パーソナルケア商品6つの真実

2014/08/14/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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商品選びで気にしたいこと

化粧品やパーソナルケア商品を選ぶ時、できるだけ天然成分でできている安全なものを選びたいと思っています。お肌や髪に害のないものや、手や口から体内に入っても毒性のないものを選びたいです。

そんな時に注意してほしい、でも広く誤解されている事柄について、まとめました。

1. 商品ラベルや宣伝コピーに法的根拠はない

商品のラベルや宣伝文句に使われる「グリーン」という言葉には、何の意味もありません。同様に以下の言葉にも意味/定義はありません

  • サステイナブル
  • 環境にやさしい、エコ・フレンドリー
  • ヘルシー
  • ナチュラル
  • 無害
  • 安全
  • ピュア、純粋
  • ボタニカル、植物由来

私達は、これらの言葉が、健康にも環境にも良い商品であることを意味していると思いがちです。でも、ちゃんとした法的な定義があって使われているわけではありません。悲しいことに厚生労働省も消費者庁も経済産業省も、というか世界のどこかの国が、こうした言葉を定義しているわけでも、基準を設けて監督しているわけでもありません

もちろん「治る」とか「○○を飲むだけで痩せる」とかと言った効果を謳った宣伝文句については、厚生労働省から特定保健機能食品としての認定を受けていない限り使用できません

でも、それでも認定もないままに使用されているものも多いのも事実。事後的に消費者庁や公共広告機構(ACジャパン)の指導によって、その根拠が求められたり、改善要求がだされたこと等が時々ニュースになりますが、効果や効能にはふれずに、成分について、ただ“ナチュラル”と表示することには、なんの規制もありません。

極端に言えば、一滴でも植物性の成分が入っていれば、実際には、合成成分ばかりで作られていても、“天然成分配合”とか、“ボタニカル”とか、“ナチュラル”とか、“植物由来”とかという言葉を使っても誰にも取り締まられることはありません。

EcoCertNaturkosmetikBDIHUSDA Certified Organic、や日本の有機JAS認定機関などの民間(第三セクター)団体が、ある一定の品質を保証する仕組みを構築してはいますが、製品に使用する宣伝文句に原則規制はないため、消費者個人が商品知識を持つ必要があります。

2. 浸透力が問題

表皮に浸透するだけのものは、良いですが、真皮を超えて血液の中にまで浸透してしまうものは危険です。浸透力を謳った製品に使用されている成分に気をつけましょう。表皮でとどまる成分なのか、真皮を貫いてしまう成分なのかの区別が大切です。特にナノ化された成分を使用しているものは、その成分が血中にまで浸透してしまう可能性が大きいため意識的に避けることをお勧めします。

最近、胎盤から芳香剤の香りのする妊婦さんがいらっしゃるという話を聞きました。基礎化粧品だけでなく、洗濯用柔軟剤芳香剤の中にも、ナノカプセルに芳香剤を入れ、時間の経過とともに少しずつナノカプセルがはじけることで、香りを長続きさせたりする技術がすすんでいますが、そうしたナノ化された芳香剤は私達の呼吸器から体内に入り込み、そこから血中に取り込まれてしまうため、母親の血液を通して胎盤の中にまで入り込んで、誕生前の赤ちゃんの血液を汚染してしまうということです。

フラーレンとかミセルとかと言った言葉が使用されているケースもありますが、どちらも、ナノカプセルの形状や製造方法が異なるだけで、ナノ化された物質であることに違いはありません。

1ナノメートルは、0.000000001ミリです。そう言われても、大きさが想像できませんよね。風邪などのウィルスの大きさが、約0.0001ミリメートルです。花粉が約0.02-0.03ミリメートルです。ウィルスよりも小さいナノ化された化学物質がどれだけ体内に入り込みやすいか分かりますよね。

