バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
お花を食べるってどう思いますか?
昨日(2016年5月27日)、お台場の東京カルチャーカルチャーにて行われた「日本エディブルフラワー協会」主催のイベントに参加してきました。
エディブルフラワーとは、食べられる(エディブル)お花のことです。
実は、私は長いこと「お花を食べるなんて、なんて野蛮なんだろう」と思っていました。画的には美しく見えるかもしれないけれど、「お花を食べるだなんてっ!」と思っていました。
でも、いろいろ学んでいく中で、「アリかも」と思うようになり、「ここは、一度、偏見を捨てて、その世界をまずは経験してみよう」という気持になったのです。
冒頭の写真でマイクを持たれているのは、小松美枝子先生です。エディブルフラワーを日本にはじめて紹介された方で、ハーボロジスト(ハーブ研究家)としては、オバマ米国大統領からその功労を表彰されるなど、パイオニア的な方です。現在は、伊豆高原でMieko’s Garden というエディブルフラワー&ハーブの農園&研究所を経営する傍ら、東京農業大学で講師を務められていらっしゃいます。日本の文化功労賞を受賞されていっらしゃる方です。
彼女のお話には、驚きや感銘が多かったのですが、その中でも、私が共感したのは、先生がヴィーガニズムについてふれられたところです。
「宗教や健康上の理由で、ヴィーガンになっていらしゃる方については、その選択肢を尊重しなければなりません。でも、動物の命を奪いたくないからという理由でヴィーガンになっていらっしゃる方には、植物にも命はあるということをお伝えしたい。」
心が震えました。
以前、『野菜には感情がないから食べても平気?』の中に書きましたが、動物であろうと、植物であろうと、命の重さに違いがあると考えるのは、人間の思い上がりだと、私には感じていたからです。
3種のフラワーティの飲み比べ
左から、ジニア(百日草)、カモミール、ゼラニウムです。
それぞれのお花の香り通りの、裏切らないお茶でした。
3種のお花の食べ比べ
黄色いお花は、ヴィオラ(すみれ)、その上の赤いお花はベゴニアで、一番上の大きな赤いお花は、ナスタチウム(金蓮花、キンレンカ)です。
どんな味がすると思いますか?
- ヴィオラは、マイルドな優しいハッカのような風味 デザートに良いかも
- ベゴニアは、普通の葉物野菜のような風味 普通にグリーンサラダに入れても違和感なく食べられそうです
- ナスタチウムは、まるでクレソンのようなワサビに似た辛味が刺激的でした お肉の付け合せやサンドイッチのマスタードの代りに等活躍しそうです。
お花にこんなユニークな個性があったなんて!
色や香りや姿だけでなく、味?風味?という楽しみ方。
お花を口に入れる時には、それなりの覚悟?(お花に申し訳ないという気持やらなんやら、よくわからない湧き上がってくる感情を抑えるひと呼吸)をしましたが、良い体験となりました。
ヴィーガン・カレーとフラワースープ&サラダ
Vege Heart さんのお料理をいただきました。とっても美味しくて完食。
サラダのドレッシングは、カレンデュラ(金盞花、キンセンカ)のドレッシングでした。
ただ、後で判ったことですが、このドレッシング、食用植物油脂が使用されていました。「食用」と書かれているものは、工場で化学的に作られた油だということを意味します。
本当に植物から採った油には、「食用」とは記載しないんですよ。だって、食用なことは明らかですから。
工場で化学的に造られているからこそ、「工業用」ではなく、「食用」だと、わざわざ書く必要があるんです。
しかも「植物油脂」・・トランス脂肪酸じゃありませんかっ!(涙)
ああ、残念、無念。
フラワーデザート
左は小松先生のガーデンから届いた金魚草。右上はドライ・エディブルフラワーを薔薇のジャムに載せたクラッカー。右下のお花は紫陽花のように見えますが何でしょう?お隣のお席にいた方のを写真に撮らせていただきました。
ナッツ風味の葛粉ムース(たぶん)の上に苺が載せてあって、その上にお花が盛り付けられています。
ドライになっているものは、ハーブティなどが身近にあるせいか、特に心の中に抵抗感が生まれてくる感覚はなかったのですが、生のお花をこれからも、私の食事の定番にできるかというと、やはり、少し、逡巡が必要に思いました。
でも、お花が盛り付けられているだけで、華やかで美しくて、サラダやムースが特別なものになるので、特別な日などに、サプライズでお花を用いるのも悪くないと思えるようにはなりました(笑)。お花ごとの味の違いも今回学びましたし。
エディブルフラワーの購入先
お土産&戦利品(の、はずだったもの)
わくわくで帰宅したのですが、ドレッシングの食用植物油脂に心折れ、お土産のドーナッツにも植物油脂が。。(涙)
瓶詰のクッキーはバターでしたのでセーフ。
こうしたヘルシー(そうな)イベントでも、盲信せずに、ちゃんと裏の成分表示を読んでから、お土産をいただいてくることが必要なんだなと、猛省した夜でした。
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