食で心と体をつなぐ – ホリスティック・ヘルスコーチング の ソフィアウッズ・インスティテュート

あなたのバイオ個性に着目するNYC発ポストモダンな食事法

葉酸には2種類あるって知ってますか?

葉酸の食物摂取基準

成人の一日の推奨値: 240μg
上限値(限界値): 1,000μg

食品中の葉酸の大半は、酵素たんぱく質と結合した状態で存在しています。加熱調理によって活性が失われやすいのが特徴です。胃酸の働きによって、葉酸は酵素たんぱく質から遊離された後、腸内の酵素によって消化され、小腸の上皮細胞で吸収されます。葉酸は、そのままでは、消化吸収されないことを理解しましょう。葉酸

葉酸欠乏症

葉酸は、細胞が新生する際のタンパク質、遺伝子、核酸の合成に関わっているビタミンなので、胎児の成長には欠かせないビタミンです。妊娠中の女性にシミができやすいのは、胎児の成長に葉酸が奪われたことで、自身の皮膚細胞の再生のための葉酸が不足したことが原因であると言われます。

葉酸が不足すると、骨髄の中で赤血球が新生されにくくなり、悪性の貧血を招きます。また、腸管粘膜の細胞の新生にも関わっていることから、不足すると潰瘍の原因となることがあります。

また、葉酸が効果的に働くためには、ビタミンB12が必要で、正常に働くためには、ビタミンCが必要です。

参考:
ビタミンB12の多い食品
ビタミンCの多い食品

妊娠希望の女性への注意事項

葉酸は、妊婦さんには欠かせない栄養素ですが、妊娠前の葉酸の体内濃度も胎児の成長に重要なんですよ。

葉酸が十分に摂取されていないと、胎児の神経管閉鎖障害が起きます。胎児の神経管閉鎖障害とは、受胎後およそ28 日で起こる神経管の形成異常で、無脳症・二分脊椎・髄膜瘤などの異常となって現れます。それには、受胎後の葉酸の摂取が大きく影響しており、妊娠からの葉酸の十分な摂取が神経管閉鎖障害の発症リスク低減に有効であることが数多くの研究から明らかにされています。ですから、妊娠を希望している女性は、日頃から、葉酸豊富な食事を心がけていることが大切です。

葉酸そのものだけでなく、葉酸代謝に関連する酵素も、神経管閉鎖障害の発症リスクの低減に関連しているという報告もあります。上に記載したビタミンB12、ビタミンCも欠かせないということですね。

その他に葉酸摂取によってリスク低減が期待される胎児奇形には、口唇・口蓋裂先天性心疾患があげられます。

重要な神経管の形成が起きる妊娠初期に、母体が十分な葉酸栄養状態であることが望まれます。妊婦さんが食事から摂る葉酸の量としては、1日800 μgが厚生労働省より推奨されています。

※ サプリメントで摂取する際の注意事項について後述しますので、必ず確認してくださいね。

心疾患・脳血管障害予防と葉酸との関係

葉酸を十分に摂取している人ほど、脳卒中、心筋梗塞など循環器系疾患を起こす率が低いとする報告が多数あります。

過剰摂取による副作用

1,000μg以上の葉酸の摂取において、成人において神経管閉鎖障害の発症が認められたとする報告があります。葉酸は少なすぎても多すぎても神経障害を起こす可能性のある栄養素だと言えますね。

食事から摂る場合には、それほど心配する必要はありませんが、サプリメントから摂る場合には、過剰摂取とならないよう注意が必要です。過剰摂取以外にも葉酸のサプリメントには危険なものがあります。後述しますので、ご確認ください。

葉酸を多く含む食品

葉酸葉酸を多く含む食品2

葉酸を多く含むフルーツについては、葉酸 果物

葉酸のサプリメントの危険性

ご存知ですか?葉酸には、2種類あることを。日本語では両方を「葉酸」と表記するので区別ができないのですが、英語では、ひとつを Folate(フォレイト)、もうひとつを Folic Acid (フォリック・アシッド)と呼び区別されています。

Folate は、食品に含まれている天然の葉酸です。そのまま私達の体が活用できる状態、つまりメチル化されて存在していますので、肝臓によって変換される必要もなく、スムーズに体内に吸収されます。

Folic Acid は、サプリメントや機能強化食品などに使用されている化学物質です。そのままでは私達の体が活用できないため、一旦、肝臓によってメチル化される必要があります。しかし、日本人固有の遺伝子によって、日本人の約12%の人が、Folic Acid のメチル化ができません。そのため、サプリメントを飲んでいても、葉酸欠乏に陥る可能性があるのです。

Folic Acid の問題はそれだけではありません。

Folic Acid の危険性

  • Folic Acid が、乳がん大腸がんの発症リスクを高めたとする研究報告があります。
  • 妊娠中の女性Folic Acid を摂取することで、胎児の気管支の成長を妨げ先天性の喘息を発症させるとする事例が報告されています。胎児の成長に欠かせない葉酸ですが、Folic Acid は胎児を病気にするのです。

5MTHF_suplrg以上の理由から、私のNYCの学校の先生でもある予防医学の権威ジョエル・ファーマン医学博士は、葉酸をサプリメント(Folic Acid、化学物質)から摂ることに警鐘を鳴らしています。

大抵のマルチビタミンに含まれている「葉酸」は、Folate ではなく、Folic Acid です。

もちろん、Folate (5メチルテトラヒドロ葉酸、L-5-methyltetrahydrofolate、L-5-MTHF)のサプリメントも存在しています(右写真)。Folate だけの特殊なサプリメントとして、医療用水準で製造販売されているものです。購入するなら、5メチルテトラヒドロ葉酸、または、L-5-MTHF と記載されている Folate のサプリメントを購入してくださいね。

日本語表記されている「葉酸」のサプリメントは、その「葉酸」が、Folate なのか、Folic Acid なのか製造元に必ず確認してくださいね。サプリメントだけでなく、最近では、炊飯前のお米に入れるだけで葉酸を追加することができるといった製品も販売されているようですが、それが、Folate なのか、Folic Acid なのか、販売元あるいは製造元に確認してからご使用くださいね。家族の健康のためにと行ったことで、家族を病気にしてしまうかもしれません。

葉酸に限らず、栄養は、化学的に合成されたサプリメント錠からではなく、自然食品から摂ることを優先的に考えてくださいね。

※ この2つの葉酸を区別なく勧めるヘルスコーチや食事指導者には、本当に栄養素についてアドバイスできる資格を有しているのか、確認した方が良いように思います。ちなみに医師免許取得に必要な学問に栄養学の修得は含まれていませんので、一般の医師には知らない人が多くても不思議はありませんから、医師に確認するなら、機能性医療や代替医療を実践している医師に確認すると良いでしょう。

 

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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参考文献:”DO NOT take multivitamins that contain folic acid. And if you are pregnant, DO NOT take prenatal vitamins that contain folic acid!“, Joel Fuhrman M.D.

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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