3. ビタミン配合だからと言って安全とは限らない

もちろん天然成分も合成成分も、もとを正せば全部、化学的な物質です。化学的な物質でないものは存在しません。

例えば、お水も水素分子2つと酸素分子1つが結びついたものです。そのまま「酸化水素」と呼ぶと危険そうです。お塩も「塩化ナトリウム」と呼ぶと、化学物質っぽいです。

化学物質としての名前で記載されているからと言って危険な物質ではないものもたくさんあります

一方で、一見、天然成分のように思われるビタミンを添加しているような場合には、健康に影響を及ぼす可能性があるという研究報告が、最近、増えています。

酸化防止剤として配合されることの多いビタミンC、また、アンチエイジング化粧品などに添加されているビタミンA(レチノール)などです。ビタミンと記載されていると天然成分であるかのように思えますが、添加物として使用されているビタミンは合成物です。

詳しい危険性については、マインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターで教えています。また、『あなたの石鹸・シャンプー・化粧品は大丈夫?かなり怖いパーソナルケア商品の成分』もご参照ください。

4. ナチュラル/天然は必ずしも安全ではない

天然由来の物質の中には、お肌を荒れさせたりする成分だけでなく、健康そのものに悪い成分を含んでいるものも少なくありません。水銀とかとかヒ素とか青酸とかアスベスト、たくさんあります。

天然の色素として鉛、アルミニウム、チタンが一般的な口紅に使われています。

鉛もアルミも中毒を起こしますし、アルミは神経毒です。

詳しい危険性については、マインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターで教えています。また、『あなたの石鹸・シャンプー・化粧品は大丈夫?かなり怖いパーソナルケア商品の成分』もご参照ください。

5. 保存料は毒でないものもある

天然成分だけで作られているもの、特に、水を含んだものは、腐敗しやすいことは否めません。

保存料の入っていない製品は、バクテリアカビが繁殖しやすいので、取扱いに十分気をつける一方で、安全のためには、天然の保存成分や防腐剤が配合されていることが大切です。

例えば、ローズマリー抽出液(精油ではありません)は、昔から防腐剤として使用されてきた天然成分です。そうしたものが活用されている製品を選ぶことが大切です。

6. クルーエルティ・フリーの幻想

「cruelty-free(クルーエルティ・フリー)」「動物実験を行わずに開発された商品です」と言った表示がされている商品がありますが、最終製品を使って動物実験が行われていないことを意味している場合がほとんどです。最終製品に至る前の過程で、各成分の個々の毒性について動物実験がなされていないことを保証するものではありません。

また、他社に開発を委託しているような場合においては、単に自社で動物実験をしていないというだけで、他社で何が行われているかを保証するものでもありません。

独立系団体による認証マーク

PETA(People for Ethical Treatment of Animals、動物の倫理的な扱いを求める人々の会)』や『Leaping Bunny』 のような独立系団体が、動物実験をしていないと公約している企業に、それを証明するマークの使用を許可しています。しかし、その仕組みは、厳密、厳格な検査や審査が行われているわけではなく、申告者の言葉を信頼するという紳士協定のようなものです。

マークはひとつの目安になりますが、それだけに頼らず、各社の経営姿勢などについてちゃんと調べてみることが大切です。

日本では、『NPO法人 動物実験の廃止を求める会(JAVA)』が、コスメガイドを発行しています。

様々な観点から日本で販売されている国産品と輸入品について、詳細な情報が掲載されています。

JAVAのオンラインストアで購入可能です。

私も一冊もっています。

また、クルーエルティ(残虐)は、動物に対してだけでなく、人間や環境についても行われていないことが理想的です。発展途上国で環境の悪い工場で低賃金・重労働の末に作られた製品でないことや、環境を破壊して大量に農薬をまいて作られた植物でないことが大切です。

そうした努力をしている企業の製品を購入するようにしたいものです。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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新学期は、毎年3月と9月です。講座でお会いしましょう。

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