あなたのうん〇の不快な臭いは胆のうが弱っているサインかも|胆のうを元気にするエディブル・レメディ

2020/05/26/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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ちゃんと運動していますか?

自宅にお籠りして座っている時間が多くなると、その影響が、意外なところに出てくることがあります。

あなたの、う〇ちゃんの臭いです。

運動不足とう〇ちゃんの臭いには関係があるんですよ。

運動不足になると、なぜう〇ちゃんがすごく臭くなってしまうのでしょうか?

胆のうの機能が鍵

う〇ちゃんの臭いと関係している臓器は、胆のうです。胆のうの機能が低下すると、様々な不調が起こりますが、その兆候のひとつが、う〇ちゃんのきつい臭いです。

今回は、胆のうの機能を低下させるいくつかの要因と、胆石予防についてお伝えします。

胆のうは、約7~8cm×約4cmくらいの大きさの臓器です。存在感のある大きさの臓器にも関わらず、胃や腸や肝臓のような話題になるほどの人気の臓器ではありませんね(笑)

ほとんどの人は、右の脇腹がものすごく痛くならない限り、胆のうの存在について考えることなく人生を送るのではないでしょうか。

胆汁酸の役割

胆汁を造るのは、実は、肝臓です。

胆汁は、黄緑色の液体で、その成分が胆汁酸です。体内で石鹸のような働きをします。

胆汁は、胆のうに運ばれ濃縮されて、5倍の強度になります

脂肪分解

胆汁は、胆のうに貯蔵されています。あなたが脂っぽいものを食べと、脂質や糖質を分解するために使われます。

具体的には、脂肪分解酵素リパーゼが脂肪を小さな分子に分解できるよう、あらかじめ脂肪を小さくしておいてあげる役割を担っています。

う○ちゃん製造と着色

そして、胆汁酸は、ビリルビン酸と共に、排泄物(大便)を造り、色を茶色にします。

胆汁酸の詳しい働きについては、『胆汁酸』をご確認ください。

胆のうからのSOS

胆のうが弱っているサインには次のようなものがあります。これは胆のうからのSOSのメッセージです。

口の端(口角)が切れる

東洋医学では、胆のうの状態は口角に表れると考えられています。そのため、口の端が切れることが多い人は、胆のうが弱っているサインの可能性があります。

脂っこいもの、甘いものが多い食事傾向の人は、食事を改善することで、口角が切れることを予防できるのではないでしょうか。

う○ちゃんがすごく臭い

胆汁酸には、排泄物を消臭する作用があると考えられています。

そのため、あなたのう○ちゃんから非常に不快な臭いがするなら、胆汁が十分に造られていない可能性があります。

便秘

体内の胆汁の量は一定に保たれています。

あなたが毎朝、排便するたびに、胆汁は便と一緒に排泄され、その不足分を補うように新しい胆汁が造られます。排便によって約5%が新しくなると考えられています。

新しい胆汁酸の方が、古い胆汁酸よりも、当然、効率よく働きます。

つまり、便秘は、胆汁酸の働きが鈍い原因のひとつです。

まずは、腸内環境を整えて、便秘改善に努めましょう。

胆のう機能に障害が起きているサイン

次のような場合には、胆のうの機能に障害が起きている可能性があります。

  • いくらがんばっても便秘が治らない
  • 便秘が改善しても、うんちゃんの臭いがきついまま
  • 右の脇腹あたり、肋骨の右下あたりに痛みがある

胆のう機能に障害を起こしやすい人

胆のう機能の障害、例えば、胆のう炎や胆石を起こしやすい人の一般的な特徴は次の通りです。

  • 女性
  • 避妊薬を何年も飲んでいる
  • 脂っこい食事が大好き
  • あまり運動をしない(座っていることが多い)

また、胆汁を造るのは肝臓ですから、胆汁酸の量や質は、肝機能の健全さから影響を受けます。そのため、肝臓機能を低下させるようなライフスタイル(アルコール、ストレス)や食事も原因となりえます。

運動不足で酒量が多い人、大丈夫ですか?

胆のうを健康に保つエディブル・レメディ

エディブル・レメディ、つまり、食べられる薬のことです。

胆のうの働きには、腸や肝臓の健康が大きく関わっています。そのため、胆のうを元気に保つためには、腸と肝臓も一緒に元気にしていくことが大切です。

ここからは、胆のうや肝機能を健康に保ち、胆汁酸の産生を促す食品19種についてお伝えします。

なお、裏付けとなる研究論文は、最後に参考文献として一覧にしています。

オレゴングレープ(ヒイラギメギ)

オレゴングレープは、根にベルベリンという成分を含む、ハーブとして用いることができる薬草です。

アメリカ・インディアンによって、黄疸や下痢などの治療に用いられてきたハーブです。

現在でも、肝機能を助け血液の浄化を助けると考えられています。

ベルベリン自体は、抗菌、抗炎症、中枢神経抑制、血圧降下などの作用があり、止瀉薬として下痢の症状に処方されるほか、目薬にも配合されることのある物質です。

ベルベリンを経口摂取しても十分に血中の脂質を低下させる効果があることが報告されており、胆のうの機能改善に効果があることが示されています。

サプリメントとしても手に入りますが、統合食養学のヘルスコーチとしては、ハーブティとして召し上っていただくことをお勧めします。

チャンカピエドラ(キダチコミカンソウ)

古来から、欧州で肝炎や結石治療に使用されてきた薬草で、ストーンブレイカー(石を破壊するハーブ)と呼ばれています。ただ、科学的なエビデンスがほとんどないことも事実です。単に研究されていないだけなのかもしれませんが・・。

これもサプリメントが販売されていますが、こちらもハーブティで。

余談ですが、ピロリ菌に効くという研究は、いくつかありました。

その他胆汁酸の合成を促す食品

これらの食品は、生で食べるよりも蒸してから食べた方が胆汁酸の合成が促されることが報告されています。

詳しくは『胆汁酸を作ってくれる野菜』をご覧ください。

ターメリック

2014年に専門誌『食物化学と毒物学(Food Chemistry and Toxicology)』に掲載された論文によれば、ターメリックの成分クルクミンには、次の作用があると報告しています。

  • ヒ素、カドミウム、クローム、銅、鉛、水銀による肝毒性を減少
  • 組織学的傷害、過酸化脂質、グルタチオン欠乏症を予防
  • 肝藏の抗酸化酵素の水準を維持
  • ミトコンドリアの機能不全を防止

詳しくは『ターメリック』をご覧ください。

ミルクシスル(オオアザミ)

ミルクシスルは、シリマリンという抗酸化物質を含むハーブです。通常、粉末にした種をハーブティにして飲みます。

多くの動物実験が、シリマリンは肝機能の改善に役立つことを示しています。

ヒトを対象とした臨床研究においても、アルコール性肝炎非アルコール性脂肪肝肝炎などの改善に期待されている物質です。

サルサパリラ

サルサパリラは、欧米では、肝機能をサポートして肝臓のダメージを予防するために昔から用いられてきたハーブです。

また、中国の中医学では、炎症性疾患自己免疫疾患のレメディとして使われてきました。

現代科学による裏付けは、まだ動物実験の段階ですが、確かにそうした薬効があることが次第に明らかにされています。

サルサパリラの詳しい効能と摂取方法については、『サルサパリラ』をご確認ください。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

さて、あまりに地味で話題にもならない胆のう君ですが、案外、あなたの健康に関係していることが判っていただけたでしょうか。

胆のう炎や胆石になってしまったら、大変ですから、その前に食事やライフスタイルを見直して、脂っこいもの・甘い物は控えて、適度な運動をして、そして、腸内環境に良いこと、肝臓に負担をかけないことを意識して過ごしてくださいね。

そして、時々、胆のうからのメッセージを受け取ったら、上でご紹介したようなハーブを生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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参考文献

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング