バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
サボテンの様なお野菜
アーティチョークをご存知ですか?
サボテンか?というような見かけをしたお野菜です。お花が咲いた姿は、巨大なアザミのようです。
私がこのお野菜と出会ったのは米国で暮らし始めた10代の頃です。米国人の友人がある日アーティチョークをもってきて、私の部屋のキッチンで蒸し始めました(笑)。
蒸し上がった、見るからにサボテンをドンっ!と大きなお皿の上に丸々載せ、「さぁ、食べよう!」と言って、マヨネーズを片手にテレビをつけたのでした。
「はぁ?これ食べ物なの?どうやって食べるのぉ!?」というのが私の心の叫びでした(笑)
アーティチョークを丸のまま食べる方法
アーティチョークをまだ丸のまま食べたことのない人のために、食べ方を説明します。
- アーティチョークを丸のまま、蒸す、ローストにする、または、グリルします。
- アーティチョークの葉っぱを一枚引っ張って本体から外します。
- 外した葉っぱの根本の辺りにマヨネーズをつけてもいいですし、他のディップにつけてから、根本の部分を口に入れます。
- 歯でしごいて、中身を食べます。
やみつきになる美味しさです。
テレビを観ながら止まらなくなる、とてもヘルシーなスナックです。
アーティチョークの心臓
葉っぱを一枚ずつはがして食べた後に出てくる中心部分が、瓶詰などにされて売っているアーティチョークの心臓(ハート)です。様々なお料理に使われているのも中心のハートの部分です。
ハートの部分は、マリネにしたり、トマトソースの具にしたり、ピッザのトッピングにしたりと、いろいろに活用できます。
日本では、最近になって丸のままのアーティチョークを時々スーパーで見かけるようになりましたが、まだまだほとんどが輸入ものです。
アーティチョークは、国産では4月頃から7月頃まで出回っていて、旬は5月から6月頃です。
アーティチョークの機能
アーティチョークは、見かけの奇抜さだけでなく、機能も素晴らしいんですよ。
裏付けとなっている研究論文は、最後に参考文献として一覧にしています。
がん細胞の増殖予防
がん細胞が増殖する際に創る血管、つまり、がん細胞の血管新生をアーティチョークが抗がん剤水準で抑制したという報告があります。
ウイリアム・リー博士のリストでは、大豆エキスに次いで2番目に効果があったとしているお野菜です。詳しいお話は、マインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースで説明しています。
乳がん細胞の死滅
試験管試験ですが、アーティチョークからの抽出液が、ヒトの乳がん細胞を95%死滅させたと報告されています。しかし、健康な細胞に対しては抗酸化物質として作用したのだそうです。
アーティチョークの抗酸化物質の量は、ブルーベリーや苺よりも多く、リンゴの2倍以上だと報告されています。
肝臓のデトックス(排毒)作用/脂肪性肝炎改善
クロロゲン酸の一種であるシナリンを豊富に含んでおり、アーティチョークは、肝臓における有害物質の排出を促すことが報告されています。
臨床研究(ヒトを対象とした研究)において、脂肪性肝炎の患者の肝臓における酵素レベルを標準化したことも報告されています。 クロロゲン酸類は脂質が酸化するのを抑制する抗酸化力が高い成分です。
中性脂肪の抑制/メタボ改善/肥満予防
アーティチョークの抽出液を毎日1,000mg摂取した場合、血中の中性脂肪が47%減少し、1,500mg摂取した場合、血中コレステロール値が31%減少したという研究報告があります。
この抽出液の量を、野菜としてアーティチョークから食べるには、あまりに膨大な量が必要となるので、普通の食事では難しいように思います。でも、アーティチョークに減脂効果があることの証ですから、アーティチョークを食べて太ることはないと安心できますね。
アーティチョークの不思議な効果
アーティチョークに豊富に含まれているシナリンは、舌の味蕾の甘味を感じる受容体の働きを阻害します。そのためアーティチョークを食べている間は、甘さを感じません。そのためアーティチョークを食べた後に飲んだり食べたりした物は全て甘く感じるようになります。
不思議なお野菜ですね。
いかがです?
今度、アーティチョークをスーパーで見かけたら、「なんじゃこれ?」と思わずに手に取ってみてくださいね。
ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス
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参考文献:
- “Long Term Exposure to Polyphenols of Artichoke (Cynara scolymus L.) Exerts Induction of Senescence Driven Growth Arrest in the MDA-MB231 Human Breast Cancer Cell Line”, Mileo AM, Di Venere D, Abbruzzese C, Miccadei S, Oxid Med Cell Longev. 2015;2015:363827. doi: 10.1155/2015/363827. Epub 2015 Jun 9.
- “Efficacy of different Cynara scolymus preparations on liver complaints”, Speroni E, Cervellati R, Govoni P, Guizzardi S, Renzulli C, Guerra MC, J Ethnopharmacol. 2003 Jun;86(2-3):203-11.
- “Metabolic profile of 1,5-dicaffeoylquinic acid in rats, an in vivo and in vitro study”, Yang B1, Meng Z, Dong J, Yan L, Zou L, Tang Z, Dou G, Drug Metab Dispos. 2005 Jul;33(7):930-6. Epub 2005 Mar 31.
- “Zirconium silicate assisted removal of residual proteins after organic solvent deproteinization of human plasma, enhancing the stability of the LC-ESI-MS response for the bioanalysis of small molecules”, Hussain S, Pezzei C, Güzel Y, Rainer M, Huck CW, Bonn GK, Anal Chim Acta. 2014 Dec 10;852:284-92. doi: 10.1016/j.aca.2014.09.014. Epub 2014 Sep 16.
ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング