自然に優しくクモを追い払う方法

2018/12/26/

クモ

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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昼間(朝)見るクモは縁起が良い

基本的に蜘蛛は苦手です。

だから敢えて近寄ったり捕まえようとは思いませんが、でも、ただ単にそこに居るというだけで殺そうとは思いません。

子供の頃、祖母からクモは益虫(えきちゅう)だと聞かされました。人間にとって利益になる虫だからむやみに殺してはいけないと。(蜘蛛は昆虫ではないという分類は、この際、さておきます、笑)

クモは、他の虫を餌にしていますから、例えば、家の中の蚊やダニを食べてくれます。庭や畑なら、お花や作物を荒らす虫を食べてくれます。だから益虫なんです。

それに、「昼間(朝)見るクモは縁起が良いから殺してはいけない」と言います。

単に、姿が好みではないからと言って、むやみな殺生はしたくないものです。

私と蜘蛛の距離感

実は、何年か前から小さなクモが住みついていて、何度か外へ出したのですが、いつの間にか戻って来るので、同居することを許しました(笑)

よくしたもので、朝か昼にしか会いません。見かけると、今では「あら、いたの?」と声をかけています(笑)

甥からは、「それ、同じクモじゃなくて、ちせちゃんちに、たくさん住んでいるのかもよ」と、脅かされましたが(笑)二匹以上を同時に見かけることは、今のところないので、おひとりだと思っています。

また、今年の秋、面白いことがありました。

実家の庭の生垣と物置との間の狭い通路をふさぐように蜘蛛の巣が張られていたので払ったのですが、次の日にはもう再び張られていました。主はかなり大きなクモでしたので、2度目はホウキで巣を払い、クモを生垣の上へ移動させました。

そして、「ここは人間が通る道だから、ここに巣を張ると、こうして取らなきゃならなくなるから、巣は生垣の方へ張りなさい」と告げました。

すると、それから生垣の周辺にだけ巣を張るようになり、通路をふさぐことがなくなりました。蜘蛛はヒトの言葉が分かるのかもしれません(笑)

外来種を見つけたら

とはいえ、毒グモは話は別です。それが外来種だったら尚ダメです。

毎年秋になると、毒グモのセアカゴケグモが日本のいたるところで発見されたというニュースを耳にするようになりました。関東にも、どうも定住してしまった感じです。また、冬にアルゼンチン・アリが繁殖しているというニュースもありましたね。

そうした危険な外来種をみつけたら、まずは自治体やお近くの保健所に連絡してくださいね。

日本古来種を守るために、無料で駆除してくれる自治体もあります。

さて、中にはクモをペットとして飼っている人もいますが、大半の人にとってクモは、毒グモでなかったとしても苦手な生き物です。

今回は、クモやアリなどの昆虫を家から自然に遠ざける優しい方法をお伝えます。大掃除の季節、対策しておく良い機会です。

1. 掃除する

もし家の中にクモが巣を作っているのなら、それは、家の中に餌となる虫がいるということです。クモを殺す前に、そうした虫が棲みつかないようにすることが重要です。

そのためには、とても当たり前な方法ですが、掃除することが有効です。

ホコリを掃い、整理整頓して、掃除機をこまめにかければ、クモの餌になるダニもいなくなりますから、餌のない場所にクモは住みついたりしません。

クモを家から追い出す最も安価で有機的(オーガニック)な方法です。

また、食べ物をテーブルやキッチンに出しっぱなしにしておいたり、レンジ周りの油汚れをそのままにしておかなければ、アリもゴキブリも好んでは来ません。

庭の鉢植えの場所を定期的に移動させたり、水皿の水をこまめに捨てるだけでも、蚊が住めない環境が作れます。餌となる蚊がいなくなれば、クモもいなくなります。デング熱対策にもなります。

抜いた後の雑草や枯葉を積み上げたままにしておかないことも大切です。

アルゼンチン・アリは、家の隙間に巣を作ってしまうようですから、ひび割れしているところや隙間などを補修することが第一です。

2. レモン精油配合の家具ポリッシュを使う

クモは柑橘系の匂いが大嫌いです。

クモに限らず大抵の虫は柑橘系の匂いが苦手です。

レモンの香りのする家具ポリッシュで、タンスや本棚や床や壁などを磨いておくと、虫は寄り付きません。レモンやミカンの皮で、直接家具を磨いてもいいです。

無農薬ではない皮は、食用のピールには使えないので、廃物利用です。家具磨きに使ってしまいましょう。

ちなみに、台所の小バエもレモンの皮を生ごみの袋の中に入れたり、水回りに置いておくと発生しませんよ。

キッチンは口に入れるものを扱う場所なので、できるだけ化学物質に頼らない方法で、虫よけしたり防カビしたりしたいですね。

3. ミント精油かお酢を使う

クモやアリなど、大抵の虫は、ペパーミントの香りも大嫌いです。

水にペパーミント精油を混ぜて、クモが隠れていそうな隙間にスプレーしておくと、退散してくれます。

家の中もいい香りになります。お酢でも同じ効果が得られます。

4. ヒノキやアスナロの製品を使う

虫はヒノキも嫌いです。家具の材質をヒノキにしたり、ヒノキでできたハンガーにしたり、ヒノキの木のブロックをタンスの隅や引出の中に入れておくのも効果があります。

衣類の防虫になります。

ヒノキだけでなく、あまり知られていませんが、日本古来のアスナロの木の香りも虫は大嫌いです。ヒノキ精油と比べて安価なのも嬉しいです。

5. ユーカリ精油とハーブパウダーを使う

こちらは、西アジアからの香りの知恵です。

ハーブパウダーなら、ニームやヤロウがお勧めです。両方ともアーユルヴェーダで薬草として用いられているハーブです。

ユーカリ精油も多くの虫が嫌がる香りです。

防虫剤の作り方と使い方

次の材料を混ぜてパウダーを作ります。

  1. 珪藻土・・・1/2カップ
  2. ニームパウダー・・・1/4カップ
  3. ヤロウパウダー・・・1/4カップ
  4. ユーカリ精油・・・20滴

使い方の例

  • チークブラシで毛皮にふりかけておく(夏場の防虫)
  • 小さな布袋かティーバッグなどに入れて、ウールのセーターと一緒にタンスに入れる
  • 団子やペースト状にして、虫が入り込みそうな隙間に置いておく

6. ホウ酸団子を作る

家の中に巣を作ったアリには、ゴキブリと同様に、ホウ酸団子で退治できます。

殺虫剤を使う方が効果的かもしれませんが、化学薬品の噴霧が及ぼすヒトへの害も心配されますので、できるだけ自然に優しい方法をまずは試してくださいね。

ホウ酸団子の作り方

次の材料をよく混ぜて団子状にします。

  1. ホウ酸・・・小さじ1/4
  2. 水・・・大さじ3
  3. 砂糖・・・大さじ1

年末お掃除特集

その他にも大掃除にお役に立ちそうな情報は、次のリンクをご確認ください。

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