季節性アレルギー症状(花粉症・鼻炎)を緩和・改善する統合食養学的アプローチ

2024/02/13/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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季節性アレルギーを解消しました

季節性のアレルギーといえば、花粉症。

ですが、花粉症に限らずアレルギー性の鼻炎や目のかゆみがあると辛いですね。

私は長い間、様々なアレルギーに悩まされてきました。しかし、2013年から1年間、IIN(米国ニューヨークにある世界最大のヘルスコーチ養成学校)で学んだ統合食養学のアプローチを実践し、公認ヘルスコーチとなった2014年2月、私は、自分のアレルギーについて次のように書いています。

「食事を変えていくうちに、次第にアレルギー症状が出なくなっています。
花粉症は、まだありますが、
でも、薬を飲まなくても過ごせるくらいまでになりました。」

2014年2月

また、次のようにも書いています。

「私のアレルギーが改善したのは、腸内の環境をリセットしてからだと思います。
根本的なアレルギーの解消には、
腸との良い関係を築きなおすことが大切ですから、
長期プロジェクトとして気長に取り組むことが大切です。」

そして、このブログの内容の更新をした2020年には、次のように書いています。

2020年2月現在の私にアレルギーは一切ありません(イエーィ!)」

さて、腸内環境を整える以外に私がいったい何をしたのか?は、ソフィアウッズ・インスティテュートのマインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースの中で詳しくお伝えします。

ここでは、花粉症などの季節性アレルギーを治すという観点からではなく(それは講座で、笑)、科学的な研究によってアレルギー症状を緩和/改善すると報告されている食品やハーブについてお伝えします。

なお、統合食養学はミクロ栄養素で栄養を摂ることを勧めません。今回は季節性アレルギー症状の改善に効くことが報告されている食品成分についてお伝えしますが、サプリメントからではなく、ホールフードを食べることをお勧めします。そのため、そうした成分を豊富に含んでいる食品も併せてお伝えします。

なお、裏付けとなる研究論文は、最後に参考文献として一覧にしています。

これらの食品には、ケルセチンと呼ばれるポリフェノールが豊富に含まれています。ケルセチンは、天然の抗ヒスタミン剤です。

アレルギー反応は、ヒスタミンと呼ばれる炎症性物質が体内で放出されることで起こります。ケルセチンが、そのヒスタミンを放出するマスト細胞を鎮静化させ、アレルギー症状を軽くすることが、多くの研究によって示されています。

また、ケルセチンが、抗ヒスタミン剤のクロモリンと同程度にヒスタミン放出を抑制したことが報告されています。それだけでなく、クロモリンは、アレルギー症状が起きた後でのみヒスタミンを抑制できるものの、ケルセチンは、アレルギー症状が起きる前に予防薬として働くことが示されています。

つまり、ケルセチンは、アレルギー症状がでないようにもしてくれるということです。

ただし、ケルセチンは、一部の人に頭痛を引き起こす可能性があることが判明している成分です。多ければ多いほど良いわけではありませんから、サプリメントからではなく、食品から摂ることをお勧めします。

なお、上の画像を作成するにあたり、厚生労働省の食品成分表にケルセチンの登録がないため、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構が2015年に発表した、日本人が日常的に口にする食品の中でケルセチンを多く含む夏と冬の食品リストと、海外の研究者によって調査された複数の研究論文を用いています。

ケルセチンの抽出に用いられた方法が研究ごとに異なることから、単位は揃えましたが、数値(ケルセチン量)には、ある程度の誤差や幅があることをご承知おきください。なお、数値は全て「生」の食材からの抽出量です。

農業・食品産業技術総合研究機構が調べた国産の食品だけに限定して一覧にしたのが下の表です。

ざっくりとした私の印象では、夏に収穫される食品にケルセチンが多く含まれている傾向があるように思いました。

ブロッコリーの旬は冬なので、ビタミンやミネラルは冬のブロッコリーに多いのですが、ケルセチンに関しては、夏にハウス栽培されたブロッコリーの方が冬の3倍も含まれているということにとても驚きました。

夏に収穫したものを冬まで保存しておくと、ケルセチン量が多くなるとのことです。

りんごは、皮に多くのケルセチンが含まれていますので、皮ごと食べることをお勧めします。りんごの詳しい機能については『りんご』をご参照ください。

なお、ケルセチンを多く含む食品と含まない食品についても『目のかゆみ』に詳しく掲載していますので、そちらをご確認ください。

体内でビタミンCが不足すると、アレルギー発症の確率を高めることが知られています。また、ビタミンCは、アレルギー症状を短期化するよう働きます。

1日に500mg以上のビタミンCがアレルギー症状の改善に良いという報告があります。ビタミンCの詳しい機能については『ビタミンC』をご参照ください。

ブロッコリーは、抗ヒスタミン作用をもつ2種類の成分、ケルセチンとビタミンCが豊富ですから、とてもお勧めです。

苺は要注意

苺にもたくさんのビタミンCが含まれていますが、苺はヒスタミンの放出を促すと考えられているため、アレルギー症状の緩和のためにはお勧めしません。

ビタミンEは、マスト細胞によるヒスタミンの放出を阻害します。そして、細胞へのカルシウム(Ca2+)の取り込みを増加させて、血管壁の酸化を防ぐ作用をもっています。詳しいビタミンEの機能については『ビタミンE』をご確認ください。

ビタミンEは、豆やナッツ、シーズ(種)の油に多く含まれています。そのため、ナッツやシーズをそのまま食べることでも効果があります。さまざまなナッツの栄養価や個性については『ナッツ』をシーズについては『シーズ』をご参照ください。

また、フルーツにもビタミンEを多く含むものがあります。

ビタミンCとEを両方とも豊富に含んでいる、アレルギー症状の改善にとって非常に効率の良いフルーツです。しかもベリー類には、一般的にケルセチンも豊富です。

日本人の男性275名、女性977名を対象に、花粉症の人とそうでない人達の髪の毛に含まれているミネラルを比較した研究がありました。

花粉症でない人と比較して、次のことが明らかにされています。

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東洋医学のアレルギー

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ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

マインド・ボディ・メディシン講座の一環として、2024年は次の日程で、季節性アレルギー症状改善のためのレクチャーを開催します。この記事ではお伝えしていない、私の花粉症を治してしまった食品の作り方についてもお伝えします。

  • 1月11日(木)20:00 – 終了
  • 1月14日(日)10:00- 終了
  • 2月28日(水)20:00 –
  • 3月2日(土)10:00 –

詳細とお申し込みは下のボタンからお願いします。

あるいは、ソフィアウッズ・インスティテュートのマインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースで学びませんか?

セルフドクターコースでは、あなたが食を通してご自身の主治医(セルフドクター)になるために、必要な知識とスキルを教えています。

もちろん、上で紹介したアレルギーのレクチャーもコースの一部です。

お申し込みお待ちしています。講座でお会いしましょう。

ぜひ、今年は、薬で一時的に季節をやり過ごすのではなく、根本的な体づくりに着手していただけたら嬉しいです。

でももし、おひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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