オフィスでマインドフルに過ごす7つの方法

2015/02/24/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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1日のほとんどを過ごすのは職場

どんなにあなたが今の仕事を嫌いだったとしても、あなたは起きている時間のほとんどを職場で過ごします。

在宅勤務の人は自宅にはいるかもしれませんが、その時間を仕事をして過ごしています。

悲しいことに、その時間は大抵、あなたのストレスや疲労の根元だったりします。でも、そのストレスの一部は、あなたが過去に囚われ、未来を心配し、今を生きていないことからも生まれています。

企業買収なんて仕事をしていた頃の私には、常に、「不幸ではないものの、幸せでもない感じ」がつきまとっていました。仕事の内容自体は大好きなものでしたが、異端を許さない集団心理が充満した職場の雰囲気が私の心の大きな重荷となっていました。

どんな場所でもマインドフルに過ごすことは可能

そんな職場でも、どんな職場でも、マインドフルに過ごすことはできます。

もちろん、周囲の人々や環境を変えることはできません。でも、

あなた自身の気持ちの在り方を変えることはできます。

この言葉、過去の私に言ってあげたい。

マインドフルに過ごすといっても、職場にヨガスタジオがない限り、ヨガマットや瞑想用のクッションやお香をオフィスに持ち込むことはお勧めしません。たぶん、同僚の方々をドン引きさせるか怖がらせたりして、「ちょっと変わった人」というレッテルを貼られるのがオチです。

でも、ほんのちょっとの小さな習慣を持ち込むことで、生産性を向上させながら、ストレスを高めずに仕事をすることができるようになります。

1. 意図する

出勤して直ぐに仕事に取り掛かるのではなく、デスクの前に座ったら、PCを立ち上げる前に、一呼吸置きましょう。

深呼吸してみましょう。

そして、「今日一日を心静かに、“今”に集中して過ごす」ことを心の中で確認する時間を作ってください。

かつての私は、職場につくなりPCを立ち上げ、すぐさまメールを確認し、昨日の作業の続きを始めていました。一呼吸おいて心を落ち着けることなんて、考えてもみませんでした。

2. ひとつの事に集中する

目の前にあるひとつの事だけに意識を集中させて仕事をしましょう。

ひとつのことに集中できるまで、動作と思考をスローダウンしてみましょう。

複数のタスクを並行して進められることが優秀の証であるかのように考える人もいます。でもそうすると、大抵、完成しない中途半端な仕事が増えていくだけです。やり終えなければいけない、でもまだ途中の仕事が山のように高く積みあがっていくほど、あなたのストレスも高くなります。

そして心を見失います。

「忙しい」とは「心を亡くす」と書きます。

文字通り、本当のことです。

やらなければならないことがたくさんあったとしても、ひとつひとつのタスクに心を集中させて取り組むことで、精神的な忙(せわ)しさはなくなります。落ち着いた心の状態で仕事を処理していくことができるようになります。

「急がば廻れ」という諺もあります。

ひとつのタスクだけに集中して、ひとつひとつ完成させていくことは、生産性が低いように感じるかもしれません。でもそうすることによって、ミスが減り、やり直すことが無くなります。仕事上の生産性と効率性を大きく損なう要因のひとつは、やり直しにかかる時間と労力です。

凡ミスによるやり直しを無くすだけで、生産性・効率性は高まるんです。

一度にひとつのタスクだけに取り組み、ひとつひとつ確実に終わらせていくことは、生産性と効率性を高める方法です。私はそれを実体験としてお伝えすることができます。

3. できるだけ楽しむ

職場の環境に楽しみを見つけることが職場でマインドフルに過ごすためには不可欠です。

窓の外を眺めてみたり、同僚と談笑したり、得意な作業を任されたことに感謝したり。

窓からの景色はそこでしか見られないものかもしれません。受付のお花は毎週あるいは毎日違うかもしれません。給湯室で異なる部署の友だちができるかもしれません。何気なく見過ごしていたオフィスに新しい発見があるかもしれません。

投資銀行時代、朝8時に出社して作業を始めてから、次に顔を上げて気がついたら夜の8時だったことがあります。ランチも忘れ仕事に埋没していました。職場環境を楽しむ余裕など、当時の私にはまったくありませんでしたし、そんな発想すらありませんでした。

4. 誰かといる時は心もそこにおく

誰かがあなたに話しかけてきたら、それまでやっていたことや考えていたことを中断しましょう。そして、その人に意識を向けてちゃんと話を聴きましょう。

例えば、誰かの話を聴いている時、どんな風に返答すべきか自分の回答を考えながら聴いていることはありませんか?あるいは、片付けなければならない仕事のことが気になって、目の前の人の話をうわの空で聴いていることはありませんか?

それは、目の前の人ではなく、自分の思考に集中してしている状態です。マインドフルとは、真逆の心の状態です。

今どうしてもやらなければ締め切りが迫っているような状態なのであれば、そのことをちゃんと相手に伝えましょう。そして、「もし緊急な話でなければ、別の機会に聴かせてもらいたい」と、率直に伝えましょう。

そうでなければ、手を止め、体を相手に向け、話をマインドフルに聴きましょう。

5. 休憩時間は体と向き合う

休憩時間には、ストレッチしたり、短い散歩に出かけたり、深呼吸したりしましょう。

ランチを食べたりお茶を飲む時には、心を落ち着かせ、味や食感や温かさなど、物理的な刺激に意図的に注意を向けましょう。物理的な身体への刺激は、あなたの心を「今」「ここ」に戻してくれます。

瞑想は、5分あればできます。目を瞑って自分の呼吸のみに意識を集中するだけです。

当時の私にとってランチは空腹を満たすだけのものでした。お茶は喉の渇きを癒すためだけのものでした。就業時間中に休憩時間を作った記憶はありません。呼吸していたかどうかすら記憶がありません。それだけ心に余裕がなかったんですね。

でも、心にゆとりがあるから休憩時間が作れるのではなく、休憩時間を意識的に作るから、心にゆとりが生まれるということに今は納得しています。

だから、休憩しましょう。そして、休憩時間には体と心を癒す何かをしましょう。

6. 備忘用の目印を貼る

PCの縁やスマホ、机など目に入る場所に小さな目印を貼ってください。

小さな赤丸のシールなどで構いません。特に目立つものである必要はありません。

そのシールが目に入るたびに、休憩をとったり、深呼吸をしたり、意図的に今に集中するためのサインにします。スマホのアラーム機能を使って、90分ごとにブルるようにしておいてもいいです。

昔の私が、こうしたちょっとした「気持ちを外す」秘訣を知っていたら、夜8時になるまで気がつかないなんてことは起きなかったはずです。今思えば、自分で自分を追い詰めていたように思います。

7. 一日の終わりを深呼吸で締める

大切なことは、オフィスを出る時、仕事を全てオフィスに置いていく決心をすることです。

もし気持ちがまだ仕事から離れていないような時は、自分の呼吸に意識を向けましょう。肩の位置をひとつ落として、1日をマインドフルに過ごした自分を誉めましょう。

今日は終わったのです。

ここからの時間は、家族やお友だちと、あるいはあなた自身と、マインドフルに過ごす時間です。

投資銀行時代は、情報漏えい防止のため、PCの持ち帰りが禁止されていましたから、帰宅さえすれば作業は物理的にできなくなるのですが、そもそも帰宅時間が遅い。そして、当時の私はなかなかブラックベリー(もはや死物?今のメッセンジャーやLINEだけのデバイスのようなもの)を切ることができませんでした。休暇中も会社貸与のケイタイを所持していましたし。経営コンサルだった時は、PCのあるなしに関わらず、24/7、四六時中、プロジェクトのことが頭の中にありました。

明確な「一日の終わり」が無かったんです。

そんな私が当時、幸せでなかったとしても不思議ではありませんね。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

是非、私の二の舞とならない様、オフィスでの時間をマインドフルに過ごしてくださいね。

どうせ8時間はそこにいなければならないんです。だったら、可能な限り、そこでの時間を快適なものにしてはどうでしょうか。

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

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