自己嫌悪から抜け出す方法

2016/10/25/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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私達は自分自身の最悪な批評家

人間、生きている時間が長くなるほど、頭を抱え込みたくなるような失敗や過ちのひとつやふたつ、どころじゃないくらい、あります。

私も早や半世紀も生きているので数えきれないほどあります。

普段は別にいちいち気にして過ごしているわけではありませんが、ふとした拍子に、思い出されることがあり、その度に「ああ“―――っ!」と叫びたくなります。

「ごめんなさい」と謝りたい人達を積み上げたら、富士山よりも高くなるかもしれません。

そうした気持ちが私の中にあるせいでしょうか、先日、自己嫌悪について書かれていた、チョプラ・センターのレオ・カーバー氏の記事が目に留まりましたので、和訳要約してお伝えします。

Leo Carver, August 04, 2016

他人から投げかけられる最も厳しい批判ですら、私達が自分自身に投げかける批判を超えることは希です。私達は、自分自身の最悪な批評家です。自己嫌悪を止めるには、かなりの努力と忍耐とマインドフルネスが必要になります。

でも、可能です。

自己嫌悪を止めることができれば、私達は、もっと充実した日々を送ることができるようになります。

  • 瞑想
  • ありのままの自分を受入れること
  • 他者(家族や友人)を愛するように自分自身を愛すること

これらを学ぶことが、破滅的な自己嫌悪を止める方法です。

自分を批判し自己嫌悪する心から抜け出したいなら、なぜ自分を批判してしまうのかを検証することが大切です。

自分自身を眺めたら何が見えますか?

自分自身を愛おしく見ることができますか?それとも情けない姿に見えますか?

自分の可能性を最大限に出し切れるように自分自身を追い込むことは、ある種、意味のあることです。

でも、それには、自分自身への愛しみと優しさが伴っている必要があります

愛情や優しさが無ければ、より良い自分を目指すあなたの情熱は、何かにつまずき、目標を達成できなかった途端に、ネガティブな方向へ向かいかねません。

常に気品と前向きな気持ちをもって、考え行動するよう自分自身を訓練しましょう。

その心がけが内面に向かう時、それは輝き、自分自身と接する時のあなたの態度を変えます。より良い自分を目指すあなたの心に、ネガティブな自己批判が入り込む余地はなくなります。

全ての失敗は、成長です

そして、全てのマイナス面はポジティブな物事に光を当てるためにあるということを忘れてはいけません。

1. 自己嫌悪がどこから生まれるのか見極める

周囲を見渡す時、私達の脳は、自然と全ての刺激を分析するようにできています。こうした分析は、脳が物理的環境を評価したり、適応したり、介入したり、変更したりすることを判断するために行われます。

自己の内面を見つめる時、脳は、1日に6万から8万あると言われる雑念を同様に分析します。

瞑想は、雑念を排除し、純粋な思考を研ぎ澄ますことを可能にします。

あなたの「気づき」が高まれば、あなたは自己の内面を深く覗くことができるようになります。それは、批判を超えた意識の空間です。

何を見るかではなくどのように見るか

自分自身の内面に注意を向けるほど、自分自身の不完全さを見ることになるでしょう。しかし、何を見るかということよりも、どのように見るかということが重要です。

愛をもって、自分の不完全さを見ていますか?嫌悪感をもって見ていますか?

誰の価値観による評価なのか

そして、あなたの自己嫌悪がどこから生まれるのか、批判をしているのは“誰”なのかに注意を向けましょう。

あなたを批判しているのは、あなたの中に築かれた「親の価値観」だったり、「先生の価値観」だったり、「友達の価値観」だったりしませんか?

2. 自分を愛する

自己嫌悪の問題は、その根っこです。

洞察を伴う自己批判は役に立つ

自分の内面を冷静に客観的に見つめる洞察を伴う自己批判は、あなた自身を深く理解した上で行動することを可能にします。

論理的で公平で客観的な洞察に基づく自己批判は、より良いあなたを創ります

それは、あなたが自分自身に責任をもっていることを意味する健全で建設的な批判だからです。

あなた自身に優しくなる

あなたの思考が自己憐憫や心を落ち込ませるのなら、あなたは常に自己嫌悪する材料を抱え続けているということではないでしょうか。

こうした批判の形は、自己愛に基づいているとは言えません。

自分の過ちを、反省の心をもって赦しましょう

裁判官の仕事は、罰を与えることではなく、過ちから学び、生活と心にバランスと調和を取り戻させることです。あなたも自身の裁判官として、自己批判をする時には、優しさと成長への期待をもって、自分を裁くことを学びましょう。

3. 他者と接するように自分自身と接する

あなたは、他者に対してよりも自分に厳しくしていませんか?

同じ行動や、同じような身体的特徴、同じくらいマイナスに思われる事柄について、他者には親切になれるのに、自分のこととなると許せないのは、なぜでしょうか。

あなたの自己イメージ、自分への期待が、自分に親切にすることを阻むのです。

例えば、ちょっと太り気味の友人に対して、あなたがどの様に接しているのか、自分自身の行動を客観的に見てみましょう。その人が、ぽっちゃりなことなんて関係なく、友人として好きだから、お友達でいるはずです。なのに、自分自身の体重が1kg増えることに自己嫌悪してしまうのはなぜなのでしょう。

くじけそうになっている友達は励ますのに、三日坊主の自分のことはダメな奴と、見捨ててしまうのはなぜでしょう。

自分よりも友達の方が、大切なのでしょうか?

そんなことはないはずです。

あなたがお友達や家族を大切にするように、あなた自身のことも大切にしましょう。

4. 目撃証人になる

自己嫌悪の気持ちが湧きあがってきたら、心のギアをシフトしましょう。

自分自身と交わしているネガティブな会話から離れましょう。ネガティブな会話に参加してはいけません。

ネガティブな感情が出たな」ということだけを認識し、その思考を流してしまいましょう。

自分自身の思考を眺め、批判を客観的に認識することで、自己批判の被害者ではなく、自己批判を成長に活用できるようになります。

自己批判は必ずしも自分を傷つけるものだけではありません。

自己批判はやる気につながることもあります。あなたは、自分自身の最悪のアンチになることもできれば、最高のファンになることもできます

原典: “How to Stop Judging Yourself“, Leo Carver

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

最後の部分は、マインドフルネス瞑想のことを言っているように思います。

1日5分で良いので、やってみることをお勧めします。

基本形:

  1. 目を閉じて、座り、自分の呼吸にだけ意識を向けて過ごします。鼻で吸って、口から吐きます。
  2. 息を吸うとき、お腹が膨らみ、息を吐くとき、お腹が凹むことを意識します。
  3. 様々な雑念が脳裏に浮かんでくると思います。浮かんで来たら、思考を進めずに、すぐに「雑念」とレッテルを貼って、吐く息と共に吐き出すイメージで流します。
  4. 雑念は、次から次へと浮かんでくるので、その度に、「雑念」とレッテルを貼って吐き出します。

それだけです。

その他、私が実践しているのは、

「あなたは、もう昔のあなたではありません。
今なら分かることが分からなかった昔のあなたを許します。」

と唱える方法です。これは、クリス・カーから学んだ方法です。

昔やらかしてしまった苦い記憶、誰かを傷つけてしまった記憶、そうしたものが思い出された時、「ああ“―――っ!」と思った瞬間に、その思考が自分を批判し自己嫌悪に陥る前に、思考を一旦止めて、唱えます。

ざわついた心が落ち着きを取り戻すまで、何度も唱えます。

自己嫌悪で身動きができなくなってしまう前に、心を平常に戻してくれます。

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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