
バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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皆さんは、チョコレートをどのような基準で選んでいますか?
詳しいチョコレートの選び方については『ギルトフリーにチョコレートを楽しむための、正しいチョコレートの選び方』をお読みいただくとして、私は、Bean to Bar かオーガニック認証のあるダークチョコレートを購入するようにしています。
Bean to Bar は国産のものも購入しますが、それ以外では、欧州製のものを購入することが多いように思います。米国製で唯一好きなものは、サンフランシスコの Ghirardelli (ジラデリ|日本語ではギラデリと記載されるようですが・・発音は「ジ」です。笑)です。
昔はハーシーズのキスチョコなども喜んで食べていましたが、今は、もう米国産のチョコレートはあまり口にしません。
目次
米国製ダークチョコレートからミルク成分検出

ダークチョコレートには、通常、乳製品は使用されません。
しかしFDA(米国医薬品局)が、「ダークチョコレート」との記載のある94の商品を調査した結果、
- 6つの商品が、原材料にミルクとの記載(!)
- 原材料にミルクと記載のない51の商品からも牛乳成分が検出(!!)
とのことです。つまり
米国製ダークチョコレートの60%(10商品中6商品)は、ダークチョコレートと表示していながら、実は乳製品を含んでいる
ということ。「ダークチョコレート」と記載しておきながら、原材料の半分以上が乳製品だった商品もあったそうです。
これは、牛乳アレルギーがある人やヴィーガン(動物性食品を摂取しない)の人にとって、ひどい裏切りです。
乳製品が含まれていた理由

FDAは、調査した全てのダークチョコレートの75%から乳タンパク質を検出したことを発表しています。
1. 誇大広告
原材料に乳製品を使用しているのに、表の表示に「ダークチョコレート」と印字のある製品の場合でも、裏の原材料表には、正直に使用した乳製品名を記載してあるものは、少なくとも、製品裏の原材料表を読む習慣のある賢い消費者は騙されません。
FDAの今回の調査では、原材料表に記載していたのは6%(100商品中6商品)のみだったとのことでした。
2. 食品表示義務違反
一方で、原材料に乳製品を使用しているのに、表では「ダークチョコレート」と表示し、裏の原材料表にも使用した乳製品名の記載がないものは、食品表示義務違反です。
つまり、今回のFDAの調査対象となった商品の94%が、ここに該当してしまったわけです。米国製のダークチョコレートは信用できませんね。
3. 製造過程におけるコンタミ
しかし、食品表示義務違反となってしまったダークチョコレートの多くは、同じ工場内で、ミルクチョコレートも製造していたことによる、コンタミ(汚染/混合)が原因だったそうです。
意図的に消費者を騙そうとしたわけではなかったことが判ったのは、多少の安心材料にはなりますが、だからと言って、アレルギーのある人やヴィーガンの人にとって、米国製ダークチョコレートが安心できる商品になるわけではありません。やはり要注意な商品であることに変わりはありません。
特に乳製品アレルギーのある人とヴィーガンの人は、以下に注意してダークチョコレートを購入してください

1.表の表示を鵜呑みにしない
「ダークチョコレート」、「ヴィーガン」あるいは「乳製品不使用」と、いうパッケージの表示を鵜呑みにしない。
必ず、商品裏の原材料表を確認して乳製品が含まれていないことを目視する。
2. 原材料の表示を鵜呑みにしない
製造工程で意図せず牛乳成分が混在してしまっているかもしれません。
「この商品は乳製品を使った他の商品と同じ工場で製造されています」
などの文言が小さく印字されていることがあります。見逃さないように!
3. ラクトース・フリーは、乳製品不使用とは違う
ラクトースは乳糖のことです。牛乳アレルギーは、乳タンパク質によって起こりますから、乳糖が含まれていなくても、牛乳タンパク質が含まれている以上、牛乳アレルギーのある人は、避ける必要があります。
ちなみに牛乳を飲むとお腹がゴロゴロするのは、乳糖による作用で、アレルギーではありません。
4. 購入する前にメーカーに問い合わせる
どうしても気になる商品であれば、メーカーに問い合わせてみることも必要です。各社ホームページにお問い合わせフォームがあったり、商品に電話番号が記載されていたりします。
おまけ:牛乳由来の食品成分の名称
商品パッケージ裏の原材料表を見る際の参考として、乳製品の名称を記載しておきます。ここに記載した名称は全て主要な牛乳由来成分です。(ただし、ここに記載してあるものが全てではありません。)
- クリーム
- 乳脂肪
- カゼイン・ナトリウム(カゼイン・タンパク質のことです)
- カゼイン・カルシウム(カゼイン・アルミニウム、カゼイン・マグネシウム、カゼイン・カリウム等もあります)
- ホエー/乳清
- カード
- 分解カゼイン
- ラクトアルブミン
- 乳酸
- ラクトフェリン
- ラクトグロブリン
- ラクトース
- サワークリーム
- レンネット
今回の米国製ダークチョコレートの乳製品問題は、米国に限ったことではないように思われます。日本のメーカーについても、ハイブランドの商品についても同様に注意が必要なことのように思われます。
そういう意味では、やはりBean to Bar のチョコレートが安心ですね。Bean to Bar については、『Bean to Bar のチョコレートってご存知ですか?』をご覧ください。
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ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング
参考文献:“A Survey of Milk in Dark Chocolate Products”, US Food & Drug Administration