健康で美しい髪のための食事とライフスタイルとヘアケア

2014/10/14/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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1日何本の抜け毛なら正常?

「髪は女の命」と言われますが、皆さん、髪の悩みありませんか?

お風呂場や洗面所の抜け毛が気になりませんか?

健康な人で新陳代謝が正常に行われていれば、一日30本~60本くらいの髪が抜けるのは普通です。

最近、いつも以上に抜け毛が増えたり、髪自体が細くなってきたり、白髪が気になるようでしたら、次の可能性を考えてみてくださいね。

  • 女性ホルモンのバランスの乱れ
  • 甲状腺機能の低下
  • 栄養バランスの崩れ
  • 慢性的なストレス
  • 頭皮の状態
  • カラーリング等による痛み
  • 処方薬による影響

東洋医学から考える髪の健康

髪は「腎の華」

東洋医学では、髪は「腎の華」と呼ばれ、「腎」の状態が髪に反映されると考えられています。

「腎」は利水と血行を司っている臓器というだけでなく、生殖機能をも司っています。そのため、老化が現れやすく、「女性ホルモンのバランス」や「甲状腺機能の状態」に対応しています。

「腎」が弱り、利水と血行が滞れば、体の隅々にまで栄養や水分が行き渡らなくなり、その結果は、髪に表れると考えられているのです。

髪は「血余」

東洋医学では、髪は「血余(けつよ)」とも呼ばれ、体の余分な血液が渡る場所だとされています。つまり、髪は一番後回しにされる臓器ということです。

栄養はまず体の主要な臓器に必要な分が与えられ、余った場合にのみ栄養は髪に与えられると考えられているのです。ですから、体に十分な栄養がなければ、もちろん、髪に栄養は行きません。

これは、上のリストでの、「栄養バランスの崩れ」に相当します。

「肝」の弱り

血液の浄化を担っている臓器は、東洋医学では「肝」、西洋医学では「肝臓」で、東西どちらから見ても、肝機能が弱くなれば、血液はドロドロになり、血行が滞ることとなります。

血行が悪ければ、栄養が体の隅々に届くことはありませんから、当然、髪も栄養不足となります。

肝機能を弱める原因のひとつは、「慢性ストレス」です。

髪が痛むその他の原因

次のような要因によっても、切れ毛や抜け毛が増えます。

  • 頭皮の荒れ
  • 皮脂分泌の過剰、あるいは不足
  • カラーリングやパーマ液による髪や頭皮へのダメージ

また、医薬品によっては、抜け毛を起こすものもあります。

ここからは、日常でできる食事とライフスタイルによって髪のダメージを予防・改善する方法をご紹介します。

美しい髪のための食事

良質なタンパク質

髪の80%は、ケラチンと呼ばれる、18種類のアミノ酸が結合してできているタンパク質です。

ですから、まずは良質なタンパク質をしっかりと食べないことには、話は始まりません。

特に、豚肉、魚、大豆をしっかり食べるようにしましょう。

貝類、海藻類、魚卵

髪の健康にとって、特に必要な栄養素、鉄分、亜鉛、ビタミンB12が豊富な食品です。

亜鉛は発毛を促進し、鉄分不足は抜け毛を悪化させます。

東洋医学が「腎」の健康にとって良いと考える食品も、貝類や海藻類です。

魚とキノコ類

両方ともビタミンDの多い食品です。魚には動物性のビタミンD、キノコ類には植物性のビタミンDが含まれています。

ビタミンDは、不足すると抜け毛を悪化させます。魚には、発毛を促す亜鉛も多いです。

東洋医学の「腎」にとって良い食品には「キノコ類」も含まれます。

食品添加物・トランス脂肪酸を避ける

加工食品に多く使われていることの多い、食品添加物やトランス脂肪酸などの化学物質は、肝臓に負担をかけることで機能を弱らせてしまいます。

肝機能が弱れば、血液はドロドロになってしまいます。

日光浴

日光浴によっても私達は体内でビタミンDを作ることができます。

また、甲状腺機能は、海藻、豆類、豚肉、魚をあまり食べない、そして、日光にあたらないと低下する言われています。

紫外線対策もほどほどに。

頭皮マッサージ

良好な地肌の血行は、髪の発育に良い環境です。

頭皮のマッサージは、シャンプー前に行うと良いでしょう。

キャリアオイルにローズマリー精油1~2滴を混ぜて使うのがお勧めです。

シャンプー

シャワーを使うと地肌の血行がよくなるので、シャンプーをする時が頭皮マッサージをする良いタイミングです。

ただし、血行が良い時は、シャンプーの成分が頭皮に浸透しやすい時でもあります。有害な成分を含んだシャンプーを避け、安全な成分で造られているシャンプーを使用することが大切です。(シャンプーなどの成分については、『かなり怖いパーソナルケア商品の成分』をご確認ください。)

ローズマリーオイルが配合されたものがお勧めです。

手作りしている方は、ローズマリー精油をシャンプーやコンディショナーに調合すると良いです。

シャンプーの作り方

次の方法でシャンプーが作れます。

  1. お鍋に蒸留水を入れ、ドライローズマリーを1~2握り入れ沸騰させる。
  2. 5時間ほど放置した後、ローズマリーを濾す
  3. (2)の抽出液4分の1カップと、カスティール石鹸(他の100%植物油石鹸でも可)1カップを混ぜ合わせる

冷蔵保存してくださいね。

また、重曹で洗うと、髪を乾燥させ過ぎません。

どちらの場合も、酢酸をお湯で薄めてトリートメント剤として使用すると、石鹸や重曹のアルカリ成分によるキシキシ感を防ぐことができます。

ハイドロトリートメント

シャンプー後の髪を流す仕上げに、冷水を地肌(髪の根元)から流します

その後、温かいお湯でもう一度流します。これを繰り返します。

髪のキューティクルは冷水で開き、温水で閉じます。そのため、繰り返すことで、地肌の血行をよくするだけでなく、髪が保水され、キメが整い、柔らかくなることが実感できます。

ホットオイル・トリートメント

次の方法で、ダメージヘアのためのホットオイル・トリートメントができます。

材料

  • キャリアオイル・・・大さじ3杯
  • ローズマリー精油・・・5滴

やり方

  1. オイルを耐熱ボウルに入れ、湯煎にかけ、温め混ぜ合わせる
  2. 温まったオイルを数分かけて地肌にすり込みむ(髪の先にもオイルを行きわたらせる)
  3. シャワーキャップをする
  4. お湯で濡らしてしぼったタオルを巻き、30~45分おく
  5. 途中でタオルが冷えたら温め直す
  6. ぬるめのお湯でシャンプーをしてオイルを洗い流す

そのまま一晩おいても構いません。その際は、シャワーキャップは外し、乾いたタオルを髪に巻いて、枕を汚さないように気をつけて寝ましょう。

キャリアオイルとして適したナチュラルオイルについては『植物性ナチュラルオイル』をご参照ください。

スタイリング

ドライヤーやアイロンは、抜け毛や乾燥による切れ毛を増やす原因になります。

髪を乾かす時は、まずは厚めのタオルで頭を覆い、爪を立てて地肌の湿気を取ります。タオルをしているので、爪を立てても地肌を痛めることはありません。その後、ドライヤーで乾かす場合は、髪の根元に風を当てるようにしましょう。根元が乾燥していることが地肌の健康に大切です。

ヘアカラーについては、『ポイズンビューティ』をご参照ください。

白髪が気になる場合

抜け毛だけでなく白髪も気になる場合には、カルシウムが不足している可能性があります。

「腎」が弱るとカルシウムの吸収率が低下します。

日焼けで嫌われるメラノサイトによって髪の黒色は造られます。メラノサイトの活性化にはカルシウムが必要です。そして、カルシウムの体内吸収には、ビタミンDが必要です。ビタミンDは日光浴によって作られます。

つまり、黒髪を保つためには、日光浴も必要だということです。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

私はしばらく前から抜け毛が気になり始め、そこで海藻類と魚を毎日の食事に加えるようにして、シャンプーを100%石鹸(固形)に代えたら、なんと、抜けなくなりました!

更に今は、白髪対策中です。

一般的に見たら白髪が生え始めた時期は、かなり遅い方だと思います。でも、腎虚体質なので、白髪になりやすいという意識はもっています。これから少しでも染める頻度を少なくできたらと思い鋭意努力中です(笑

髪の状態を食事によって内側から改善したいと思う人は、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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新学期は、毎年3月と9月です。講座でお会いしましょう。

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