頭のハゲ方と大腸がん発症リスクとの関係|はげるならスッキリ禿げた方が良い理由

2016/02/17/

hagewashi

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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頭頂部までスッキリ禿げている方が良い

男性の頭のハゲ方と大腸がんには関係があると、『British Journal of Cancer(ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・キャンサー)』が、2016年1月12日に掲載した研究論文に報告されていました。

3万人以上の中年男性を対象に、頭髪の状態によって次の4つのグループに分け、大腸がんの発症率を比較する調査が行われました。

  1. 前頭部のみのハゲ/薄毛
  2. 前頭部のハゲ+頭頂部の軽度のハゲ/薄毛
  3. 前頭部のハゲ+頭頂部の中度~重度のハゲ
  4. まったくハゲていない

グループ3と4の男性と比較し、グループ1と2の男性の大腸がん発症確率は、約30%も高いと報告しています。

過去に行われた別の研究においても同様の結果が得られているとのことです。

大腸がんの発症リスクに関しては、まったく禿げないか、すっきり禿げてしまった方が、中途半端な薄毛よりもリスクが低いということにちょっと驚きました。

推察される原因

研究者は、インスリン様成長因子(IGF-1)の作用によるものではないかと推察しています。

インスリン様成長因子(IGF-1)は、卵や精子の形成、受精卵の発生、生体の発達・成長・成熟、代謝の調節、老化の抑制など、一生にわたって重要な役割を果たしているホルモンです。

インスリンと似た構造を持っていますが、血糖値に即座に反応するわけではなく、成長ホルモンや栄養状態によって、体の成長や発達段階に応じて量がゆるやかに増減します。

老化の抑制にとって必要なモルモンですが、過剰になり過ぎると様々ながん化スイッチを入れてしまうことが近年報告されています。

特に、動物性たんぱく質(主に乳製品など)に偏った食事傾向の人で、インスリン様成長因子(IGF-1)が過剰になりやすいと考えられています。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

薄毛が気になる男性は、動物性たんぱく質(肉類、乳製品)などに偏りのある食事を改め、野菜と果物も忘れずにバランスの良い食事を心がけることから始めてはいかがでしょうか。

でももし、おひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

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参考文献:

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング