食で心と体をつなぐ – ホリスティック・ヘルスコーチング の ソフィアウッズ・インスティテュート

あなたのバイオ個性に着目するNYC発ポストモダンな食事法

“不適切な行動”のススメ・完全マニュアル

チャームド・ライフを生きる

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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日経ウーマンオンラインが2019年2月をもって閉鎖されることとなり、それに伴い、2014年2月~2014年12月まで連載していた『なりたい自分になるNY流栄養学 ホリスティック美女講座』の記事をこちらに再掲しています。

2014年10月20日

 塗り絵をするとき、枠からはみ出さずにきっちり色を塗るタイプですか?まったく車の気配のない小道でも信号が青になるのを待ちますか?仮病を使って会社を休んだことなんてないですか?

「はい」と答えた方にご提案です。たまには、枠を気にせずに色を塗ってみましょう。

「ミスビヘイヴィング=一般的に不適切だと思われている行動をとること」は、臨床心理学者によれば、私達の魂に善い効果をもたらしてくれるそうですよ。

 ホリスティック栄養学は、体の栄養だけでなく、心の栄養についても研究します。だからホリスティック(包括的/統合的)と呼ばれるのです。体の食べ物をセカンダリー・フード(二番目の食べ物)、心の食べ物をプライマリー・フード(一番大切な食べ物)と呼びます。詳細は、このコラム「ホリスティック美女講座」の第1回目のコラムでお話した通りです。

 周囲との和を尊重するあまり、空気を読んでばかりいて、自分自身の気持ちをないがしろにしていませんか?そうした行動パターンに陥るのは簡単です。ある種、社会的な保険・安心かもしれません。でも、自分の気持ちを大切にしたところで、あなたが悪人になることはありません。あなたは、あなたなのです。自分らしくいること以上に、健康的なことはないんですよ。

 特に、決められた仕事を決められた通りにするのが得意、あるいは、好きだという人は、ほんの少しの“不適切な行動”がとてもポジティブな効果をもたらすことがあります。新しい、いつもと違う方法で、何かをすることで、幸せの連鎖反応を起こすことができるんです。

 とはいえ大抵の人は、一般的な行動規範から逸脱することには躊躇がありますよね。でも、時々、ルールを無視することは、ある種の喜びと解放感を呼び起こして、創造力を高め、結果、素敵な思い出となります。

 もちろん、犯罪行為を勧めているのではありません。

 私達のルールブックには、様々な階層があります。一番上には、法律や条例があり、また、契約などがあります。就業規則などもあります。ここで勧める“不適切な行動”とは、それらを逸脱する行為のことではありません。

 もう少し柔軟で、個人の裁量の余地のあるガイドラインや指針といったもの、あるいは、“善意の嘘”はどこまで許されるのかといった個人の価値観に大きくよるような事柄です。“不適切な行動“は、そうした、各人の価値観によって大きく左右される行動の範囲で、“不適切な選択”をしてみましょうというものです。

 つまり、“不適切な行動“とは、貴方が自分に課している規範や常識や期待を破ることです。

ルールブックを見直す

 私達は子供の頃に、ある行動が適切か不適切かを身に付けます。あなたが起こしたある行為に対する両親からの注意や叱責などを通して両親の価値観が、仲間内でのケンカや遊びから仲間の価値観が、そして、学校の先生や指導者から教えられた価値観などが、何が“適切な行動“なのか、私達の中のルール作りに影響を与えていきます。

 そうして内面のルール、つまり、適切か不適切かを分ける境界線が築かれていきます。結果、その境界線の内側で行動することが多くの人にとっての安心となり、社会的に無難に暮らすための保険となります。でも、時々、そうした境界線が私達の潜在能力や才能を抑え込んでしまってはいないか、潜在能力を十分に発揮することから自分自身を遠ざけてはいないか、検証してみることも大切です。

 もちろん、生まれ持った性格というものも影響します。リスクや刺激を好む性格の人もいれば、周りを喜ばせたい欲求が人一倍強い性格の人もいます。また、「アウトオブボックス(箱の外)」 つまり、「既成概念の外」に自分自身を置くことができない性格要素をもった人もいると臨床心理学者は言います。“優等生”に多いタイプです。

 大人として、例えば、社員として、隣人として、配偶者として、親として課せられた役割を果たそうとする時、私達はその役割に“相応しい”と思われる行動パターンを身に付けていきます。問題は、その過程で、「こうあるべき」という他人の期待、あるいは、他人はそのように期待しているだろうという自分自身の思い込みで、自分の気持ちとは異なる行動パターンを身に付けてしまうことです。そのことで、自然に湧き出てくる自分らしい行動からどんどん遠ざかってしまい、自分が本当にどう行動したいのか自分自身でも分からなくなってしまうことです。

 私は長いこと鎧を身に付けて仕事をしてきました。仕事をしている女性は多かれ少なかれ、皆、鎧を身にまとっているものだと思います。ただ、私の場合、その鎧が強固すぎて、仕事をしている時の自分とそうでない時の自分とのギャップが大きくなりすぎて、同僚にも誰にも心を閉ざし、苦しい時期がありました。仕事場の人間関係を楽しむことができなくなってしまったのです。ハメを外すこともできず、感情を殺して仕事をこなすことにだけ集中していました。そうした自分に違和感を覚えながらも、素の自分に、もはや戻れなくなっていたのです。

 常にルール通りに生きようとするのは、自滅的です。ある意味、ルールに完璧な人生を生きようとすることは、不誠実な生き方でもあります。本当の誠実さは、自分自身の不完全さを認識し、不完全な自分を受け入れられる能力の中に存在します。外向けの自分と内なる自分を、違和感なく融合できる生き方が、誠実な生き方なのだと思います。いろいろなことを認め、私は今、とても気持ちが楽になりました。

 「自分に引いた境界線を超えると、真の自分を見つけられる」というのは偉大なパラドックスですね。

 普通だったらやらないことをやってみる。普段なら通らない道を通ってみることで、今自分がいる道が自分にとって正しい道であるかどうかを確認することができます。“不適切な行動“は、築いてきた価値観の再確認となるだけでなく、そうした固定概念からのリフレッシュ休暇にもなります。

 “不適切な行動“が、私達に第三の道があることを気づかせてくれることもあります。もし一度も“不適切な行動“をとったことがないのなら、いったい何が足りないのか気がつかないかもしれません。もしかしたら、ものすごく素晴らしいことがあるかもしれませんよ。

自分のことを一番に考えること、自分の意見を大切にすることは、どんな価値にも替えられないものです。

 今度、道や駅で困っている人に話しかけようかどうしようか躊躇している自分を見つけたら、あるいは、気に入った洋服を見つけたんだけど実際に着る勇気がもてない自分を見つけたら、自分に訊ねてみてください。

 「どうして迷っているの?」と。

 もし答えが、「変な人だと思われたら嫌だから」とか、「笑われたら嫌だから」とかと、いうことであれば、それは、法や倫理の問題ではないということですよね。だったら、声をかけてみませんか? 好きな洋服は着ましょうよ。新しい友達ができるかもしれませんよ。

 別に今の友人に洋服を誉めてもらう必要はありません。自分を押し殺してまで認めてもらう必要ってあるのでしょうか。貴方が気に入った洋服を似合うと言ってくれる人はいるはずですよ。

トラブルではなく、思い出作りを

 また、単純な“不適切な行動“は、ストレス解消にもなります。与えられた様々な役割を日々果たす中で蓄積されたストレスやうっぷんを晴らすために効果的です。

 ストレスが充満した圧力鍋のバルブを、安全に開ける簡単な方法には、女子会、飲み会、クラブナイトや妄想などがあります。多くの人は、どこに線を引くべきかをちゃんと心得ています。そして、一時的にちょっとだけ羽目を外して、またちゃんと枠の中に戻ってきます。

 ちょっとだけ羽目を外すことで、気分が高揚して元気が戻ってくる一方で、そんなことをいつまでも続けられるものではないことも再認識させてくれます。そうそう毎晩大酒をあおっていたら直ぐに若死にするだろうことや、毎週ショッピング三昧していたら破産してしまうだろうことは、簡単に想像できます。来る日も来る日も一日中、浜辺に寝そべっていたら、そのうちに人生に飽きてしまうか、日焼けで大変なことになるだろうことも想像できます。

 “不適切な行動“の副作用 ―― 二日酔い、金欠、罪悪感、ヒリヒリした日焼けなど ―― は、そうした行動が、なぜ“不適切“なのかを思い出させてくれます。たまに、ちょっと羽目を外すくらいでちょうどいいんですよね。

 もし、“不適切な行動“で、あなた自身あるいは他者が傷ついたり、傷つける可能性があるのであれば、それはやり過ぎです。自分自身や誰かを傷つけたり、社会的な迷惑とならないことが、“不適切な行動“の唯一のルールです。

チャームド・ライフを生きましょう

 チャームド・ライフ=魔法をかけられたようなキラキラした人生、そんな人生を生まれた時に既に持っている人はいません。自分で創りあげていくものです。あなたが理想とする人生を実現するためには、自分の人生を客観的に眺められる位置から再スタートすることです。

 チャームド・ライフを手に入れるには、いくつか方法がありますが、まずは、来週までに何かひとつ“不適切な行動“をしてみましょう。

 例えば、自分の心に正直に話す。冒険をする。奇抜さを楽しむ。季節の移り変わりとともにイメチェンする。ちょっと贅沢な良質な食品を購入する。同じデザインのバッグを全色そろえてみる。不愉快なことをされて笑顔を作らない。欲しい物をはっきり言う。相手の言葉を言葉通りに受け取る。急がない女になる。自分と真逆な価値観の人をランチに誘う。電車・バス待ちをしている知らない人と天気の話をする。偶然目があった人に微笑み返す。スキップする。女子会で愚痴ではなく解決策を話す。自分をねぎらう(半休とってマッサージに行く)。直感に従う。不完全さを愛する。奇跡を受け入れる。称賛の言葉をさえぎらない。

 など、など。

 “不適切な行動“をしてみましょう。心と魂に栄養を与えてあげましょう。

【参考文献】

  1. “Wholesome Guide to Misbehaving”, Rebecca Webber, March 25, 2014, Psychology Today,
  2. “Evolution of the Self – On the paradoxes of personality”, Leon F. Seltzer, Ph.D.,
  3. “Creating a Charmed Life: Sensible, Spiritual Secrets Every Busy Woman Should Know”, Victoria Moran, 4/7/1999

 

 

 

 

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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