食で心と体をつなぐ – ホリスティック・ヘルスコーチング の ソフィアウッズ・インスティテュート

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薬といっしょに食べてはいけない食べ物

一般的な処方薬といっしょに食べると、薬の効果が損なわれてしまったり、薬の効果が強く出過ぎてしまったり、副作用が出たりする食べ物があるってご存知でしたか?442

ここでは、7種の食べ物と、一緒に飲むと好ましくない反応を起こしてしまう薬を紹介します。

でも、これらの食品を食べるのを諦める必要はありません。

食べる量を減らしたり、薬の服用から1-2時間開けることで、好ましくない作用を防ぐことが可能です。

ただ、ここに列挙した食品と薬の相性は、全てを網羅しているわけではないので、やはり、

  • お医者様に確認する
  • 処方薬の用法をちゃんと読む
  • 薬剤師に相談する

ことを、必ずしてくださいね。

1.バナナ

一緒に飲んではいけない薬:

1. ACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬: 血管拡張を引き起こす腎臓のアンジオテンシンの形成を阻害する薬剤で、高血圧の改善や心筋梗塞の治療として処方されます。

  • カプトプリル(商標名キャポテン)
  • エナラプリル(商標名バソテック)
  • リシノプリル(商標名プリニヴィル、ゼストリル等複数)

2. トリアムテレン(商標名ディレニウム、ジウテレン等):利尿剤や高血圧治療薬として処方されます。

理由:

  • これらの薬は、体内のカリウム濃度を高めることで、高血圧を改善するように作用します。
  • 体内のカリウム濃度が高くなりすぎると、不整脈が起こります。
  • カリウム濃度を高める作用のあるこれらの薬と一緒に、カリウム含有量が高い食べ物を食べると、体内でのカリウム濃度が高くなりすぎてしまう危険があるため、これらの薬が処方されている間は、避けることが望ましいと言えます。バナナの他にも、多くのフルーツ緑の葉物野菜などです。
  • あるいは、カリウムの多い食品を多く食事に摂りいれることを条件に、これらの薬を減らせるかどうか医師に相談してみても良いと思います。

カリウムの多い食品
カリウム豊富なフルーツガイド(春~初夏)
カリウム豊富なフルーツガイド(夏)
カリウム豊富なフルーツガイド(秋)
カリウム豊富なフルーツガイド(冬)

2.ケール

一緒に飲んではいけない薬:

1. ワーファリン(商標名クマジン等):血液をサラサラにする薬で、脳梗塞、心筋梗塞などの治療薬として処方されます。

理由:

  • ケールだけでなく、他の濃い緑色の野菜ブロッコリーキャベツホウレン草芽キャベツなど、ビタミンKが豊富な野菜には、血液を凝固させる作用があります。
  • そのため、ワーファリンと一緒に食べることで、血液さらさら効果を阻害してしまう可能性が高まります。

ビタミンKが豊富な食品
実は薬草だったセロリ

3.甘草(リコリス)

一緒に飲んではいけない薬:

  1. ジゴキシン (商標名ラノキシン):不整脈と特定の心不全の治療のために処方されます。心筋の中に入っていくカルシウムの量を制限することで、心臓が正常に機能するのを助けます。
  2. 血圧安定剤抗血液凝固剤鎮痛剤避妊薬など

理由:

  • 甘草に含まれているグリチルリチンという成分が、不整脈を悪化させ、ジゴキシンと一緒に飲むと死に至ることもあります。
  • また、甘草には、特定の薬血圧安定剤、抗血液凝固剤鎮痛剤避妊薬などの作用を阻害する作用があります。

甘草(リコリス)は、多くのキャンディー清涼飲料水に添加されていますので、注意が必要です。ただし、本物の甘草抽出エキスが対象です。合成香料で甘草(リコリス)味をつけているものは、問題ありません。(もちろん、合成香料自体の問題はありますが)

また、漢方薬の成分となっている場合やサプリメントの味付けに使われていることも多いので、必ず、医師・薬剤師に相談してくださいね。

4.牛乳と乳製品

一緒に飲んではいけない薬:

  1. テトラサイクリン: 皮膚トラブル、ニキビなどの治療に処方されることがある抗生物質です。

理由:

  • 牛乳と乳製品だけでなく、カルシウムが豊富な食品が問題です。カルシウムは、テトラサイクリンの体内吸収を阻害します。
  • テトラサイクリンは、食事の1時間前に飲むか、食後2時間経ってから飲むと効果があると言われています。
  • 抗生物質は、病原菌だけでなく、腸内の善玉菌も殺してしまうので、抗生物質が処方されている時は、発酵食品を積極的に食べて欲しいのですが、ヨーグルトを食べる際には、時間管理が大切ということですね。

カルシウムを多く含む食品

5.グレープフルーツジュース

一緒に飲んではいけない薬:

  1. アトルバスタチン(商標名リピトール)ロバスタチン(メバコール): 血中コレステロール値(高脂血症)の改善や、脳卒中、心臓発作、狭心症(胸の痛み)等の予防のために処方されます。体内でコレステロール生成を促進する酵素を阻害し、コレステロールの分解を促進させます。スタチンの一種です。

理由:

  • グレープフルーツジュースは、薬の肝臓での吸収を促進し、血中濃度を高めてしまうため、副作用を起こす危険性が高まります。
  • グレープフルーツとグレープフルーツジュースは、他の薬に対しても作用を強めてしまう可能性があるので、日常的にグレープフルーツを食べたり飲んだりしている人は、必ず、お医者様にご報告していただくか、次のお薬に変更できないかご相談してみてくださいね。

グレープフルーツとの副作用がなく安全性が確認されているコレステロール低下薬と降圧剤:

  • プラバスタチン (商標名プラバコール)
  • フラバスタチン(商標名レスコール)
  • ロスバスタチン(商標名クレストール)
  • アムロジン(商標名ノルバスク)
  • ヴィラパミル(商標名カラン、ビンポセチン、イソプチン)
  • ジルチアゼム(商標名カルディゼム)

6.サラミ

一緒に飲んではいけない薬:

  1. メトロニダゾール(フラジール)リネゾリド(商標名ザイボックス):細菌感染症の治療のために処方されます。
  2. モノアミン酸化酵素阻害薬(フェネルジン、商標名ナルジル):抗うつ薬として処方されます。

理由:

  • チラミン(アミノ酸の一種)が多くふくまれている食品や飲料と一緒に摂取すると、血圧が急上昇します。
  • チラミンは、熟成されたり、発酵されたり、燻製されたりした食べ物に含まれています。例えば、熟成チーズプロセスチーズアンチョビ乾燥サラミなどに含まれています。また、バナナチョコレートアボカド、とアルコール飲料にも含まれています。

7.クルミ

一緒に飲んではいけない薬:

  1. レボチロキシン(レボサイロイドレボキシルシンサイロイド):甲状腺ホルモン障害の治療に処方されます。

理由:

  • クルミに限らず、食物繊維が多い食品は、これらの薬の体内吸収を妨げることがあります。
  • そのため、食物繊維豊富な食事傾向がある場合には、医師に相談の上、用量を増やしてもらう必要があります。
  • また、これらの薬は、朝食の30分前に飲むよりも、寝る直前に飲むことが望ましいと言われています。

8.海苔・ワカメ

一緒に飲んではいけない薬:

  1. メトトレキサート(商標名メソトレキセート 、商標名リウマトレックス):抗がん剤として、あるいは、抗リウマチ薬として処方されます。葉酸を活性化する酵素の働きを阻止し、核酸の合成を阻止し、がん細胞の増殖を抑制します。また、免疫グロブリンや抗体、リンパ球の増殖を抑制することによって、過剰な免疫反応を抑制します。また、滑膜組織や軟骨組織の破壊に関係するコラゲナーゼを抑制します。

理由:

  • 海苔やワカメには、葉酸が豊富に含まれているので、葉酸を活性化させないように働く薬の効果を阻害してしまいます。
  • 海苔やワカメに限らず、葉酸が豊富な食品は避けることが大切です。

葉酸を多く含む食品

9.チョコレート

一緒に飲んではいけない薬:

  1. モノアミン酸化酵素阻害薬(フェネルジン、商標名ナルジル):抗うつ薬として処方されます。
  2. メチルフェニデート(商標名リタリン):抗うつ剤として処方される中枢神経系刺激薬
  3. アンビエン(ゾルピデム):不眠症や不安の治療のために処方され、イミダゾピリジン(鎮静・催眠薬)の一種です。

理由:

  • チョコレートをモノアミン酸化酵素阻害薬といっしょに摂ると、血圧を急上昇させることが報告されています。
  • メチルフェニデートといっしょに摂ると、中枢神経系への興奮を強烈に刺激してしまうことが報告されています。
  • アンビエンといっしょに摂ると、その鎮静効果・不安解消効果を阻害してしまうことが報告されています。

10.お酒

一緒に飲んではいけない薬:

大抵、どの処方薬も市販薬もアルコールと一緒に飲まない様にという注意書きがついています。たった1杯のワインでも十分、悪い副作用の原因となります。

理由:

  • 医薬品と一緒にアルコールを飲むと、酔いの症状が強烈になって作用します。
  • 体内出血動悸心疾患など、深刻な副作用を起こすこともあります。
  • アルコールは、薬の効果を減少させるだけでなく、無効にしてしまうこともあり、毒性を発生させてしまうこともあります。例えば、チレノール(アセトアミノフェン)とアルコールを一緒に飲むと、肝臓を傷めます。

11.サプリメント

  • ビタミンやミネラルやハーブの無害に思えるサプリメントも、特定の薬といっしょに飲むことで、健康障害を起こすことがあります。
  • 鉄分を含むマルチビタミンは、多くの薬の効能をブロックしてしまいます。
  • ハーブ薬草)が最も深刻な害をもたらします。漢方薬と同じで、効能が強いだけに、医薬品との相互作用も強烈に出ることがあるのです。
  • セントジョーンズワートが最も問題のあるハーブと言われています。例えば、咳止め薬や抗うつ剤や頭痛薬と一緒に摂ると、高血圧、心拍数の急増、意識の混濁、筋肉痛などセロトニン症候群を引き起こし、最悪の場合、死に至ります。

その他、医薬品との副作用が報告されてるサプリメント成分

  • マグネシウム
  • カルシウム
  • イチョウ

なぜ私はマルチサプリメントを飲まないのか

病院や薬局に行った際には、必ず、既に飲んでいる薬について、医師や薬剤師伝えるだけでなく、サプリメントについても忘れずに伝えるようにしてくださいね。

なお、食品(特に、グレープフルーツ、ガーリック、セントジョーンズワート)と医薬品との相互作用(副作用)についての最新情報は、フロリダ大学薬学部が都度、更新・公表してくれていますので、英語ですが、処方薬をもらった時には、確認してみると良いと思います。

 

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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参考文献:

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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