毎月の辛い生理痛やPMS(月経前症候群)に統合食養学的なアプローチはいかがでしょうか

2017/10/15/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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薬は症状を抑えているだけ

月経前症候群(PMS)は、排卵から月経開始までの間に現れる、身体的・精神的な痛みや不快感です。生理が始まると和らぎます。

このような、月経に関連した不調で病院を受診すると、女性ホルモンのバランスの乱れが原因だと診断され、最近では漢方薬が処方されることも多くなったようです。

漢方薬なら体に優しくて安心だと思っている人が多いと思いますが、日本で処方される漢方薬は、あなたが想像するような昔ながらの生薬ではありません。医薬品です。薬効成分だけを化学的に合成して作った薬です。ですから副作用も依存性もあります。単に「生薬由来」というだけのことです。

また、低用量ピルが処方されるのが一般的です。

低用量ピルは、昔と比較して副作用がほとんどなくなったと言われ、使用する心のハードルは低くなっているようです。しかし、不足しているホルモンを補充しているだけですから、そもそもなぜホルモンが不足したのかの根本原因を改善しているわけではありません。だから飲み続ける必要が生じます。

また、

  • むくみには利尿剤
  • 痛みには鎮痛剤
  • イライラや精神不安には、精神安定剤

など、症状を楽にするために様々な薬が処方されます。

こうした薬が、生理痛やPMSの原因を取り除いてくれることはありません。ただ、不快な症状を軽くしてくれているだけです。原因が解決されていないので、毎月、繰り返し不調が起こり、薬を手離すことができないのです。

痛みや不安という「症状」を一時的に抑える薬ではなく、心や体の状態を根本から食事で変えることを「フードフィックス」と呼びます。

私達は食べたものでできています

痛みの原因も心の風邪も半分はあなたが今まで食べてきたもので造られています。

統合食養学は、食事とライフスタイルを通して心と体を結ぶ新しい栄養学です。(心と体の統合)

科学的に裏付けのある(エビデンスベースの)食物機能と、伝統的な経験値/効果の積み上げのある食物機能を統合したアプローチを統合し、ひとりひとりのバイオ個性に合った方法を、ひとりひとりのバイオ個性に合わせて見極めていく方法を執ります。

今回も、食物臨床研究による(機能性医療)アプローチと東洋医学によるアプローチの両方をご紹介します。

機能性医療的アプローチ

鉄分の補給

私が公認ヘルスコーチ資格を取得した学校の講師で機能性医療の名医マーク・ハイマン医師は、生理痛やPMSを解決するための食事として、鉄分豊富な食品を食べることを勧めています。

鉄分が不足している女性は、生理痛や月経前症候群の症状が重くなる傾向にあることが報告されています。

この研究は、3,000人の女性を10年に渡って観察し、1日に鉄分を10mg以下しか摂取していない女性と比べて、1日に20mg以上の鉄分を食事から摂取していた女性は、月経前症候群になる率が約40%低いことを報告しています。

だからと言って、鉄分をサプリメントが摂ることはお勧めできません。その理由と鉄分の多い食品については『鉄分』をご参照ください。

カルシウムの補給

食事中のカルシウム不足とPMSの発症率との間に関連性があることが複数の研究で報告されています。また、カルシウムを補給することで、症状が改善したことも報告されています。

食品からカルシウムを1日に平均して約529 mgしか摂取していなかったグループと比較して、1日に平均約1,283 mg 摂取していたグループは、PMS発症のリスクが30%低かったとのことです。

なお、サプリメントからカルシウムを摂取していた場合には効果がなかったことも報告されています。

カルシウムについては、『カルシウム』をご参照ください。

東洋医学によるアプローチ

生理痛PMS東洋医学

東洋医学は、月経にかかる症状は、私達の体内の「気・血・水」のバランスの乱れによるものと考えます。

  • むくみ、吐き気、めまい等は、「水」の滞り
  • 下腹部や頭の痛みは、「血」の滞り
  • そしてイライラや精神不安は、「気」の異常

そうした気血水の滞りを無くすことで、症状が楽になると考えられています。

体内の「気・血・水」の循環を改善する方法は次の通りです。

1. 便秘を改善する

便秘は生理痛やPMSの症状を悪化させます。そのため、便秘を解消させるために腸内環境を整えることが大切です。

  • 食物繊維の多いゴボウレンコン等や、葉物野菜をたくさん食べるようにしましょう。
  • ただし、体力が少なめな華奢で疲れやすい人は、繊維質(不溶性食物繊維)の多い食品はかえって便秘を悪化させてしまうことがありますので、食物繊維の中でも水溶性の食物繊維の多い食品(ヌメリのあるお野菜)を食べるようにしましょう。
  • 発酵食品をたくさん食べるようにしましょう。

2. 血行をよくする

  • 甘い物や冷たい物を控える
  • サフラン、紅花、ニラを食事に加える
  • 軽めの運動
  • お風呂に浸かる

また、オフィスで長時間同じ姿勢でいることもよくありませんので、適宜、洗面所に立つなど、体をこまめに動かすことが大切です。

3. その他の食品

  • イライラの解消には、ゴマ
  • 痛みには、ナッツ類、魚介類、海藻類、大豆やお豆腐、納豆、お味噌などの大豆製品
  • むくみには、塩分を控えることも大切です。

4. 規則正しい生活と睡眠

食べ物だけでなく、規則正しい生活、十分な睡眠で疲れをためないことも大切です。

こうした東洋医学的なアプローチは、現代の栄養学や栄養機能研究によって次第に裏付けられています。

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