつけることから、「海のしずく」という意味のRosmarinus という属名がつけられたそうです。

特に、季節に関係なく花をつけます。

ローズマリーについては、2014年7月に「若返りのハーブ」として執筆しましたが、家庭の薬箱を超えて、ものすごい効能が次々に発表されていることから、あらためて、加筆することにしました。

(裏付けとなっている研究論文を最後に参考文献として一覧にしています)

胃がん細胞のワールブルグ効果を阻害

ローズマリーの成分であるロスマリン酸が、試験管試験と動物実験において、胃がん細胞のワールブルグ効果を抑制したことが報告されています。

ワールブルグ効果とは

有酸素な環境下でも,酸素を必要としない解糖系の代謝によって、がん細胞がアデノシン三リン酸ATP)を造る現象のことです。代謝物は乳酸に変換されます。

なんのこっちゃ?と思った方、

普通の細胞は、

酸素がある環境(有酸素な状態)では、細胞内のミトコンドリアで糖を代謝します(カロリーを消費してくれるということです)
有酸素運動が、エネルギー代謝/カロリー消費に有効な理由です。

でも、がん細胞は、

  • 酸素や栄養が流れている正常な血管から、酸素や栄養を自らに取り込むために新しい血管を造らなければなりません。
  • それを血管新生と呼ぶのですが、血管新生ができるまでは、低酸素/低栄養状態で生き延びなければなりません。
  • そのため、酸素を必要としない代謝の仕組み(酸素がなくても栄養補給できる仕組み)を生み出したと考えられています。

それが、ワールブルグ効果です。

そして、通常細胞のミトコンドリアによる有酸素の代謝よりも、

がん細胞が行う、低酸素の解糖系の代謝の方が効率が悪いので、がん細胞は、大量のグルコース(ブドウ糖)を必要とします。

がん患者さんが

  • 甘いものを欲する理由の一つですし、
  • 甘いものをたくさん食べても、太らず痩せていく理由のひとつです。

また、普段から、甘いものを食べ過ぎてはいけない理由のひとつでもあります。
知らないうちにがん細胞を育てているかもしれないのですから。

話を戻すと、

この酸素がなくてもブドウ糖を栄養に変えられちゃう、がん細胞特有の仕組みをローズマリーの成分が阻止したということです。

研究は胃がん(MKN45)細胞で行われましたが、他のがん細胞でも有効に働くのはないかと期待されています。

理由は、

がん細胞内では、増殖し過ぎて低酸素状態になるとHIF-1α(低酸素誘導因子1アルファ)と呼ばれる因子が活性化して、糖代謝が行われ、乳酸が増えるのですが(ワールブルグ効果)、

  • ロスマリン酸が、HIF-1αを阻害するように作用したこと、

また、ワールブルグ効果は、体内の内臓炎症によって促進されるのですが、

  • ロスマリン酸が、IL-6(インターロイキン6)と呼ばれる免疫反応をコントロールするサイトカイン(炎症因子に関係した経路と、
  • STAT3(シグナル伝達兼転写活性化因子3)と呼ばれる細胞の生存や増殖に関係しているタンパク質の活性を阻害し、

体内の炎症を抑制したことが観察されたためです。

肺がん細胞死を促進

次の仕組みは、記号の羅列でよくわからない(笑)名前ですが、

  • Aktタンパク質の生存経路
  • エムトア(哺乳類ラパマイシン標的タンパク質)とp70S6K(70-kDaリボソームS6キナーゼ)の標的
  • アポトーシス性タンパク質であるポリADPリボースポリメラーゼ(PARP)

と呼ばれている仕組みは、がん細胞の生存と増殖に関係しています。

ヒト非小細胞肺がん (NSCLC)のA549細胞において、ローズマリー精油が、こうした経路や物質を不活性化あるいは阻害したことが報告されています。

結果、ローズマリー精油は、投与量に比例してA549細胞(肺がん)

  • 分芽増殖と
  • クローン原性の生存率

を減少させ

  • アポトーシスを促進した

とのことです。

卵巣がん細胞を不活性化し、肝がん細胞死を促進

試験管試験ですが、ローズマリー精油が、2種類の卵巣がん細胞

  • SKOV-3 を 94%
  • HO-8910を 90%

を不活性化させたことが報告されています。

また、肝臓がん細胞では、

  • Bel-7402の 90%が48時間で死滅

させたことが報告されています。

ローズマリー精油の成分

  • αピネン
  • βピネン
  • 1.8シネロール

が、単体ではなく、相乗効果として抗がん作用を発揮しているとのことです。

高齢者の認知機能の回復

28名の高齢者(平均75歳)に乾燥ローズマリー粉末を用いて、

認知機能の回復効果を検証するために無作為-プラセボ対照-二重盲検-反復測定-交差試験が行われました。
(被験者と試験官の双方において、先入観が入り込まないようにデザインされた実験が繰り返し実施されたという意味です)

偽薬を処方した時と比較して、

  • 最も低量のローズマリー粉末750mg)を処方した時に、最も高い有意な効果が得られたとのことです。

一方で、

  • 最も多量のローズマリー粉末6,000mg)を処方した時には、逆効果となったそうです。

過ぎたるは及ばざるがごとしですね~。

この研究において低量で最も好ましい結果が現れたことから、通常の食事から得られる程度の量を長期間食べ続けた場合にも同様の効果が得られるかを今後検証する意義が生まれたと報告しています。

日焼け予防と皮膚がん予防

ヒト表皮角化細胞株ケラチノサイトに紫外線(UVB)を照射する実験では、

ローズマリーの精油と柑橘類の精油の混合油で細胞を処理すると、

  • 細胞の生存率が有意に高かったことが報告されています。
  • また、細胞内のDNAのダメージも少なく、リンパ球内の染色体異常も減少していたそうです。

更に、ローズマリーの精油と柑橘類の精油の混合油250mgを被験者に飲んでもらい最小紅斑量 (MED)を測ったところ、

  • 8週間、飲み続けると、飲んでいない被験者と比較し、34%最小紅斑量が増え、
  • 12週間、飲み続けると、56%増えた

と、報告されています。

最小紅斑量試験光線過敏症の検査のひとつです。

UVBを照射して、24時間後に皮膚に紅斑を生じさせるのに必要な最小光線量を測定します。

研究者は、詳しい仕組みの探求が必要だが、

  • 柑橘類フラボノイド
  • ローズマリーポリフェノールジテルペン(レチノールなどの成分)

の相乗効果によるものと考えられ、経口投与でも効果があることの証と述べています。

12週間というと、3か月。紫外線が強くなる5月に向けて準備するとなると、2月頃からローズマリー精油と柑橘類の精油を大量にお料理に使い始めると良いわけですね。。。

殺菌効果と血行促進

ローズマリー精油殺菌効果や血行促進効果によって

  • 頭皮
  • 毛量

の改善の効果もあることが報告されています。

お料理に活用するには

ローズマリーは紫蘇科のハーブです。

すっきりとした、やや刺激的な香りがローズマリーの特徴です。

ローズマリーは、地中海地域原産なので、地中海料理に多く用いられているハーブです。

この地域人々が他のヨーロッパ地域や北米の人々よりも癌の発症率が低い理由のひとつではないかと考えられています。ちなみに、ギリシャ人の癌発症率は、米国人の半分ほどだそうです。

ローズマリーのお料理への活用方法については、『キッチンを薬局に – 基本の15ハーブの効能と使い方(2)』をご覧くださいね!

 

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参考文献:

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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