直感に従って食べるための10箇条

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

心と体をつなぐホリスティックな食事法について、
ニュースレター登録者限定のキャンペーン情報等も配信しています。
ご登録は、こちらから
もれなく統合食養学ホリスティック栄養学冊子が無料ダウンロードできます

インテュイティヴ・イーティングとは?

インテュイティヴ・イーティングIntuitive Eating)という言葉を聞いたことありますか?

インテュイティヴ(Intuitive)とは、「直感的」という意味の英語です。つまり、インテュイティヴ・イーティング(Intuitive Eating)とは、

「直感に従って食べる」

ことを意味します。

統合食養学では「体の声に従って食べる」ことを勧めますが、体の声に従って食べる具体的な方法のひとつが、インテュイティヴ・イーティング、あなたの直感に従って食べる方法です。

もうひとつは、マインドフル・イーティングと呼ばれるものです。あなたの五感を使って食事をする方法です。詳しい「マインドフル・イーティング」については、『五感で食べるマインドフル・イーティング』を、ご覧ください。

直感に従って食べると聞くと、不安になる人がいるのではないでしょうか。食べたいものを食べて良いわけがないじゃないかと思うかもしれませんね。

その通りです。

つまり、直感に従って食べるということは、「体」の声を信じるということです。「頭」の声でも「心」の声でもありません。それを食べたいと思うその声を、誰が発しているのかに耳を傾けることが重要になります。「体」の声だけに従うことが重要です。

そのためには、あなたの直感の妨げになる心の状態や行動に、まず気づき、それらを取除くことが必要になります。

今回は、そのための10箇条をご紹介します。

1. 食事制限マインドを捨てる

ダイエット本を捨ててしまいましょう。

そうした本や雑誌は、体重を「素早く」「簡単に」「永久に」減らすことができるという幻想を抱かせるだけのものです。

新しいダイエット法が紹介される度に「これなら体重を減らせるかもしれない!」と、いう望みを捨てましょう。今までどれくらい、そうした誤った期待と幻想で、あなたをリバウンドに導いてきた嘘に対して、怒りを感じてください。

食事制限ダイエットは、一時的な効果はあっても、長期的には、空腹を刺激しもっと食べたいという欲求を強め、更に、体を省エネモードに切り替え脂肪が燃えにくい体を作るだけです。だからリバウンドするんです。

流行のダイエット法に従って食べるのは、「頭」の声に従った食事法です。

この詳しい仕組みについては、マインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースでしっかり学べます。

2. 空腹感に敬意を払う

体に物理的なエネルギー(良質な脂肪と炭水化物)を十分に与えてください。でなければ、過食のスイッチを入れてしまうことになります。

極度の空腹に自分自身を追い込むことで、腹八分目に食べることが困難になります。

空腹のサインに敬意を払ってください。そして、加工された食品を避け、自然食品を適度にバランスよく食べるだけです。自然食品をもう一度、信頼してください。

そして、真の空腹と偽の空腹を見極めましょう。体の空腹は真の空腹です。心の空腹は偽の空腹です。心が落ち込んだ時などに食べたくなるものは、「心」の声に従った食事です。心の空腹は、心の栄養でしか埋めることはできません。どんなに食べても飲んでも埋まりません。

体の空腹に従って食べましょう。

3. 食べ物と和平協定を結ぶ

食べ物と戦うことを止めてください。食べ物に「食べてはいけない」というレッテルを貼るのは止めましょう。

レッテルを貼るのは「頭」です。

特定の食べ物に「食べてはいけない」、「食べるべきではない」という頭の声に従ってレッテルを貼ると、返ってその食べ物を食べたくなる衝動が発生し、その食べ物への執着を生みます。

そして、とうとう禁断の食べ物に降伏した途端、あなたは食べることを止められなくなり、食べ過ぎ、結果、罪の意識から、自己嫌悪に陥るのです。

4. フードポリスにならない

少ないカロリーで食事をしている自分は「善人」

チョコレートケーキを食べた自分は「犯罪者」

こんな価値観に「ノー」と叫んでください。

フードポリスは、食事制限という理不尽なルールをあなたが守っているか監視しています。その警察署(ポリス・ステーション)は、あなたの心の深いところに作られています。そして、ネガティブなメッセージ、失望のフレーズ、罪悪感を大音量で流しています。

フードポリスをあなたの頭から追い出すことが、直感的に食べるために必要な一歩となります。

誰かが作ったルールではなく、あなたの体が本当に望むものを食べましょう。

5. 満腹感を尊重する

もうお腹は空いていない」という体からのシグナルに耳を傾けてください。

心地よく満腹になった時の体の感覚に意識を向けましょう。

食事の途中でひと呼吸置きましょう。そして、今の満腹度合いがどのくらいか感じてください。

心の空腹で「心」の声に従って食べていると、体が満腹した声が聞こえなくなります。そして必要もないものを食べ過ぎてしまいます。

食べ過ぎた後の体の声に耳を傾けてください。きっと気分が悪いはずです。そうなる前に、心の声ではなく、体の声に従って食べるのを止めましょう。

6. 心地よいと感じる環境をみつける

食事は、元来、喜びであり、楽しみなものです。

でも、痩せて健康的になりたいという熱望の中で、あなたの存在の原点となる恵みを忘れがちです。

快適で心地よい環境で、あなたが本当に食べたいと思っているものを食べる時に生まれる喜びは、あなたが満腹感を覚えるためにとても重要な役割をもっています。

あなたにとって心地よい環境で食事をしたら、満腹するのにそれほど多くの料理が必要ではないことに気がつくはずです。

あなたの脳は、無意識のうちに環境から影響を受けています。食事をする環境によっては、体の声が聞こえなくなり、多く食べ過ぎたり、満腹感を感じなくなってしまったりします。その逆も起こります。環境を整えることで、知らぬ間に体の声が自然と聞こえるようにもなります。詳しくは、『無意識に働きかけてマインドレス・イーティングを予防する12の方法』をご確認くださいね。

