バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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心の状態が姿勢に表れる
喜びを発散させながら道をスキップしている人を見たことありますか?
まぁ、ドラマ以外ではあまり見たことありませんね。主人公がとってもハッピーで幸せな気持ちになっているということを分かりやすく伝えるために、ドラマでは、大抵、良いことがあった後の帰り道で、主人公がスキップしているシーンが描かれます。
心が晴れやかな時は、(スキップはしないかもしれませんが、笑)顔は上向きになり、胸の前が開くように歩きませんか?
一方で、心が沈んでいる時は、知らずのうちに、顔は下向きになり、背中を丸めて体を縮めるように歩きませんか?
姿勢や歩き方には、心の状態が表れます。心の状態によって歩き方が無意識のうちに変わります。
著名なファッション・コンサルタントのシドニー・アン・ピーターソン氏は
姿勢を含めて、私達の非言語行動は、内側の人間性を表し、心の態度を反映する
Cindy Ann Peterson
“Our nonverbal behavior (including posture) gives away our inner personality and reflects our inner attitude.”
と、言っています。
姿勢で心の状態が変わる
クイーンズ大学が行った実験は、その「逆も真」だということを示しています。
この実験では、まず、ポジティブな意味の単語とネガティブな意味の単語の両方が書かれているリストを被験者に見せます。その後、ウォーキングマシーンで、ゲージの針が真ん中よりも右か左かどちらか一方に傾くように歩くことを指示されます。
猫背で力なく歩くと針は左にふれ、背筋をまっすぐにして跳ねるように歩くと針は右にふれるようになっています。ただ、被験者たちにはそれを知らせず、被験者は歩き方を自分で工夫して試すことになりますが、直ぐに気がつくようになっています。
ウォーキングマシーンで歩いた後、最初に渡した単語リストをできるだけ多く思い出して書き出すように指示されます。
すると、針が左にふれるように歩くことを指示された(猫背で歩いた)被験者は、ネガティブな意味の単語をより多く書き出したそうです。
姿勢や歩き方によって心の状態が変わることを、この実験は示しました。
下向きで背中を丸めて歩いたら心が沈み、上向きで体の前を開くように姿勢をまっすぐにして歩いたら心が明るくなることが示されたのです。
別の実験では、イスに猫背の状態でテーピングされた被験者と比較し、背筋をまっすぐにした状態でテーピングされた被験者は、セルフエスティーム(自己肯定感)が高まり、より元気になり、機嫌がよく、恐怖心が減ったと報告しています。
その後、被験者とのインタビューでは、猫背の状態だった被験者は、ネガティブな発言が多く、あまりポジティブなコメントがなかったというのです。
単に、姿勢をまっすぐにして座ることを心掛けるだけで、自分に自信がもてるようになって、ポジティブ思考になるって素敵ですね。
上を向いて歩こう
落ち込んでいる人を励ますために、「前を向こう」とか「堂々としていよう」とか声をかけることがありますよね。それは、単なる社交辞令に留まらず、科学的に本当に効果があることだったんです。
落ち込んだ時ほど、前を向いて堂々とした姿勢で歩くことで、心も上向きになって、また、頑張ろうという気持ちになれるかもしれません。
反対に、猫背の人は、知らないうちに、自分自身の心を落ち込みやすい、傷つきやすい、ストレスに弱い傾向にしてしまっているのかもしれません。
姿勢でホルモンバランスも変わる
エイミー・カディは、TEDでの発表で、ボディランゲージが私たちを形づくると述べています。
彼女の実験では、体を屈めていた人と比較し、体をより広げた(胸を張った)ポーズで座ったり立ったり2分間した人は、コルチゾール(ストレスホルモン)値が低下し、テストステロン(男性ホルモン)値が上昇したと報告しています。
胸を張ると、人は、体内ホルモンのバランスからみても、ストレスに強くて積極的になるということが示されています。
ストレスホルモンのコルチゾールの過剰分泌は、様々な病気の原因を作るので、胸を張るだけでコルチゾールが減るのなら病気予防になります。
ものすごく簡単な予防法ですから、やらない理由はありませんね。
笑顔とストレス
そして、微笑みましょう!
笑顔は、ストレスによって引き起こされるすべての病気の回復に効果があると報告されています。
もう20年以上前から、スマイルセラピーというものが存在しますが、その効果を裏付ける研究がいくつもあります。
スマイルセラピーは、楽しくなくても笑顔をキープしているだけで、楽しい気持ちになるというもので、うつ病治療などにも用いられてきました。
この研究では、様々な表情を人為的に作るために、被験者は、口の様々なポジションにお箸をおいて噛むように指示されます。お箸を微笑みの顔が作れるポジションで噛んでいた被験者の血圧が低下したのだそうです。笑顔は心の状態だけでなく、身体的な状態においても目で見えるくらいの変化をもたらすということが示されたわけです。
笑顔の人って、周囲の人達を幸せにしますよね。でも、実は、笑顔の持ち主は、自分自身を幸せで健康にしているってことですよね。周囲も自分もって、すごいですよね。しかもタダで、時間もかからない幸せ増幅&健康法です。
笑顔の効能については、『笑顔の効能と本物の笑顔の見分け方』で詳しく読めますよ。
結論、姿勢をまっすぐにして、胸を張って、微笑みながら、歩く。
ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス
もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?
公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。
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参考文献:
- “3 Scientifically Proven Ways Walking Can Boost Your Mood“, DR. PATRICIA THOMPSON, JANUARY 4, 2015
- “How we walk affects what we remember: Gait modifications through biofeedback change negative affective memory bias“, Johannes Michalak, Katharina Rohde, Nikolaus F. Troje, Journal of Behavior Therapy and Experimental Psychiatry, Volume 46, Issue null, Pages 121-125
- “Do slumped and upright postures affect stress responses? A randomized trial.“, Nair, Shwetha; Sagar, Mark; Sollers III, John; Consedine, Nathan; Broadbent, Elizabeth, Health Psychology, Vol 34(6), Jun 2015, 632-641. http://dx.doi.org/10.1037/hea0000146
- “Grin and bear it: Smiling facilitates stress recovery“, Association for Psychological Science, July 30, 2012
ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング