キッチンを薬局にする6つの基本ルール

2015/03/24/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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「キッチンを薬局に」と私はよく言います

キッチンに「薬を置いておけ」という意味ではありません(笑)。

何か体の不調を感じた時に、すぐに薬を飲むのではなく、キッチンにある食品やハーブ・スパイスを使って症状を緩和することを、第一に考えてほしいという意味です。

体には自然治癒力が備わっています。薬に頼れば自然治癒力は弱くなっていきます。でも、自然治癒力を頼ってあげれば、期待に応えて強くなってくれます。

そうした私達の免疫システムを教育し指導しているのは、実は、腸内の共生細菌達(マイクロバイオータ)です。化学物質でできた薬は、病気の症状を緩和してくれるかもしれませんが、顕微鏡でしか見えないような超微小な共生細菌達を殺してしまいます。

私自身、超ハードな仕事をしていた頃、むちゃくちゃな食事をしていました。サプリメントを飲んでいれば大丈夫だと思っていましたし、何かあればとりあえず頭痛薬(アスピリン)を飲んでやり過ごしていました。

その頃の私は、「体と対話する」「体の声を聴く」なんて言葉すら知らない人でした。今思えば、いたるところに不調のサインが出ていたのですが、その頃の私には、「気のせい」でしかありませんでした。

食事を変え、生活を変え、体と心が正常に戻ってきて初めて、どれほど自分が病んでいたか気がついたくらいです。今では、体に現れる様々なサインに日々気が付けるようになり、日々の食事を調整しながら過ごしています。

キッチンを薬局にするための基本ルール

1.体の声を聴く|あなたはいくつ当てはまりますか?

体の声

体が発している声に耳を傾けてください。体からのメッセージに耳を傾け、それに従って食事をすることが、キッチンを薬局にする第一歩です。

「~であるべき」「~のはず」という頭で考える理屈で食事をしないことです。

2. 慢性的な体の不調を改善するためにサプリメントを飲まない

粉末状に加工された酵素飲料やインスタント調味料、錠剤になっているサプリメントは、簡単で便利ですが、加工の過程で多くの栄養素が失われているのも事実です。加工による劣化を補填するために香料や着色料や様々なものが添加されています。

マインド・ボディ・メディシン講座セルフドクターコースでは、サプリメント以上に栄養バランスの良い食品についてもお伝えしています。

日々の食事をバランスよく整えることから始める

日々の食事をバランスよく、お野菜をしっかり食べることを意識して過ごすだけで、多くの不調は改善されていきます。

丸のまま(ホールフード)で食べる

皮ごと食べられるお野菜や果物は、皮ごと丸のまま調理したりして、食べることを習慣にしてください。多くの栄養素や抗酸化物質は、皮と共に存在しています。皮ごと食べるだけで、その食品がもっている栄養素をもれなく取り入れることができます。

皮をむかないだけで、お料理はとてもシンプルで簡単・時短になります。

もちろん、そのためには、残留農薬の心配のないオーガニックや自然栽培の食品を購入することが大切となります。

様々な調理法で食べましょう

熱を加えなければ吸収されにくい栄養素、熱をくわえたら壊れてしまう栄養素、発酵させることでのみ得られる栄養素、ひとつの食品の中には、様々な栄養素が含まれています。

ひとつの調理法でのみ、その食品を食べていたら、その食品がもっている全ての栄養素を万遍なくいただくことはできません。

3. マインドフル・イーティングの実践

マインドフル・イーティングとは、目の前の食事とまっすぐに向き合って、五感を使って味わいながら、感謝して食べることを意味します。詳しくは『五感で食べるマインドフルイーティング』をご確認ください。

テレビを観ながら、ケイタイをいじりながら、仕事をしながら、機械的に食べ物を口に運ぶような食事をしてはいけません。

ゆっくり噛んでたべましょう。ただゆっくり噛んで食べるだけで、エネルギー代謝率が上がり太りにくくなるんですよ。しかもゆっくり食べることで、満腹感を感じられますから、食べる量も腹八分目で満足できるようになります。

また、ちゃんと噛むことで、脳内ホルモンのうち「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンが分泌されます。分泌されるのは、セロトニンだけではありません。様々な消化酵素が体内で分泌され、適切な消化と吸収が行われるようになります。

4. 私達は、ひとりひとり異なることを認識する

統合食養学ではバイオ個性と呼びます。

個性ですから、ひとりひとり異なります。

あなたにとっての薬も、誰かにとっては毒になるかもしれない。
あなたにとっての毒も、誰かにとっては薬になるかもしれない。

と、いう考え方が、バイオ個性です。

体の声、心の声に耳を傾けることで、バイオ個性は見えてきます。

5. 食事を宗教にしてはいけない

オーソレキシア/オルトレキシアという言葉を聞いたことはありませんか?

健康志向が行き過ぎて、「正しい」食事や食品しか食べられなくなった人達を意味し、これもまた、摂食障害のひとつと近年考えられている食事志向をもった人達です。

何が「正統な」「正しい」食事かの認識は、本人次第ですが、正しい食事をしないと、まるで宗教の戒律に背いたかように罪悪感を覚えたら危険信号です。

体を健康的にしたいために、心を病んでしまっては意味がありません。

オーソレキシアについては『正しい食事法に忠実な健康志向の方、オーソレキシアかもしれません』をご確認ください。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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