チアシードを和食に活用する方法とチアシードを食べると危険な人

2016/04/25/
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バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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チアシードもスーパーフードの仲間入り

チアシードやフラックスシードなど、スーパーフード、スーパーシードについては、もう既に多くの人が知るところだと思います。

昨年(2015年)くらいから日本でも人気がでてきましたね。

実際、2015年に、雑誌『からだにいいこと』からインタビューを受けて、スーパーシードチアシードフラックスシードヘンプシード等)の食べ方や機能についてコメントさせていただきました。

チアシードの使い方

チアシードの使い方には、大きく分けて3つあります。

  1. すりつぶす (すりつぶした後でも、フラックスシードとは異なり、酸化しにくいですよ)
  2. 液体で戻す (原則:チアシード1杯に対して、9倍の水分で戻す。冷蔵庫で約2週間もちます)
  3. 発芽させる

すってから使う

ヘンプシードやゴマと同様に、チアシードの殻は硬いので、ただ、ふりかけるだけでは、体内で消化されず、そのまま排出されてしまいます。そのためすりつぶすことが大切です。

液体で戻してから使う

また、チアシードは水分をその9倍吸収します。

そのため、そのまま食べてしまうと、体内(喉や胃など)の水分や粘液を吸収して体内に貼りつき、その後、様々な不快な状態を招いてしまうことが報告さているので、必ず液体で膨らませてから食べることをお勧めします。

加熱しない

ゴマは炒って使えますが、チアシードは熱に弱いので、炒ってはいけません。

焼き菓子など熱を加える料理に使うのもお勧めできません。

チアシードに期待されている機能

チアシードにもオメガ3不飽和脂肪酸やリグナン(植物性エストロゲン)が多く含まれていることから、次のような機能があると期待されています。

  • 心疾患予防・高血圧予防 (米国心臓協会(American Heart Association)が推奨)
  • 血糖値の正常化
  • 関節炎の緩和
  • 乳がん・子宮がんの予防と増殖抑制 (参考文献参照のこと)
  • 基礎代謝の向上
  • 神経伝達物質の作用促進 (豊富なカルシウム)
  • 骨粗鬆症予防 (カルシウムの吸収を促すボロンを含有している)
  • 筋肉増強 (20種のアミノ酸全てを含有)
  • 美肌効果
  • 腸内デトックス (液体で戻して使った場合
  • 満腹感 (過食の予防)
  • 乾燥肌の改善

チアシードをデザートにすることに飽きた皆さまへ

チアシードをジェルにしてデザートとして食べることには、既に飽きてしまったかもしれないあなたに、今回は、チアシードを和食として使えないだろうかと思い、こんなことをしてみました。

せっかくスーパーな効能をもっているチアシードも、スムージーに入れるだけでは、いくらなんでも飽きてしまいます。少なくとも私は飽きました(笑)。

いつもの食事に、和食として色々活用できたら、飽きません。

春野菜のチアシード・ジェル出汁和え

春野菜のこごみとタラの芽と、やっぱり今旬のアスパラガスを湯がいて、ジェル出汁で、和えてみました。

お野菜を湯がく時、沸騰したお湯ではなく、沸騰直前に火を止めたお湯の中で、しゃぶしゃぶするくらいがいいです。

湯がいた後、冷水にさらすと春野菜は固くなってしまうので、ザルに揚げて冷ますといいですよ。

こごみの頭はつぶれやすいので、他の部分とは別に湯がくと、形が綺麗に残ります。また、ジェル出汁と和える時も、頭だけ別に和えて、盛り付ける時に、いっしょにすると安心です。

チアシードを使った和風ジェル出汁

濃いめに作った出汁でチアシードを戻して、ジェル出汁にしています。

チアシードが出汁をジェル化してくれているので、お野菜といい感じに絡まって、美味しくいただくことができました。

お浸しにするよりも、お野菜の色合いを綺麗なまま維持できます。

また、ジェル出汁が直接、舌に触れることで塩分を感じやすいため、お浸しにするよりも、かなり塩分少なめでも、十分美味しくいただけます。

ちなにみ、アスパラガスの詳しい機能については『アスパラガス』をご参照ください。

チアシード和えのバリエーション

今回は、濃いめの出汁で、チアシードを戻しましたが、次の調味料?で戻したら、お料理のレパートリーが広がります。

  • 梅酢
  • 辛し和えの出汁
  • 醤油
  • 冷やしあんかけのあん(片栗粉を使わずにトロみを出す)

ただ、繰り返しになりますが、チアシードに熱を加えないように気をつけてくださいね。

チアシードに豊富に含まれているオメガ3不飽和脂肪酸は、熱に弱いので、チアシードは茹でたり、炒めたり、といった加熱調理には向きません

チアシードには依存性がある?

チアシードには、依存性があるという報告があります。

そのため、いくらチアシードがスーパーシードとは言え、毎日食べることは好ましくないと考えられています。

時々、食事に取入れる程度が調度良いでしょう。

チアシードを食べる前に医者に相談すべき人

オーガニック・チアシードは、米国食品医薬品局(FDA)から安全な食品として認定されている食品です。でも、その摂取に気をつけなければならない人もいます。

次に挙げる人達は、チアシードを食事に取入れる前に、医師と相談してくださいね。(それぞれの裏付けについては、下の参考文献を参照してください)

胃腸に不調がある

チアシードの豊富な食物繊維が症状を悪化させると言われています。

アレルギーがある

チアシードのタンパク質がアレルゲンとなる人がいるとEUが報告しています。

抗血液凝固剤を服用している/手術前

チアシードは血液サラサラ効果が高いため、ワーファリン等抗血液凝固剤を処方されている人は注意が必要です。血が止まらなくなります。

前立腺がんがある

または、前立腺がんの家族がいる人は、チアシードに豊富に含まれているαリノレン酸が前立腺がんの発症リスクを上昇させるという報告と、一方で、リスクが軽減されたという報告の両方があります。影響が確定されていないため、避けた方が無難です。

妊婦&授乳婦

妊婦と授乳婦への影響については、十分な調査が行われていません。そのため、念のため避けることが好ましいと考えらえています。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

春のお食事を楽しむのなら、『春分をホリスティックに過ごしませんか?』が参考になるかもしれません。

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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参考文献:

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング