すごいのは見ためだけじゃないドラゴンフルーツの機能|赤と白どっちがいい?

2025/06/10/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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ドラゴンフルーツ(ピタヤ)が大好き!

私はドラゴンフルーツが大好きです。

その存在を知ったのは30年くらい前のサラリーマン時代、台湾出張の時でした。ホテルの朝食バイキングで見かけ、恐るおそる(笑)食べてみて以来、大好きになりました。

今では、沖縄の物産店に行くと必ず買ってしまいます。

ドラゴンフルーツは、中南米原産のサボテンの一種です。だから見た目も大きなサボテンのようです。

最近の米国では、インフルエンサーによってドラゴンフルーツがスムージーショップなどで大人気になっているようです。

今回は、そのドラゴンフルーツ、ピタヤについてお伝えします。

なお、裏付けとなる研究論文は、最後に参考文献として一覧にしています。

ドラゴンフルーツには、マグネシウム、カリウム、葉酸、パントテン酸、そして食物繊維が豊富に含まれています。

1日に必要とする量の10%以上が含まれているのです。

ドラゴンフルーツは、アントシアニンやカロテノイドなどやフラボノイドなど、炎症を抑える抗酸化栄養素が含まれていることでよく知られています。

ドラゴンフルーツに含まれる抗酸化物質の量は劇的に多いわけではありませんが、種類が豊富なんです。

1. がん予防

試験管試験ですが、実(み)が赤いドラゴンフルーツの抽出液が、次のがん細胞の成長を抑制したことが報告されています。

  • 乳がん細胞・・・63%抑制
  • 前立腺がん細胞・・・68%抑制
  • 胃がん細胞・・・79%抑制

赤い実ほどではないものの、 白い実のドラゴンフルーツも、同じ3種のがん細胞の成長を有意に抑制したことが報告されています。

2. 糖尿病や様々な生活習慣病の予防

1)抗炎症作用/抗酸化作用

赤い実と白い実の両方共に、その抽出液に強い抗酸化作用があることが示されています。

ドラゴンフルーツの抽出液を与えられたマウスで、次の効果が観察されています。

  • 体内酸化指数が激減
  • 細胞内の抗酸化レベルが上昇

多様な抗酸化物質が、炎症性疾患のリスク低下につながることが研究で示されています。

2)高血糖値抑制作用

血糖値上昇を抑制する作用があることが判り、糖尿病の治療に役立つのではと期待されています。

3)心疾患予防

上述した通り、ドラゴンフルーツはカリウムを豊富に含んでいます

米国FDA(食品医薬品局)は、1日の必要量の10%以上を含んでいる場合には、その栄養素が「豊富」と表現できるとしていますが、ドラゴンフルーツは、1日の必要量(2,000mg)の約17.5%(350mg)もカリウムを含んでいます。

カリウムは体内の余分なナトリウム(塩分)を排出するので、余分な水分を排出しムクミを解消し、血圧を下げる効果があります。心疾患予防になるのです。

カリウムの詳しい機能については『カリウム』をご参照ください。

3. 美肌効果

抗酸化物質に加えて、ドラゴンフルーツは葉酸も豊富です。1日の必要量(200μg)の約22%(44μg)も含まれています。

葉酸 果物

葉酸は、細胞の再生や成長に欠かせないビタミンです。

不足すると、お肌のターンオーバーが滞り、シミの原因となります。それだけでなく、赤血球の再生や消化管の粘膜細胞の再生にも関与しているので、貧血の予防や、内臓の潰瘍を予防します。

葉酸の詳しい働きについては『葉酸』をご参照ください。

4. 心と体をストレスに強く元気にする

1)ストレス耐性

ドラゴンフルーツはパントテン酸も豊富です。1日の必要量(5mg)の約10.6%(0.53mg)を含んでいます。パントテン酸は、副腎で造られるホルモンの合成に関与しているビタミンです。

あなtをストレスから守ってくれています

また、パントテン酸は体内でコエンザイムAという成分に変換され、糖・脂質・タンパク質の代謝の過程で必要となる補酵素として働き、あなたの元気の元であるATPの合成にとって重要なものです。

パントテン酸の詳しい働きについては『パントテン酸』をご確認ください。

2)気分改善

更に、ドラゴンフルーツには、マグネシウムも豊富に含まれています。1日の必要量(235mg)の約10.4%(41mg)を含んでいます。

マグネシウムもまた副腎で造られるホルモン(神経伝達物質)が正常に機能する助けをしているミネラルです。副腎で造られるホルモンには、あなたの心の状態に関係しているものが多くあります。

詳しいマグネシウムの働きについては『マグネシウム』をご参照ください。

ドラゴンフルーツは、心と体の両方を元気にしてくれるフルーツですね。

実よりも皮にポリフェノール

ドラゴンフルーツのポリフェノール(抗酸化物質)は、実よりも皮に多く含まれていることが明らかにされています。皮には実の56倍のポリフェノールがあります。

でも、ドラゴンフルーツの皮を食べるのは勇気がいりますね。

そもそも食べられるのでしょうか?

もし食べるとしたら、無農薬でなければ怖いですね。

ブレンダーで皮ごとスムージーに混ぜることができるとは思いますが、美味しいのかどうか疑問は残ります。

勇者は試してみてくださいね。

わたしは、実を食べます(笑)

新鮮なドラゴンフルーツが入手できるのは、6月~9月です。

大きさの割に重く、しわや傷がないものを選びましょう。

ドラゴンフルーツは追熟するので、購入後、キッチンカウンターで追熟させることもできます。熟すと表面は硬いものの、少し柔らかく感じます。

他のフルーツと同じ様に、ドラゴンフルーツも冷凍して保存することができます。

一番簡単な食べ方は、ドラゴンフルーツを縦に半分に切って、スプーンですくって食べる方法です。あるいは、角切りにしたり、皮をむいて果肉を輪切りにして食べます。

簡単レシピ

ドラゴンフルーツを使ったお料理のアイデアをお伝えします。

  • ドラゴンフルーツ・スムージーボウル
  • ドラゴンフルーツサルサ・・・みじん切りにした玉ねぎ、コリアンダー、ライムジュース、マンゴー、パパイヤなどと一緒に(『サルサの作り方』)
  • スムージーに加える・・・角切りにした生または冷凍のドラゴンフルーツを用いる
  • アイス・・・ピューレにして冷凍する、あるいは、スライスして串を刺して冷凍する
  • サラダに加える・・・ドラゴンフルーツを薄くスライスして添える

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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参考文献:

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング