防長四白ディナーを和蝋燭でいただき地球環境を考えた日

2016/02/06/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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花柳寿寛福さんプロデュースのディナー会

ご縁あって、旧長州藩(山口県)の財政窮乏を救い、防長四白と呼ばれる、櫨蝋(はぜろう)、その全てと山口県の食材を贅沢に使ったディナーにご招待いただきました。

今回のディナーをプロデュースされたのは、山口県立大学で講師も務めていらっしゃる日本舞踊の桜樹館支配人、花柳寿寛福(はなやぎ じゅかんふく)さんで、ご招待くださったのも彼女です。

でも、今回のディナーの主役は、お食事ではなく、櫨蝋(はぜろう)で手作りされた和蝋燭

防長四白が揃う貴重な機会

幕末には、長州藩士の全国での活動を財政的に支えたのが、櫨(はぜ)から採れる蝋(ろう)、櫨蝋でしたが、時代の流れとともに、灯りは、石炭、灯油、電気にとってかわり、山口県での櫨の栽培は、ほぼ絶滅の危機。なので、防長四白が揃うことも今やとても貴重な機会となってしまいました。

そんな折、海峡を挟んだ九州は福岡県の久留米で、櫨の復活のため活動されていたのが矢野真由美さんです。

彼女は、櫨をただ植えるのではなく、そこから蝋をとり、日本古来の本物の和蝋燭を復活させました。

和蝋燭の素晴らしさに感動

和蝋燭は、西洋のロウソクとは構造も違い、芯の素材も違います。そのため、復活には、長い年月がかかったそうです。

和蝋燭は芯の中心が空洞なんです。

その空洞が空気の自然な流れを作るので、外で風が吹いていても消えないのです。私達も、室内ですが、吹いて消そうとしたり、手を扇いで消そうとしたのですが、消えませんでした。昔の日本人の知恵はすごいですね。

和蝋燭の灯だけでディナーを食す

ディナー

そんな素晴らしい和蝋燭、でも、その灯りだけで本当に現代人の私達は美味しく食事ができるのかと、いう体験を今回することが目的のディナーでした。

スマホのカメラで撮ると、露出をかなり上げないと撮影は難しかったのですが、人間の目というのは非常に優れた器官で、まるで暗さを感じることなく、柔らかな明るい温かい灯りの中でお食事をさせていただきました。

これは、確かに和蝋燭だからこその明るさで、西洋ロウソクでは、これほどには明るくはならないのかもしれません。

とはいえ、ディナーが終了し、部屋の電気が点けられた時、眩しすぎて、明るすぎて、こんなに部屋を明るくしておく必要って本当はないのかもしれないと、改めて思いました。現代人の私達は、電気の光に慣らされて、明るさに対して鈍感になってしまっているのかもしれませんね。

櫨(はぜ)復活のための活動

矢野さんは、櫨からハチミツを採ることもされていて、花が咲く季節はハチミツを、種になる季節は櫨蝋を採り、和蝋燭だけでなく、石鹸も作っていらっしゃいます。

そうした、自然で、安全で、日本の昔ながらの諸々は、ネット販売もされていますので、ご興味のある方は、是非。皆さんからの購買支援によって、櫨の作付も増やすことができます。(『ちくご松山櫨復活委員会』)

今回は、美味しいだけでなく、地球環境について、日本の伝統の知恵について、改めて考える機会となった深い会でした。集まった方々も、皆さん、それぞれをもっていらっしゃり、さすが、旧長州藩邸跡に集まった方々だなと思った次第です。とても素敵な会でした。

福さんとのご縁に感謝すると共に、生活を心を豊かにしてくださる矢野さんとの出会いにも感謝しています。

防長の意味

余談ですが、防長とは、長州を防衛するという意味なのかと思っていましたら、長州は周(すおう)と門(ながと)という2つの地方から成り立っていたことから、防長なのだそうです。長州トリビア(山口県職員の恵美奈さん、ご解説ありがとうございました。)

私と山口県

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東京の自宅に飾っている萩焼のカップ

またまた、余談ですが、私と山口県とのご縁はといえば、留学をしていた米国の大学院を卒業し帰国した年の夏です。

高校時代の一番の仲良しが、幕末の長州藩、特に、桂小五郎のファンで、いっしょに山口県を旅行しようと誘ってくれて、二人で旅行したのです。

その時の私の山口県に関する知識と言えば、河豚と秋吉台くらいしかなく、まるまる彼女任せの旅でした。

を中心に、長門(青海)や秋芳洞、そして、どこぞの温泉地にも行きました。Google Mapを眺めていて、たぶん、中山の温泉だったような記憶がよみがえってきましたが、正確なところは彼女に訊かなければ分かりません。

萩では、自転車を借りて街中を走り回って、幕末藩士ひとりひとりの家の跡を訪問した記憶があります。

また、萩焼の窯元から、自分用のマグカップ、両親用のペアカップ、そして木箱に入った大きなお皿を購入しました。東京にもってきているのは写真のマグカップだけです。萩焼は一生の間に七変化すると言われています。

もうひとつ目に焼き付いているのが、夏の日本海の美しさです。静岡県(太平洋)で育ち、母が愛媛県出身のため毎年夏には瀬戸内海で過ごしてきましたが、日本海を見たのはその時が初めてでした。

太平洋は灰色、瀬戸内海は緑色、でも、日本海は本当に青い

と、その時言葉にした記憶が鮮明に残っています。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

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