
バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
クランベリーは米国インディアンの薬

米国ではサンクスギビング(感謝祭)の時に、クランベリーをソースにして七面鳥といっしょに食べるのが定番です。
クランベリーは北米原生で、古くからアメリカインディアンが食品としても薬としても利用してきたベリーです。
アメリカに移住したヨーロッパ人も、その効果に直ぐに気づき、以来、食事に取り入れてきました。
1850年頃には、ヨーロッパからの船乗りは、クランベリーを長い航海で不足しがちになるビタミンCの補給剤として携帯するようになっています。
でもクランベリーの様々な機能は、ビタミンCのお陰だけではありません。
クランベリーのポリフェノールは特別

クランベリーの主な薬効は、プロアントシアニジンと呼ばれる成分によります。
1. 特殊な型
プロアントシアニジンは、ナッツ類、豆類、リンゴ、梨、ブドウの種、赤ワイン、ダークチョコレートなどにも含まれていますが、クランベリーに含まれているプロアントシアニジンは A型 と呼ばれる特別なものです。
それがクランベリーを特別な食品にしています。
2. 含有量
クランベリーに含まれているプロアントシアニジンの量は次のとおりです。
- 一皿分のクランベリー・・・約400mg
- 1杯のクランベリージュース・・・約35mg
その量は、アロニアの次に多いと言われています。(アロニアについては、『アロニア』をご参照ください。)
今回は、そんなクランベリーの驚く機能についてお伝えします。
なお、裏付けとなる研究論文は、最後に参考文献として一覧にしています。

1. 膀胱炎の予防と改善
クランベリーに膀胱を保護する機能があることは良く知られていますね。
でも、膀胱炎の改善に適切なクランベリーの量をご存知ですか?
(1)有効量
尿路炎症を減少させる効果を示したクランベリーの量は次のとおりです。
- 1日1杯のクランベリージュース・・・尿路炎症約 32% 減少
- 1日2杯のクランベリージュース/1日2杯相当のフリーズドライパウダー・・・尿路炎症約62% 減少
プロアントシアニジンは、細菌(バクテリア)を抑制するだけでなく次の菌類も強力に抑制します。
- カンジダ・アルビカンス
- 真菌類
(2)がん患者の膀胱炎
がん患者は、その治療の特性から、膀胱に入り込む細菌と戦う力が弱くなるため、膀胱炎に罹る高いリスクを抱えています。
放射線治療を受けている前立腺がんの患者にプロアントシアニジンを72mg含む錠剤を投与した臨床研究では、次のように報告されています。
- 膀胱炎発症リスク・・・28%低下
- 重度の膀胱炎リスク・・・33%低下
プロアントシアニジン72mgということは、クランベリージュース約2杯分ですね。

2. がん予防
プロアントシアニジンは、バクテリアと戦ってくれるだけではありません。
(1)細胞試験
クランベリーに含まれる特殊なプロアントシアニジンは、試験管試験で次のがん細胞の増殖を抑制したことが報告されています。
- 肺がん
- 前立腺がん
- 卵巣がん
- 喉頭がん
- 神経膠芽腫(グリア芽細胞腫)
ホールベリーの抽出液も、前立腺がんと乳がん細胞を抑制したことが報告されています。
(2)疫学研究
プロアントシアニジンを多く含む食事をしている人は、次のがんの発症率が低いことが報告されています。
- すい臓がん・・・65%
- 乳がん・・・61%
- 子宮体がん・・・34%
- 大腸がん・・・26%

3. 風邪予防と症状の改善
クランベリーは、昔から、風邪などによる解熱剤として家庭の薬として使われてきたベリーです。
(1)臨床試験
偽薬を服用したグループと比較し、毎日450mlのクランベリージュースを飲んだグループは、10週間でT細胞(免疫細胞)が6倍になったことが報告されています。
それだけでなく、次の効果が示されています。
- 風邪をひく確率・・・32%減少
- 風邪またはインフルエンザに罹った人数・・・16%減少
- 胃腸不良・・・57%減少
- 病欠した日数・・・31%減少
(2)試験管試験
試験管試験では、クランベリーの粉末が肺炎菌を抑制したと報告されています。
4. 脂肪減少/肥満予防
回虫を使った研究では、プロアントシアニジンが脂肪の蓄積を74%抑制するだけでなく、脂肪細胞を死滅させたことが報告されています。
ヒトでも同じことが起きるのかは、更なる研究が必要ですが、既に、ブルーベリーやナッツ、リンゴに含まれているポリフェノールがヒトの体重減少に効果があることは多くの研究によって示されていることから、クランベリーにも同様の効果があると考えられています。

5. 糖尿病の予防と改善
(1)II型糖尿病患者のコレステロール値の改善
Ⅱ型糖尿病の患者に、クランベリーの抽出液1500 mgを含む錠剤を12週間摂取させたら、総コレステロール値と悪玉コレステロール値が大幅に減少し、悪玉と善玉の比率が改善したことが報告されています。
長期的にみて、これは心疾患リスクを低減することとなり、心疾患リスクが健常者よりも高い糖尿病患者にとっては、非常に重要な情報です。
(2)血糖値の管理とインスリン抵抗性改善
健常な成人を対象とした臨床研究で、1日に2杯のクランベリージュースを8週間飲み続けた結果、次の数値が改善したことが確認されています。
- 血糖値
- インスリン抵抗性
クランベリーがⅡ型糖尿病予防になることを示しています。
6. 血圧改善
1日に2杯のクランベリージュースを8週間飲み続けた同じ臨床研究で、拡張期血圧(下の血圧)が大きく低下したことが報告されています。

7. 体内炎症予防
慢性的な内臓炎症は全ての人が避けるべきものです。内臓炎症は、心臓病、がん、リウマチ、乾癬(かんせん)、炎症性腸疾患、慢性痛などに関係していると考えられています。
肝臓は、炎症に反応して、細胞組織に傷がついたり、臓器や粘膜が炎症したときに、体が防衛反応として発生させるC反応性タンパク質を造ります。
体内に炎症が多ければ、それだけ多くのC反応性タンパク質が造られることになります。
1日2杯のクランベリージュースが、次の効果をしめしたことが臨床研究で明らかにされています。
- 血圧低下
- 血糖値の正常化
- C反応性タンパク質の減少(内臓炎症の減少)

8. 虫歯予防と口腔内の健康
プロアントシアニジンは、口腔内のバクテリアに効くことが示されています。
マウスを使った研究では、次の作用が観察されています。
- 口腔内のバクテリアの増殖の抑制
- 歯の表面へのバクテリアの定着の減少
- 虫歯形成の減少
研究者は、プロアントシアニジンが歯周病にも効くのではないかと研究を進めているそうです。
クランベリージュースの選び方

日本では、まだ、生のクランベリーを手に入れることは難しいです。
でも、オーガニックのドライ・クランベリーや冷凍クランベリーは比較的簡単に手に入ります。
また、様々なメーカーからクランベリー・ジュースが販売されているようです。
クランベリーにメディカルな作用を期待するのなら、オーガニック栽培あるいは無農薬栽培であることを確認してくださいね。
そして、甘味料(砂糖や人工甘味料など)、着色料、香料、酸化防止剤、亜硫酸Naなどが添加されていないものを選んでくださいね。
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参考文献:
- “Cranberry juice capsules and urinary tract infection after surgery: results of a randomized trial”, Foxman B, Cronenwett AE, Spino C, Berger MB, Morgan DM, Am J Obstet Gynecol. 2015 Aug;213(2):194.e1-8. doi: 10.1016/j.ajog.2015.04.003. Epub, 2015 Apr 13.
- “Cranberry phytochemical extracts induce cell cycle arrest and apoptosis in human MCF-7 breast cancer cells”, Sun J, Hai Liu R, Cancer Lett. 2006 Sep 8;241(1):124-34. Epub 2005 Dec 27.
- “Standardized cranberry capsules for radiation cystitis in prostate cancer patients in New Zealand: a randomized double blinded, placebo controlled pilot study”, Hamilton K, Bennett NC, Purdie G, Herst PM, Support Care Cancer, 2015, Jan;23(1):95-102. doi: 10.1007/s00520-014-2335-8. Epub 2014 Jul 4.
- “Consumption of cranberry polyphenols enhances human γδ-T cell proliferation and reduces the number of symptoms associated with colds and influenza: a randomized, placebo-controlled intervention study”, Nantz MP, Rowe CA, Muller C, Creasy R, Colee J, Khoo C, Percival SS, Nutr J. 2013 Dec 13;12:161. doi: 10.1186/1475-2891-12-161.
- “Cranberry Product Decreases Fat Accumulation in Caenorhabditis elegans”, Sun Q, Yue Y, Shen P, Yang JJ, Park Y, J Med Food. 2016 Apr;19(4):427-33. doi: 10.1089/jmf.2015.0133. Epub 2016 Mar 18.
- “Cranberries (Oxycoccus quadripetalus) inhibit adipogenesis and lipogenesis in 3T3-L1 cells”, Kowalska K, Olejnik A, Rychlik J, Grajek W, Food Chem. 2014 Apr 1;148:246-52. doi: 10.1016/j.foodchem.2013.10.032. Epub 2013 Oct 19.
- “Cranberries (Oxycoccus quadripetalus) inhibit lipid metabolism and modulate leptin and adiponectin secretion in 3T3-L1 adipocytes”, Kowalska K, Olejnik A, Rychlik J, Grajek W, Food Chem. 2015 Oct 15;185:383-8. doi: 10.1016/j.foodchem.2015.03.152. Epub 2015 Apr 9.
- “Effect of cranberry extracts on lipid profiles in subjects with Type 2 diabetes”, Lee IT, Chan YC, Lin CW, Lee WJ, Sheu WH, Diabet Med. 2008 Dec;25(12):1473-7. doi: 10.1111/j.1464-5491.2008.02588.x.
- “Cranberry juice consumption lowers markers of cardiometabolic risk, including blood pressure and circulating C-reactive protein, triglyceride, and glucose concentrations in adults”, Novotny JA, Baer DJ, Khoo C, Gebauer SK, Charron CS, J Nutr. 2015 Jun;145(6):1185-93. doi: 10.3945/jn.114.203190. Epub 2015 Apr 22.
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ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング


