バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
皆さん、いかが過ごしていますか?
新型コロナウィルスの感染拡大防止のために、小池東京都知事から、とうとう
- できるだけ自宅で仕事をすること
- 週末の不要不急な外出を避けること
の要請が出されましたね。
3月初旬に自粛のお願いが出されて以来、在宅勤務している人も多いように思います。
今、世界中の人が同じような環境にいます。
そこで、皆さんが、在宅勤務をハッピーに、そして、生産的に行えるよう、バリキャリを辞めてからのここ数年、自宅兼オフィスで仕事をしてきた私の経験から役に立ったことをお伝えしたいと思います。
バウンダリー(境界線)を明確にする
まず、最初に、バウンダリー(境界線)を明確にすることが非常に重要です。
これは、私がNYCの統合食養学専門学校(IIN)で学んでいた時に、校長先生のジャシュア・ローゼンタールが繰り返し言っていたことです。
好きなこと、情熱を傾けていることを仕事にすると、そのことがあまりに楽しすぎて、没頭しすぎてしまい、様々な人生の優先順位、特に、自分自身のことを後回しにしてしまうことが起きます。
そうすると、心と体の健康が次第にバランスを崩すようになります。結果、好きなことが続けられなくなったり、ストレスになってしまったりと、人生が幸せから遠ざかって行ってしまうからです。
しっかりとバウンダリーを設けることで、私達は、健康的に大好きな仕事に最善を尽くせるのです。
通勤しなくて良いということは、朝起きた瞬間から夜就寝するまでの間、ずっと仕事をし続けられるということです。極端な話、顔を洗わなくても、服を着替えなくても良いということです。
在宅勤務の落とし穴の幕開けです。
一般的な落とし穴の例
陥りやすい落とし穴はたくさんあります。例えば、次の様なことに心当たりはありませんか?
- 家事に気を取られて、頻繁に休憩をとってしまう。
- 休憩をとらず、何時間もコンピューターの前に座っている。
- 仕事をしている場所で、食事をしてしまう。
- 起き抜けに仕事に取り掛かる。
- 就業時間の終わりにPCを閉じるのではなく、夜遅くまで仕事をしている。
- 一緒に暮らしている家族やペットにしばしば気が散る。
- 仕事と子供の世話の両立が上手くできない。
- 仕事に対して、いつも以上に不安がある。
- 同僚から孤立しているような気持ちになる。
- 会社とのLAN接続を切ることができない。
何かひとつでも心当たりのあることはありましたか?
こうした在宅勤務の落とし穴に堕ちずに、生産性と心の安定を保つ方法があるんですよ!
在宅勤務をハッピーに成功させる方法
この方法は、在宅勤務だけに当てはまるものばかりではなく、オフィス環境に戻った後もきっと役にたつ方法だと思います。
1.業務開始時間と終了時間を含めたスケジュールを作成する
もともとフレックス勤務の人であっても、自分の就業時間を決めておくことで、バウンダリー(境界線)を維持しやすくなります。また、ルーティンを確立することで、不確実な状況に軸を作ることになります。
例えば私は、土日に講座やヘルスコーチングを行うことが多いため、原則、月火を自分のお休みと決めています。また、就業時間は、8:30~17:30を目安にしていて、20:00から講座やヘルスコーチングがある日は、次の日のスタートを遅くしています。
もちろん、厳密にこれを守っているわけではなく、柔軟に臨機応変に日々調整していますが、それでも、予め目安のスケジュールを意識して1日過ごすのと、ただ仕事に流されて1日過ごすのとでは、心の状態が大きく違ってきます。
また、予め、自分の就業時間・業務対応時間を関係者に伝えておくと良いと思います。時間外の伝達事項については緊急を要するものでない限り、翌日対応する旨、合意しておくと安心です。
バリキャリだった時の英国人上司が、「もしクライアントと本当に対等な信頼関係が築けているのなら、この時間は無理だとか、この日はダメだと、関係を悪化させずに、はっきりと伝えられるはずだ」と言っていました。
その通りだと思います。
2.その日の明確な目標を設定する
その日の仕事に取り掛かる前に、その日にやるべき事柄の優先順位を明確にしておくのです。
私はPCの画面に表示されるポストイット・アプリを使っています。
また、メールが来る度にメールチェックするのではなく、30分ごとなど、時間を決めて、まとめて観るようにすると、作業途中で気が散ることが少なくなります。
私は、PCを常時ネット接続にはしておきません。
作業がひと段落した時にだけ接続し、メッセージを確認して、まとめて対応するようにしています。
3.身だしなみは外出する時と同様に
朝起きたら、顔を洗って、服を着替えてください。
会社へ通勤する時のように完全なヘア・メイクをする必要はありませんし、普段着で十分です。
でも、最低限の身だしなみを整えることは、自宅にいても仕事とプライベートとのバウンダリーを維持し、あなたの気持ちを切り替えるのに役立ちます。
4.専用のワークスペースを確保する
突然、家で仕事をしなくてはならなくなり、なかなか、隔離された仕事スペースを確保するのは難しいと思います。コワーキング・スペースやスタバなどを活用される人もいらっしゃるようですが、「密」を避けるようにとの要請もあることから、少し心配な人もいらっしゃるかもしれませんね。
自宅に隔離されたスペースがなくても大丈夫です。
キッチンテーブルの一角でも、リビングの一角でも構いません。仕事をする一定の場所を決めることが大切です。そして、その場所を片付けて、最小のスペースを作ってください。
ちなみに、ベッドの上で仕事をするのはお勧めしません。
5.ちゃんと休憩を取る
通勤するだけで、自宅から駅まで、そして駅から会社まで歩きます。その間、新鮮な空気を吸って、多少の運動にもなります。特に都市部は電車の乗り換えで階段を使うと本当に良い運動になります。
でも、1日中自宅で仕事をすると、歩かなくなります。また、不要不急の外出も制限されていますから、むやみに外に出ることもできません。
そんな時に重要になるのが、マインドフルな休憩です。
- 午前中、例えば10時に、数分間、深呼吸して、お茶をゆっくり飲む時間を作ります。
- 午後には、例えば15時に、ストレッチしたり、簡単なヨガをする時間を作ります。
でも、こうした活動を仕事用のスペースでやらないでください。バウンダリーを守りましょう。深呼吸やストレッチはリビングまで移動して、お茶とおやつは食卓で。
リビングの一角を仕事スペースにした人は、リビングの別の場所でストレッチ。キッチンテーブルの一角を仕事スペースにした人は、別のイスに移動して食べてください。
ついつい仕事用のデスクでお菓子を食べたくなる気持ちは分かりますが、それはマインドフルではありませんね。お菓子を食べながらの仕事、仕事しながらのおやつ、「ながら」状態はマインドフルではありません。
在宅勤務の結果、体重が増加してしまったなんてことにならないためにも、バウンダリーを守ることが重要です。
6.バーチャルにつながる
在宅で仕事をするのが初めてという人は、最初は、同僚や上司や部下から切り離されて、孤立してしまったように感じるかもしれません。
でも、この時代、便利なものがいっぱいあります。
会社が会議やコミュニケーション用のLAN環境を提供してくれている場合には、問題ないと思いますが、そうではない場合、Zoomを使ったら、同僚の顔を見ながら雑談ができますし、Slackを使って仕事の相談や進捗報告などできます。両方とも無料で使用できます。
私は、講座やヘルスコーチングにzoomとSlackの両方を活用しています。両方ともとっても便利ですよ。
ちなみにズームによるストレスについては『ズーム疲れとサイコソマティック症状のための、新しい日常のストレスと不安と上手に付き合う方法』をご参照くださいね。
7.小さなお子さんがいらっしゃいますか?
独りで在宅勤務するだけなら、それほど難しいことではないかもしれませんが、子供が家にいながら、仕事をするのは非常に難しいものですよね。
- その場合には、保育所や学校に行っているのと同様に、子供にもルーティン(スケジュール)を作ります。厳格にする必要はありませんが、勉強の時間と遊びの時間に明確な境界線をひいて、子供の年齢にもよりますが、子供自身がそれを理解していることが重要となります。
- あなたと一緒の時間と、そうではない時間を明確にして、自宅の中に、それぞれのスペースを作ります。
- 子供の意見を聞きながら、彼等のアクティビティ・リストを作っておきます。勉強に飽きた時に、やれることを予め、子供に決めさせておくのです。ちなみに、「遊び(ゲーム)は何時間まで」と、遊びを制限するよりも、「勉強を何時間したら、好きなだけ遊んでも良い」という、勉強しなくてはいけない時間を決める方が効果的だそうですよ。
そして、自分に優しくしてください。必要ならサポートを求めてください。
ご両親(祖父母)に子供(孫)を預けているご家庭も多いようですね。実際に預けることが難しい場合には、フェイスタイムなどを使って、バーチャルに子供の相手をしてもらうこともできます。
パートナー(配偶者)も家にいる場合には、子供と一緒に過ごす時間をシフト制にしてください。
クラスターにならない程度の人数で、仲良しのママ友・パパ友同士で、お互いの子供を交代で預かるのも良いですね。
優しくなる
世界中の人達が今、大きな不安とストレスを抱えています。
私達はひとりではありません!
だから、あなた自身に優しくなってください。
私達はひとりで多くの役割を担っています。友達で、妻で、母で、娘で、働く女性で、隣人です。
こうした役割をお互いにフル活用して、お互いにサポートし合い、この局面を乗り切れたら最高です。
そして、私達の生活を支えるために在宅勤務ができない人達に、例えば、医療従事者、救命救急隊員、スーパーの店員さん達、配送業者の方々、公共交通機関を運営している人達に対して、感謝し、いつも以上に優しくなりたいですね。
ソフィアウッズ・インスティテュートができること
公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。
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