働く日本人の3人にひとりが抱える見えない健康問題プレゼンティーイズムをヘルスコーチが解説

2026/01/13/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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いくつかの研究では、職場が抱える健康関連コストのうち、医療費や薬剤費などの直接コストよりも間接コストの方がはるかに大きいことが示されています。

健康関連間接コストとは、「アブセンティーズム」や「プレゼンティーイズム」などと呼ばれる状態にある社員の生産性の低下を指します。

アブセンティーズム(absenteeism)とは、「アブセント」「存在しない」という言葉から生まれた派生語です。

職場の健康に関する文脈の中では、「欠勤によって生産性が損なわれた状態」のことです。

出社していないので、生産性が落ちていることを周囲が認識するのは難しくありません。

一方、プレゼンティーイズム(presenteeism)は、「プレゼント」という言葉の派生語です。ここでの「プレゼント」は「贈り物」ではなく、「存在する」という意味です。

転じて、そこに「物理的には存在しているのに、まるで存在していないかのような状態」を指します。

職場の健康に関する文脈の中では、「出勤しているのに欠勤しているのと同じくらい生産性が低くなっている状態」のことです。

病気による分かりやすい欠勤とは異なり、プレゼンティーイズムは、出勤はしているので、その社員が抱える健康問題が周囲からは見えにくく、欠勤(アブセンティーズム)よりもプレゼンティーイズムの方が職場に与える経済的損失は大きいのではないかと考えられています。

今回は、昭和医科大学衛生学公衆衛生学講座が、年齢20~69歳(平均47歳)の日本人労働者(第三次産業77%)1万人(男性50.4%)を対象に行ったアンケート調査の結果をお伝えします。

なお、裏付けとなる研究論文は、最後に参考文献として一覧にしています。

今回調査対象となった1万人の日本人労働者の傾向は次の通りでした。

折れ線グラフが「プレゼンティーイズム」の割合を示しています。

多くの人が腰痛や首・肩こりを持っていて、生産性が約40%落ちていることが上のグラフに示されています。

そして、頭痛を持っている人はコリを持っている人の約半分弱ですが、プレゼンティーイズムでは約2倍、約80%もの生産性が低下することが示されています。

腰痛やコリよりも頭痛の方が、仕事効率を大幅に減少させるということですね・・・。

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女性では、首・肩のコリと腰痛、男性では腰痛を持っている人が多いことが示されています。

そして、精神疾患(うつなど)がどちらも第4位にあることも現代の状況を表しているように思います。

腰痛と首・肩のコリが全ての年代でランクインしていることに驚きます。

20代~40代では、精神疾患と頭痛がもれなくランクインしていますが、50代以降になるとその両方ともがなくなるのが興味深いです。

研究者は、次のように説明しています。

「低い職務権限や職場環境などが
若年者の精神的健康に影響を与えている可能性があります。

仕事に支障をきたす精神的な問題は、
若年者の燃え尽き症候群や退職につながる可能性があるため、
対処が必要な問題です。」

また、燃え尽き症候群になりやすい人と、ならないための3つの条件などについては『燃え尽き症候群』をご確認ください。

更年期世代の50代にだけ疲労感が登場していることにも納得感があります。

また、50代以降に関節痛が現われるのことも加齢との関係で「なるほど」です。

その他次の傾向が明らかにされました。

  • 3人にひとり以上(約35.6%)が過去4週間以内に仕事に支障をきたす健康問題を経験
  • 男性よりも女性は仕事に支障をきたす症状を抱えるリスクが高い
  • 正規雇用者よりも非正規雇用者は仕事に影響を与える健康問題の有病率が高い
  • コロナ前からテレワークをしていた人よりも、コロナ後からテレワークを開始した人の方が仕事に支障をきたす症状を抱える割合が高い
  • 高齢者よりも若年者の方がプレゼンティーイズムの程度が高い

コロナ後にテレワークを始めた若年の非正規雇用で働く女性は、仕事に支障をきたす疾患または症状をもつ確率が非常に高いことになります・・

今の日本には、病名のつかない「仕事に支障をきたす不調」を抱えて働いている人が3人に一人以上いて、そのことが63%以上の経済損失を生み出していることが今回示されました。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

居るのに居ないのと同じくらい生産性が低い状態に陥っている人たちが、想像以上に多くいることに驚きます。

でも、生産性云々の前に、その当人たちこそが辛いに違いありません。

病名がつかない、寝込むほどではない、心や体への痛みは、他人には分かってもらいにくく、ひとりで抱え込んでいる人も少なくないはずです。

投資銀行で働いていた当時のわたしは、朝、体が鉛のように重く、やっとの思いで出社していました。朝から夜中まで元気に働いている同僚たちをみて、「わたしは何て虚弱なのだろうか。なぜ皆と同じように働く体力がないのだろうか」と自分のことを情けないと思っていました。

きっと、当時のわたしと同じように、「弱いのはわたしが悪いから」と思ってしまっている人もいるはずです。

でも、今回の調査が示したように、少なくとも、不調を抱えて働いている人は、あなただけではありません。あなたはひとりではないんです。あなたひとりが悪いのではないのです。

ヘルスコーチにできることは限られていますが、もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

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参考文献

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング