ヘルスコーチが教えるニシンの酢漬けを灰の水曜日に食べる栄養学的理由|カーニバルと旧暦の節分の不思議なシンクロ

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

心と体をつなぐホリスティックな食事法について、
ニュースレター登録者限定のキャンペーン情報等も配信しています。
ご登録は、こちらから
もれなく統合食養学ホリスティック栄養学冊子が無料ダウンロードできます

アッシュウェンズデー(灰の水曜日)をご存知ですか?

アッシュ・ウェンズデーは、カトリックの祭日のひとつです。

この日から、イースター(キリストの復活祭)までの46日間をシンプルな生活スタイルに立ち戻り、謙虚に過ごす期間の始まりの日です。

この期間を、レント(Lent、日本語では大斎節、小斎節、四旬節など様々な呼び方があるようです)と呼びます。

2026年のアッシュウェンズデーは2月18日(水)です。そしてレントは4月2日(木)までつづき、4月5日(日)に復活祭のイースターを祝います。

ちなみに私はカトリックではありません。が、ドイツで暮らしてたことや米国でカトリック系大学の大学院で学んだことなどから、カトリックの生活には馴染みがあるのです(笑)

シンプルな生活スタイルとは?

レントの期間を過ごすシンプルな生活スタイルとは、伝統的には次のような食生活を意味します。

  • 主に野菜と果物を食べる
  • 動物性食品は、主に、魚や卵を食べる
  • 獣肉(牛、豚、羊など)は食べない

現代的には、伝統的な食生活の制限にとどまらず、さまざまな方法が執りいれられています。例えば、次のような過ごし方です。

  • スマホを使わない
  • テレビを観ない
  • お酒を飲まない
  • タバコを吸わない
  • など

幅広く贅沢なことを控えることなども最近のレントの過ごし方として、よく耳にします。

また、断捨離をレント期間中に行うことが推奨されていたりします。

レント期間中の断捨離の方法としては、毎日、ひとつだけ不要なものを箱に入れていき、レント最終日に適切な団体にまとめて寄付することが欧米で行われています。

宗教的慣習が意味する季節の知恵

伝統的なレントの過ごし方には、この季節特有の問題を解決してくれる知恵が隠れています。

1. 季節性のアレルギーや鬱症状の予防と改善

この時期に現れる季節性のアレルギーや季節性の鬱などは、腸内環境を整え、自律神経をバランスさせることで予防や改善が期待できます。

腸内環境の改善には、ビタミンDや食物繊維が重要な役割を果たします。ビタミンDの詳しい機能については『ビタミンD』をご参照ください。

魚にはビタミンDが豊富に含まれています。

野菜と果物には食物繊維が豊富です。

そして、自律神経のバランスには、ミネラルが深く関係しています。

魚にも野菜にもミネラルが豊富に含まれています。

一方で、肉は、代謝の過程で体内のミネラルやビタミンを大きく消費してしまいます。

また、肉に含まれているアラキドン酸という脂肪酸は、多くなり過ぎるとアレルギー症状を悪化させます。

つまり、この季節に肉を控えることで、季節性の症状の悪化を予防できるのです。

この季節を健やかに過ごすためにも、肉食を控え、魚と野菜や果物を多く食べることは、栄養学的にも免疫学的にも生理学的にも理に適っています。

あなたがカトリックでなかったとしても、春になる前の1ヵ月くらい、獣肉を控えて、日本の伝統的な魚と菜食で過ごしてみるのは、悪くありませんよ。

2. ドイツのカトリックはニシンを食べる

3年を暮らしたドイツでは、カトリック教徒はアッシュウェンズデーに酢漬けのニシンを食べます。この日は、ニシンを売る露店が立ちます。

南部出身のカトリックのドイツ人の同僚に勧められ、毎年、ランチタイムになると一緒に屋台まで行きニシンの酢漬けを食べていました。

ドイツは、ルターが宗教革命を起こした国です。

なので、中部から北部にかけては、歴史上初のプロテスタントと呼ばれるルター派のキリスト教徒が多いのですが、イタリアに近い南部にはカトリック教徒が多くいらっしゃいます。

ニシンには、たくさんのビタミンDが含まれています

冬のドイツは午後の3時になると、まるで夜の10時くらいの暗さになります。正味日照時間は、1日4~5時間くらいです。ビタミンD不足になることは必至の環境です。(夏は反対に夜中の11時を過ぎてもお昼のような明るさですが・・)

ですから、この時期にニシンを食べるのはのドイツ人の知恵ですね。

冒頭の写真はニシン、オリーブ、玉ねぎをディルといっしょに酢漬けにして、オリーブを中に巻いたものです。日本では、瓶詰の酢漬けニシンが手に入りやすいかもしれません。

カーニバルはなぜカーニバルなのか

ヨーロッパのカーニバルや米国南部のマルディグラ(Mardi Gras)は、アッシュウェンズデーの前日に行われます。今年2026年は、2月17日(火)です。

1. カーニバルは除肉祭

カーニバルは、日本語で「謝肉祭」と訳されますが、語源はラテン語の 「carnelevare」です。

「carne = 肉」+「levare = 取り除く」

カーニバルは、「肉を取り除く」と言う意味の言葉です。つまり、正しくは「除肉際」です。

2. マルディグラは火曜祭

米国南部(特に、ニューオリンズが有名)のカーニバル「マルディグラ」は、フランス語です。

「マルディ(Mardi)=火曜日」+「グラ(Gras)=祭」

「灰の水曜日」の前日の「火曜日に行うお祭り」です。

マルディグラもカーニバルも、アッシュウェンズデーからしばらく肉や大騒ぎを控えなくてはならないレントに入るので、その前に思いっきり食べて騒いでおこうという日です。

なんだか、人間の業を見るようなお祭りですね(笑)

日本の節分

春になる直前の最も寒く暗い冬の最期に、良質なタンパク質を食べることは、悪くない行為です。

日本にも立春(2月4日)の前日、節分(2月3日)に歳の数だけ大豆を食べる習慣があります。

食肉習慣がなかった日本人の伝統的な良質なタンパク源は大豆です。

体力や免疫力が落ちやすい年寄りほど、多くの大豆を食べておくようにと、いう知恵ではなかったのではないでしょうか。

実は、日本の節分は、旧暦では欧米のアッシュウェンズデーと毎年必ず同じ日になります。

2026年の旧暦の節分は、2月18日です

肉をたくさん食べる欧米のカーニバルは17日、大豆を食べる旧暦の節分18日とは1日違い。でも時差を考慮すると日本の18日は、欧米の17日です。

つまり日本人がたくさん大豆を食べる日と同じタイミングで欧米人が肉をたくさん食べているんです。

物理的な距離や文化や宗教の違いを超えて、地球上で同じタイミングで、タンパク質をたくさん食べるという同じ行為が行われてきたことに、何かの真理を感じずにはいられません。

だからこそ、節句のイベントは旧暦で行うことが理に叶うんです。

ちなみに、私の豆まきは毎年、黒豆です。

どうせ最後に食べてしまうのですから、腎を補う黒豆にしています。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

冬の最期に良質のタンパク質を1日だけ十分に食べて、その後は、暖かくなるまで魚と菜食で過ごす。

まったく同じタイミングで、ヨーロッパでも日本でも同じことが行われていた不思議に感動すると共に、地域を超えて、人種を超えて、月から影響を受ける普遍的な人間の体の仕組みを感じます。

あなたも、大豆やニシンを食べませんか?

季節と共に、先人の知恵と共に生きるライフスタイルは、ホリスティックです。

もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

プライベート・ヘルスコーチング・プログラムについて
お気軽にご相談ください。
初回相談を無料でお受けしています。

あるいは、ソフィアウッズ・インスティテュートのマインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースで学びませんか?セルフドクターコースでは、あなたが食を通してご自身の主治医(セルフドクター)になるために、必要な知識とスキルを学びます。

新学期は、毎年3月と9月です。講座でお会いしましょう。

心と体をつないで健康と幸せを手に入れる
ニュースレターのご登録は、こちらから
統合食養学(ホリスティック栄養学)冊子が無料ダウンロードできます

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング