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女性ホルモンのエストロゲンとビタミンB6欠乏症

Nutritional Concerns of Womenに掲載された論文からご紹介します。

ピル

経口避妊薬(ピル)を服用している方は、いらっしゃいますか?

避妊目的ではなく、生理痛やPMSの緩和のために処方していただいている方もいらっしゃるのではないでしょうか。あるいは、更年期症状の緩和のためにエストロゲンの充填療法を受けていらっしゃる方もいるでしょう。

以前から、ピルの服用が、ビタミンB6に影響を与えると懸念されていました。実際に、必須アミノ酸のひとつトリプトファンを代謝する体内経路での異常が、様々な「エストロゲン-プロゲステロン」併用型避妊薬を摂取している女性で観察されています。

女性ホルモンのエストロゲンは、直接的に、あるいは副腎皮質経由で間接的に、通常よりも多くのトリプトファンナイアシン合成に誘導してしまうことが判っています。なぜ、誘導してしまうのかについての機序は、未だ不明です。

トリプトファンからナイアシンを体内合成する際に、ビタミンB6が触媒として使用されます。

つまり、必要以上のナイアシンが合成されるということは、それだけ必要以上のビタミンB6が触媒として使われるということで、結果として、ビタミンB6欠乏症が起きます。

欠乏症には次のような症状があります。

  • 虫歯
  • 肌のハリが失われたり、抜け毛が多くなったりの、老化症状
  • 脂肪肝、肝硬変、コレステロール血症、動脈硬化
  • 糖尿病
  • 運動中や睡眠中のケイレン、神経障害、神経衰弱、錯乱

ビタミンB6欠乏症の詳細については、こちらをご覧ください。

トリプトファンは、幸福ホルモンであるセロトニンの材料でもありますから、そのトリプトファンがセロトニンの合成ではなく、ナイアシンの合成に使われてしまうことが、ピルを服用している女性やエストロゲンの充填療法を受けている更年期の女性にみられるうつ症状の原因ではないかとも示唆されています。

以上のことから、ピルを服用されている方やエストロゲンの補充を受けている方、つまり、女性ホルモンのバランスを人為的に調整している方は、

  • 意識的にビタミンB6の多い食品(ナッツ&シーズ)を生活の中に摂り入れるようにしてくださいね。
  • また、当然のことながら、トリプトファンの多い食品(お豆、魚、豚肉、鶏肉)も食べるようにすることをお勧めします。

 

参考:

ビタミンB6の多い食品
トリプトファンの多い食品

薬ではなく、食事で女性ホルモンのバランスを改善したい方は、こちらを参考にしてくださいね。
エディブルレメディズ- 女性ホルモンに効くハーブ
更年期症状の緩和と予防 - 食事法
生理痛がつらい、PMS(月経前症候群)がひどいですか? – 西洋医学
生理痛やPMS(月経前症候群)がひどい – 東洋医学

 

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ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング

 

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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