7. 食べ物以外で心を満たす

あなたの落ち込んだ気分を癒し、ストレスを解消し、問題から目を背ける手段として、食べ物を利用することを止めましょう。

不安、孤独、退屈、怒りなどは、誰しも経験する感情です。そして、その引き金をひくキッカケとなるものは、人それぞれ異なります。でも、確かなことは、食べ物は、あなたの心の問題を解決してはくれないということです

もしかしたら、食べ物は、心の痛みからあなたの注意を逸らし、一時的にあなたを癒してくれるかもしれません。辛い感情を麻痺させてくれるかもしれません。

でも、食べ物は、問題の解決にはなりません。それどころか、新たな問題(暴飲暴食、過食、依存症、肥満など)を生む可能性の方が大きいと言えます。だから、もし心の空腹を埋めるために食べるという行為に何等かの効果があるとしたら、長期的にあなたの気持ちをもっと落ち込ませるという効果だけです。

心の空腹は、心の栄養でなければ埋めることはできません。世界中の食べ物を食べても心の空腹は満たせません。

食べ物以外の方法で、心の穴を埋める方法を見つけてください。

8. あなたの体を好きになる

あなた自身の体を大切にしてください。好きになってください。

あなたの体型を必要以上に嫌ったり、憎んだりしないでください。

体の声に従って食べるためには、その体のことを信頼できなければなりません。体を好きでなければ、体が発する声をあなたは信じることができないかもしれません。

どんなに憎んでも、あなたはその体と一生共にしなければならないのです。ならいっそ、嫌いになる努力ではなく、好きになる努力をしてみてはいかがでしょうか。

体は、あなたが毎日生きていられるように、あなたの知らないところで、ものすごく緻密で複雑な仕事をしてくれています。あなたがどんなに嫌っても、体はあなたを生かそうとがんばってくれます。あなたを裏切ったりしません。

そんな体に感謝して、大切にしてあげてください。

そして、あなたのバイオ個性に従って、直感に従って、体の声に従って、食事をすることで、あなたの体は本来あるべき姿に自然と戻っていきます。

9. 運動した後の気分に気づく

軍隊のような運動は忘れてください。

ただ、今よりもちょっとだけ体を動かすようにしてみましょう。

そして、運動でカロリーを燃やすことに意識を向けるのではなく、運動をしている時のあなたの気持ちに意識を向けてください。

運動をした後で、あなたが体に感じる心地よさに注意を向けましょう

散歩をすれば、体重が減るというだけの理由では、なかなか早起きは続きません。でも、早朝の散歩がいかに気持ちがよく、心と体が軽やかになるかを感じたことがある人は、早起きをそれほど辛いと感じないでしょう。

10. 完璧ではなく向上を選ぶ

あなたが健康的だと実感でき、美味しいと感じられる食べ物を食べましょう。

完璧な食事をする必要はありません

一口ジャンクフードを食べただけで、一回の食事だけで、一日の食事だけで、栄養不良になることも、肥満になることも、病気になることもありません。

それは、食事制限ダイエットについても同じことが言えます。短期間に体重を減らすことができたとしても、それで健康になれるわけではありません。どうせすぐにリバウンドするのですから。

重要なことは、短期間だけ行う食事ではなく、毎日の生活の中で食べるベースの食事です。継続して食べる毎日の食事です。

日常のことですから、息切れしては意味がありません。だから「完璧」ではなく、「向上」を目指しましょう。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

「直感に従って食べる」ということは、あなたの体から発せられる声に耳を傾けて、その声に従った食事をするということ。

つまりそれは、

頭の声を無視する

ことです。

私が公認ヘルスコーチの資格を取得した、米国ニューヨークにある世界最大のヘルスコーチ養成学校を設立した校長先生は、次のようにおっしゃいました。

「健康でいることは、それほど難しいことではありません。
最も難しいのは、頭に、体に従うよう学ばせることです。」

もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

プライベート・ヘルスコーチング・プログラムについて
お気軽にご相談ください。
初回相談を無料でお受けしています。

あるいは、ソフィアウッズ・インスティテュートのマインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースで学びませんか?セルフドクターコースでは、あなたが食を通してご自身の主治医(セルフドクター)になるために、必要な知識とスキルを教えています。

新学期は、毎年3月と9月です。講座でお会いしましょう。

心と体をつないで健康と幸せを手に入れる
ニュースレターのご登録は、こちらから
統合食養学(ホリスティック栄養学)冊子が無料ダウンロードできます

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング