ブロークンハート症候群って知っている?ブロークンハート症候群を起こしやすい人とは?

2025/09/04/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

心と体をつなぐホリスティックな食事法について、
ニュースレター登録者限定のキャンペーン情報等も配信しています。
ご登録は、こちらから
もれなく統合食養学ホリスティック栄養学冊子が無料ダウンロードできます

えっ!?失恋症候群!?

そんな病気あるの?

驚きますが、本当にあるんです。

「ブロークンハート」というと、失恋のことだと思う人が多いかもしれません。

でも、「Broken Heart(ブロークンハート)」は、直訳すれば「壊れた心」つまり、恋愛に限らず、「失意」とか「失望」とか「傷心」もブロークンハートです。

ブロークンハート症候群は、精神的なストレスや肉体的なストレスがきっかけで発症する心筋症です。

なお、裏付けとなる研究論文などは、最後に参考文献として一覧にしています。

心筋症は、何らかの原因で心臓の機能が一時的に低下する病気です。

主にストレスを原因として起こる心筋症には、ブロークンハート症候群を含め、次のようなものがあります。

  1. ストレス性心筋症
  2. たこつぼ型心筋症
  3. ブロークンハート症候群

ストレス性心筋症は、ストレスを原因とする心筋症全般を指す言葉です。そのため、ブロークンハート症候群もタコつぼ型心筋症もストレス性心筋症です。

病状が発生している時の心臓の形状によって主に次のような「型」に分類されます(これに限りません)。

心臓の収縮機能が一時的に低下することで左心室の先端部分(心尖部)が拡張し、心臓がまるでタコ壺のような形になるのが「たこつぼ型」です。

日本人の先生が発見した病態なので、英語でも「たこつぼ型」は、「Takotsubo」とまんまです。

ブロークンハート症候群は「たこつぼ型心筋症」ですが、すべての「たこつぼ型」がブロークンハート症候群ではありません。

「ブロークンハート」というくらいですから、ストレスの中でも肉体的なストレスよりも、より大きな感情的なストレスによって引き起こされる心筋症がブロークンハート症候群です。

心への大きな衝撃が引き金

大きなストレスを受けてから、数分から数時間後に起こることが多いことが示されています。

主に、次のような、心への大きな負のストレスが引き金となります。そのため、ブロークンハート症候群と呼ばれるようになりました。

  • 家族など大切な存在の死
  • 離婚
  • がんや難病の宣告
  • 失業
  • 破産
  • など

ブロークンハート症候群は、身体的ストレスの後にも起こることがあります。

身体的なストレスが大きな精神的な負担となるような、例えば、次のような出来事の後などに起こる可能性があります。

  • 交通事故
  • 喘息発作
  • 大手術
  • など

交通事故や大きな手術は、心への負担が大きいものです。

スイスで行われた研究では、ブロークンハート症候群は、心への負の衝撃だけでなく、ポジティブな衝撃でも起きうることが示されています。

チューリッヒ大学病院の研究者が、9か国1,750人のブロークンハート症候群の患者を調べたところ、その約4%が嬉しいイベントの後に発症していました。

例えば、次のようなイベントの後です。

  • 孫の誕生
  • 誕生日パーティ
  • サプライズパーティ
  • 結婚披露宴
  • 応援しているスポーツチームの優勝
  • など

主任研究者である循環器専門医のクリスチャン・テンプリン医師は、次のように述べて、このタイプの心筋症を「幸せ症候群」とあえて呼んでいます。

「たぶん、人生における嬉しい出来事や悲しい出来事など
本質的には異なるように思われる両方の出来事も、
それを伝達する中枢神経系の最終地点では、
共通の経路を通っているのかもしれません。
それが結果として、同じような症状となって現れるのかもしれません。」

特定の医薬品を服用した後にもブロークンハート症候群が起こることがあります。

  • エピネフリン・・・アレルギー症状や喘息発作の治療薬
  • デュロキセチン(シンバルタ)・・・うつ病の治療と糖尿病に合併する末梢神経障害の治療薬
  • ベンラファキシン(イフェクサーXR)・・・抗うつ薬
  • レボチロキシン(シンスロイド、レボキシル)・・・甲状腺機能低下症の治療薬
  • など

症状は、心臓発作に似ています。

心臓発作のような症状で病院に運ばれた人が、その発作が心筋梗塞によるものではなく、その後「ブロークンハート症候群」だと診断されたりします。

ブロークンハート症候群では、心筋への血流を梗塞するものが存在しません。

でもそれは、検査してみないと分からないことなので、最初は心筋梗塞だと思われることが多い疾患です。

米国アリゾナ大学サーバー心臓センターの臨床教授のモヴァヘド(Movahed)教授は、ブロークンハート症候群の心臓の状態を次のように説明します。

大きなストレスに反応して分泌される
ストレスホルモン(コルチゾール)の作用によって、
心臓の一部が一時的に肥大し、ポンプ機能が十分に働かなくなる

心臓の「たこつぼ」状態のことですね。

・・・・・

続きをご覧になるには、ニュースレターへのご登録が必要です

下のフォームにご入力されたメールアドレスに「限定公開記事」へのリンクがついた
Welcomeメールをお送りします。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

ソフィアウッズ・インスティテュートのマインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースでは、ストレスと仲良くなる方法や幸せ体質の作り方について学べますよ。

あなたも一緒に学びませんか?

セルフドクターコースでは、あなたが食を通してご自身の主治医(セルフドクター)になるために、必要な知識とスキルを教えています。

新学期は、毎年3月と9月です。講座でお会いしましょう。

あるいは、もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

プライベート・ヘルスコーチング・プログラムについて
お気軽にご相談ください。
初回相談を無料でお受けしています。

心と体をつないで健康と幸せを手に入れる
ニュースレターのご登録は、こちらから
統合食養学(ホリスティック栄養学)冊子が無料ダウンロードできます

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング