ヨガが血圧とコレステロールを下げる｜科学的に裏付けられたヨガの心疾患予防と改善効果

2021/10/19/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表　公認統合食養ヘルスコーチ（CINHC）、公認国際ヘルスコーチ（CIHC）の森ちせです。

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ヨガに対してどんなイメージをもっていますか？

意識高い系の女優さんやモデルさんがやっているイメージでしょうか。

あるいは若くて、既に細くて、体が柔らかそうな女性がやっているイメージではありませんか？

でも、ヨガは古くから、男性も、年配の人達も行っているものです。

また、マインドフルネスの人気の高まりと共に、ヨガの瞑想効果など心の健康に良いイメージをもっている人も多いのではないかと思います。

ヨガは臓器機能に変化をもたらす代替療法／補完療法

実は、近年、ヨガが心疾患・心臓血管系の改善に良いという研究論文が多数発表されています。しかしその多くは科学的に信頼に足るものではありませんでした。

しかし、今年（2021年）に入って発表された論文は、ヨガが体の柔軟性や心の健康だけでなく、心臓というハードな臓器の機能に変化をもたらすことができる代替療法、あるいは、医療の補完的治療になり得ることを報告していました。（最後に参考文献として掲載しています）

その論文は、現在までにヨガと心疾患との関係について発表されている300本超の論文の中から、科学的に信頼のおける方法（ランダム・コントロール臨床試験）で、ヨガと他の代替療法との心疾患の改善に対する効果を比較した研究8本について、総合的な検証を行った結論を掲載していました。

ヨガが血圧とコレステロールを低下

結果、ヨガは、他の代替療法と比較して、

  • 血圧（上下両方）の低下
  • 善玉コレステロールの増加
  • 総コレステロールの低下
  • 中性脂肪の低下
  • MBIの適正化
  • QOL（生活の質）の向上

に寄与することを報告しています。

ヨガは不整脈と動悸の発生頻度を減少

心房と呼ばれる心臓の上の部屋が小きざみに震え、十分に機能しなくなる不整脈のひとつ、心房細動がヨガを習慣にすることで、発生頻度を減少させることができると、いくつかの研究が示唆していると報告されています。

なお、心房細動が起こると、動悸、めまい、脱力感、胸の不快感、呼吸困難などが起こります。

更に、ヨガが動悸の発生を減らすと、研究者は述べています。

ヨガは、不整脈や不整脈の症状を持っている人に対しても、改善効果が期待できる補完的な治療となりえると言えます。

ヨガが身体機能を改善する

どんなタイプのヨガも、私達の体の強度、柔軟性、バランスを改善できると、研究者は述べています。これらは、心身の健全性にとって重要な要素ですが、案外、見過ごされがちなものです。

また、ヨガは、ゆっくりと深く呼吸しながら行う運動です。その行為が、血圧と心拍の低下を助けます。更に、ヨガを正しい呼吸法と共に習慣的に行うことで、徐々にストレスに過反応しないよう脳神経を訓練することができます。

ストレスを上手に扱えるようになることで、不健康な習慣、例えば、喫煙や飲酒に頼る必要がなくなります。

慢性的なストレスから始まる不健康なライフスタイルが改善されれば、心疾患やその他多くの疾患が改善あるいは予防されることは容易に想像できます。

なお、ストレスと病気の関係性の仕組みについて詳しくは、マインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースで学ぶことができます。

ヨガが心の状態を変える

皆さんがヨガに対してもっているイメージ通り、ヨガの効果は肉体に対してよりも、心・精神に対する影響の方が大きいと研究者は述べています。

お医者様は、心疾患の患者に、乱れた食事と運動不足が恐ろしい結果を招くと脅かします（嘘ではありませんが・・）。罪悪感と恐怖で食事やライフスタイルを変えることができる患者さんもいるかもしれません。でも、大抵は、長続きしません。

でもヨガは、（良い先生から学べば）アサーナ（ポーズ）を通して、呼吸法やリラックス法や瞑想法についても学ぶことができるものです。

ただダイエットのためだけのヨガではなく、本当にヨガを知っている良い先生から学び、習慣にすることで、次第に、あなたは心と体が発する声が聞こえるようになります。マインド・ボディ・コネクション（心と体のつながり）です。その声が聞こえるようになることで体だけでなく、あなたの心にも変化が起きます。

  1. ストレスから解放されたら、熟睡できるようになります。
  2. 睡眠の質が改善すれば、日中、心も体も元気に活動することができるようになります。
  3. 体の声が聞こえるので、食べるものに気を配るようになります。
  4. その循環によって、無理に食事を制限しようとしなくても、自然と生活が変わっていきます。
  5. ライフスタイルと食事が変われば、当然、様々な不調は消えていくでしょう。

全てのことはつながっています。私達はホリスティックな存在なのです。

なお、ヨガと関係の深いアーユルヴェーダ（インド伝統医療）に基づくチャクラの診方やヨガのアサーナとの関係については、『瞑想とチャクラ｜あなたが知るべきチャクラとは』、あるいは『統合食養学の基礎「体の声を聴く方法」のひとつをご紹介｜体の不調とチャクラ』をご参照ください。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

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