食で心と体をつなぐ – ホリスティック・ヘルスコーチング の ソフィアウッズ・インスティテュート

あなたのバイオ個性に着目するNYC発ポストモダンな食事法

東洋医学によるアンチエイジング

女性は歳をとるだけで「陰」の影響が強くなる

陰陽コラム「東洋医学の陰陽法と体調」で、基本的な考え方をご説明しましたが、陰陽は、自然エネルギーだけでなく、私達の中にもあります。五臓は「陰」で、六腑は「陽」です。背中は「陽」でお腹は「陰」です。また、性別にも陰陽があり、女性は「陰」で、男性は「陽」です。そして、年齢にも「陰陽」があります。子供の時は「陽」です。しかし、歳を取ってくると「陰」の要素が次第に増えていくと考えられています。

東洋医学では、原則的に、なにごとも「中庸」が好ましいと考えられていますが、私達女性は、もともと「陰」の性質をもっている、というか「陰」のエネルギーが多めで普通だとも言えます。

男性と対等にバリバリ仕事をしている女性は、知らない間に体が若干「陽」に傾いているかもしれません。そうした女性が、女子力アップするためには、「陰」の食べ物を意識的に食事に取り入れて、エネルギーを少し「中庸」に戻すと良いかもしれませんね。

反対に、男性の中で圧倒されてしまいそうな気分になっている女性は、「陽」の食べ物を多く食べて体内エネルギーを、やはり「中庸」に持っていくようにすると、少し気持ちが楽になるかもしれません。

アンチエイジングという観点で言えば、歳をとると、ただそれだけで体内エネルギーが更に「陰」に傾いてしまうので、意識的に「陰」の食べ物を避けることは素より、「中庸」に加えて、「陽」の食べ物を生活の中に増やしていくことが大切になります。そうすることで、自然&体内エネルギーと調和したアンチエイジングができます。

大豆の功罪

西洋医学では、更年期などに差しかかかり、女性ホルモンの分泌が低下してくる年齢の女性に、多くの大豆食品を食べることを勧めます。栄養学的に補足すると、大豆に含まれるポリフェノールの一種のイソフラボンには、抗酸化作用や活性酸素消去作用があり、抗腫瘍効果(抗ガン作用)があると言われていますから、大豆食品を意識して食べることは、一般的に大切です。

しかし、大豆イソフラボンの構造が女性ホルモンのエストロゲンに似ている(植物性エストロゲンの一種)ため、女性ホルモンが十分にある若い女性の大豆食品の食べ過ぎはホルモン異常を起こすとも報告されたことがあります。

でも、イソフラボン等の植物性エストロゲンは、女性ホルモン不足の時はそれを補い、過剰の時はそれを抑える働きがあることが後の研究によって判明しています。どの年齢層の人にも問題を起こすことはありません

また、お味噌醤油納豆テンペなどの大豆発酵食品については、大豆による悪影響が少ないと言う報告もあります。(ただし、甲状腺機能低下症子宮内膜症SIBOなどの病気を発症している方には大豆食品はNG食品です。)

参考:『甲状腺機能低下症の予防と改善(2) – 食事

つまり、西洋医学は、一般的には、アンチエイジングや健康維持のために大豆食品を日常的に取り入れることを勧めます。

一方、東洋医学の食品の陰陽表でみると、大豆食品の中でも大豆と豆腐は「陰」、お味噌と納豆は「中庸」、お醤油は「陽」です。

もともと東洋医学は、「中庸」の食べ物を多く食べることを勧めますから、どの年齢の人であっても、大豆食品を食べるなら基本は、お味噌納豆など「中庸」の発酵食品を食べることが好ましいと言えます。

そして、「陰」のエネルギーが不足がちの人(例えば、行動に女性らしさに欠けるとか、あるいは、生理不順など)、「陰」のエネルギーを補充することが必要な人には、大豆そのものや豆腐も有効だと考えます。反対に、「陰」のエネルギーが強すぎてしまう人(例えば、ネガティブ思考、行動が消極的、うつ状態、冷え症、更年期など)には、発酵させてから食べる方が良い食品だと考えます。

ホルモンでなく、気・血・水

そもそも、東洋医学には、「ホルモン」という概念が存在しません。そのため、女性特有の諸症状は、「気・血・水」のバランスが原因、特に、「血の道症(ちのみち・しょう)」だと考えます。

結果、西洋医学の様に女性ホルモンに直接働きかけるような治療をせず、食事療法や生活習慣の改善などによって、体内の「気・血・水」をバランスさせることによって、間接的にホルモンをバランスさせる方法を選択します。

それに、ホルモンそのものに働きかける方法は、様々な副作用が起こります。

更年期症状に悩む女性にむやみにホルモン充填療法を施すと、子宮内膜のがん子宮体がんや乳がん等の発症リスクを高めることが報告されています。

そういったことから、現在、医療現場で、更年期症状(女性ホルモンの低下によって起こると考えられている)の改善に最も多く処方されているのは、女性ホルモンを充填することではなく、漢方薬*だという事実を考慮しても、私達は食事によって、ホルモンの循環を間接的に調整できると考えてよいと思います。(*: 東洋医学は、中国の中医学、日本の漢方、韓国の韓医学を総称した言葉です。とはいえ日本の漢方も韓国の韓医学も、もともとは中国の中医学から派生したものなのですけどね。)

話を戻すと、西洋医学的に、アンチエイジングに効くと言われている生野菜のスムージーは東洋医学的には「陰」、生果物のスムージーは「強い陰」の飲み物なので、それは、若い御嬢さん方(「陽」)が、健康の基礎を若いうちに培っておくための飲み物で、本当にアンチエイジングが気になるお年頃になった御嬢さん方(「陰」)には、根野菜をたくさん使った温かいお料理(強い「陽」)がお勧めということになります。

あなたの納得が得られるのはどちらですか?頭で考えるのではなく、体と対話してみましょう。

陰陽表 – 食品
間接的に女性ホルモンバランスを整える食品(東洋医学)』
女性ホルモンのエストロゲンとビタミンB6欠乏症

 

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ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング

 

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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