
バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
霊泉の湯
母が隣県に住む叔母(母の妹)と一緒に旅行をしたいということで、諸々の企画運営を任されることとなり(笑)、わたしが同行する以上、安心した食べものを出してくださるところが良いと考え、また、母と叔母が住む場所からちょうど中間にあたる辺りで良いところはないかと探したところ、見つけました。
愛知県新城(しんしろ)市にある国の指定公園の鳳来峡(ほうらいきょう)にある湯谷温泉(ゆやおんせん)です。
湯谷温泉は、鳳来山のふもとの鳳来峡にある、板敷川(いたじき)沿いの温泉地です。百済で修行したお坊さんが祈祷の末、霊泉を見つけ、文武天皇の病を平癒したという温泉です。また、この地域は戦国時代、長篠の合戦の舞台となったところですが、武将たちの湯治場として活用されていたそうです。
連日の雨予報が晴れに
母もわたしも自称「晴れ女」です。台風予報の日でも出かける時には晴れてしまうことしばしば。最悪でも曇りくらいになるので、前日の天気予報では旅行中の2日間ともに「雨」でしたが、「まぁ、なんとかなるさ」と母娘共に考えていました(笑)
しかし、行きの新幹線が浜松に差し掛かると雨が降り始め、少々不安に。
でもやはり豊橋駅から飯田線で「湯谷温泉駅」に着く頃には、晴れてしまいました!
しかも、日傘をささなくては暑いくらいの強い日差しに。晴れ女伝説は健在です。
湯谷温泉唯一のお蕎麦屋さん

ちなみに「湯谷温泉駅」は無人駅でした。
お昼頃に着いたので、チェックインまでまだ時間がありましたから、旅館で教えていただいていた湯谷温泉唯一のお蕎麦屋さん(というか、外食店はここだけ)でお蕎麦をいただくことにしました。


お蕎麦は写真のお蕎麦のみ(笑)。母と五平餅を半分ずついただきました。
土地柄なのか、と~ても濃い~い味つけで、母も私もそのままでは食べられず、お茶で汁を薄めてお蕎麦をいただきました。が、美味しかったですよ(本当です、笑)。
五平餅も濃いですが美味しかったです。
吊り橋へ
その後、近くに吊り橋があるというので観に行くことにしました。



吊り橋自体の写真を撮っていないことに気がつきました(笑)
川底が板を敷いたように平なので、板敷川という名前なのだそうです。
足湯へ
吊り橋まで坂を下り、また坂を上って道に戻って来る途中、母の足が痛くなりもう歩けないというので、足湯までがんばって歩いてもらいそこで休憩することにしました。

母はしばらく足湯に居たいというので、母を足湯に残し、わたしひとりで周辺を歩いて回ることにしました。
湯谷大橋から
この橋からは渓谷が良く見えました。



上の写真の中間、遠くに見える赤い橋がさきほどの吊り橋です。
バスで鳳来山へ
鳳来山の山頂にはこの地域で生まれた徳川家康由来の東照宮があるというので、駅前からタクシーで見学に行こうと考えていたのですが、旅行前に宿泊先の旅館のスタッフと話をしている中で、湯谷温泉にはタクシー会社がない、つまりタクシーがないことが判明しました。
代わりに足湯近くのバス停から1日に3本バスが出ていることを教えていただいたので、足湯ですっかり足の調子が良くなった母と一緒にその日2本目のバスに乗って山頂へ行くことにしました。
するとそのバスに乗ったのは、わたしたち2人だけ。貸し切りバス状態で山頂まで行きました。
帰りのバスはその日最後の3本目のバスで2時間後です。それに乗り遅れたらタクシーもないので姥捨てになってしまいます。バスの運転手さんからも「くれぐれも乗り遅れないように」と。
山頂のバス停から東照宮まで「徒歩15分」と書かれていました。しかし、その道のりが坂を上って下っての道でしたので、高齢の母には少々大変な道のりとなり、30分ほどかけてゆっくりと歩きました。
しかし、足湯が効いたのか、母の足や腰が痛くなることはありませんでした。




鳳来山東照宮
家康の母君(於大の方)が世継ぎが授かるようにと鳳来寺で祈祷をしたところ、家康を授かることができ、その恩返しとして、鳳来寺の隣にこの東照宮を建てたのだそうです。



こちらでお参りをし、柘植でできた六つの小さな瓢箪がついた(六瓢むびょう)無病息災のお守りを購入しました。
鳳来寺
東照宮から更に山道を5分ほど歩くと鳳来寺があります。於大の方が祈祷されたお寺です。

東照宮への道中で見えたのは、この屋根です。
この本堂の向かい側からの景色



心が洗われるような景色です。
奥の院
本堂の裏手に周ると、奥の院へ続く長い石段がありました。


右側の石段は、バスではなく、ふもとから鳳来寺へお参りする人のための長い長い石段。於大の方はこの石段を登って祈祷されたのかと思うと、よほどの願いを込めて家康の誕生を祈っていたのかを感じられるように思います。
はず木到着
最終バスに乗ってふもとまで戻り、宿泊先となる「はず木」へ。ここで叔母と合流です。
「はず」というグループが湯谷温泉でさまざまな形態の旅館を運営しています。そのグループの宿泊施設の中で、唯一、薬膳料理を出してくださるのが「はず木」でした。
板敷川がすぐ横を流れています。早速、山査子のお菓子と薬膳茶で出迎えてくださいました。薬膳茶にはいくつか種類があり、体調や不調に合わせて好きなブレンドを選ばせてくれます。



「禅」のお部屋
禅のお部屋は、寝室が2間と居間と玄関のような空間がある造りで、廊下から入口を入っても更に廊下があるので、それ自体が一戸のような間取りでした。

部屋の入口の戸を開けるとこんな感じです。右手奥から寝室や居間に続きます。



居間からは板敷川が見えます。

叔母の手土産で一休み
温泉に入る前に叔母が持ってきたお菓子でお茶にすることになりました。

甘さ控えめのとても上品なふわふわとして美味しいお菓子でした。
家風呂にできるお風呂
温泉のお風呂は、内風呂と露天風呂の2つでした。両方のお風呂から板敷川を眺めることができます。また、両方とも家族だけで使うことができる仕組みでした。
お風呂を使う時に入口に「貸し切り」という札を立てておくと、他の人たちは入ってはいけないルールでしたので、叔母と母と3人でのんびり両方のお風呂を楽しむことができました。




本物の薬効のある温泉?
今年の8月くらいから、母の腰と左の太ももの調子があまり芳しくなく、少し歩くと痛くなって長い距離を歩けない状態が続いていました。しかし、昼間、長い時間、温泉の足湯に浸かってからは不思議と調子がよく、鳳来山の山道も痛むことなく歩き切りました。そのため母はここの温泉が効いたのだと確信し、できるだけ頻繁に温泉に浸かりたいと熱心でした。
その話を叔母にしたところ、膝に痛みのある叔母は「そうは言っても、わたしの膝には効くわけがない」と笑っていたのですが、なんと、温泉に入ったら、今まで何をしても消えなかった叔母の膝の痛みも消えてしまいました!
仙人の導きで発見された温泉で文武天皇のご病気を平癒したり、戦国武将の傷を治したという伝説のある温泉ですが、そんなに直ぐに効果が現れるなんて、驚きの連続です。(ちなみに、旅行から戻った今現在においても母の腰と足に痛みはありません!)
さまざまな温泉がそれぞれの効能を謳っていますが、本当に効いたという話は聞いたことがなかったので、今回、母と叔母の両方の痛みが消えたことから、少なくともここの温泉は本物なのかもしれないという思いです。
薬膳のお夕食
お夕食はもちろん薬膳のコース料理でした。
最初に食前の薬膳茶をブレンドしてくださいました。



プーアール茶を注いだ薬膳茶

2種類の冷製サラミと海老と胡瓜

鶏肉と卵白とモズクと人参







きくらげ、麦門冬




タンポポの根のコーヒー(羅漢果糖入り)
赤魚の蒸し物と豆豉を使ったお豆腐のお料理はもともとのお品書きにはなく、特別サービスメニューとのことでした!嬉しいサプライズ!
それぞれのお料理を出してくださる際に、使用されている食材とその効能について詳しく説明してくださったのですが、ほぼ忘れました(笑)
ただ、主に、腎、心、胃、気、を滋養するものが中心のお料理だったと思います。初めて食べる食材などもあり楽しいお食事でした。
全部全部美味しかったです。が、やはり土地柄なのでしょうか?全て塩分多めの濃い味付けだったのが残念と言えば残念でした。でも、本当に全部美味しかったんですよ!
翌朝から温泉
高齢者の朝は早いので(笑)、叔母と母は5:00くらいから温泉へ。大はしゃぎして出ていくので目が覚めてしまったわたしも遅れること30分ほどで合流。
朝から3人でのんびりと、まだ薄暗い板敷川を眺めながら温泉に浸かり、「贅沢だね~」と。
薬膳の朝食
朝食ももちろん薬膳料理です。

左側のとうもろこしは、「餅トウモロコシ」という種類だそうで、本当にお餅のようにモチモチとしたトウモロコシでした。上段真ん中の、菊が散らしてある品は、カツオの煮物です。その左横はオクラです。




塩分高めなことを除けば、全部全部美味しかったです!
デザートは喫茶スペースで
デザートと飲み物は喫茶スペースで出してくださるとのことでしたので、そちらへ移動。


タンポポの根のコーヒー
全部美味しかったです!!
もし叔母と母が疲れていなければ、2日目は飯田線を更に北へ下り奥三河のナイアガラと呼ばれる「蔦の淵(つたのふち)」まで行こうかと思っていたのですが、二人とも温泉でのんびりしていたいというので、急遽、「はず木」のスタッフさんに「はずグループ」の別の施設「湯の風HAZU」のランチと温泉のプランに予約を入れていただきました。
その後、チェックアウトの時間まで、再び温泉に入り(笑)ひたすらのんびりと過ごし、11時にチェックアウトした後、「はずグループ」の別の施設「湯の風HAZU」に移動。
湯の風HAZUの温泉
「湯の風HAZU」は、初日に母と行った板敷川にかかる吊り橋を渡ったところにあります。
「湯の風HAZU」は露天でした。「はず木」の露天は板敷川とほぼ同じ目線にありましたが、「湯の風HAZU」の露天は高い崖の上にあり、板敷川と鳳来渓谷を上から眺めることができました。


こちらは家風呂のようにはできない共同浴場でした。でも、わたしたち3人しかいない時間がありましたので、こちらでものんびりゆっくりと温泉を楽しむことができました。
ミニ懐石ランチ
温泉に浸かってのんびりした後は、ミニ懐石のランチをいただきました。こちらは薬膳ではありません。





こちらのお料理も美味しいのですが、やっぱり味付けがとーっても濃くて、この辺りの土地柄なのでしょうかねぇ。

昨晩から、ただ食べて、温泉に入って、しゃべっての繰り返し(笑)
なんて贅沢で素敵な時間なんでしょう(笑)
シラサギ?
ランチの後、帰りの電車までの時間をロビーで過ごしていると、川向うの高い木にシラサギ?が舞い降りて、まるでご領地の見張りでもしているような様子で長い時間留まっていました。
なんだかとてもラッキーな気持ちになりました。



帰路
湯谷温泉駅から豊橋までの1時間余りは、叔母と母の姉妹トークに大笑いしながら、あっという間でした。
豊橋駅では、弟夫婦からの注文で「あん巻き」をお土産に購入し、叔母と別れ新幹線ホームへ。
すると、なんとドクターイエローが目の前を走り過ぎるではありませんか!「あれ?もうドクターイエローは運行終了したんじゃなかったっけ?」と調べてみたら、終了したのはJR東海のドクターイエローで、JR西日本のドクターイエローのたった2本だけがまだ運行しているとのことでした。
なんともそんなたった2本しか運行していない、超極希少となったドクターイエローに偶然出会えるなんて!ラッキー中のラッキーです。しかも、母もわたしもドクターイエローを生で見たのはこれが初めてでした。あまりのことに写真を撮る間もなかったのが残念です。
2日間とも雨予報だったのに、1日も雨に降られることなく、無事に帰宅することができ、母の足と腰が痛むこともなく過ごすことができ、感謝、感謝の2日間でした。
ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。
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