バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
私の実体験
MBA(経営学修士)を取得して直ぐに勤めた外資のコンサルティング会社での出来事です。欧米に長年住んだ後の帰国だったので、その当時の私の感覚はかなり日本人の常識とはかけ離れていたと思います。
入社当日、配属となった部署の部長と、部長部屋でいろいろ話をしていた時、突然、年配の男性がノックもせず、「失礼」と言うわけでもなく、どかどかと入ってきて、私には一瞥もせず話をしていた私の言葉をさえぎって、部長と何やら言葉を交わし、嵐の様に部屋をでていきました。
あっけにとられたのと同時に、なんて失礼なオヤジなんだろうと、ちょっとムカつき、部長に「あのオヤジ、誰ですか?」と言い終わると同時に、出て行ったはずのオヤジが部屋の中に飛び込んできて、
「オヤジとは何だっ!」と怒りました(笑)
その様子をみていた部長は、「あれ?ちせ、社長の顔知らなかったの?」とニヤニヤ顔。
一瞬(ヤバッ!)と心の中で思いましたが、部長は何事もなかったかのように「倉さん、これ、今日入った森智世」と超ラフな紹介。「今日は倉さんの誕生日なんだよ。皆にケーキが配られただろう?」と続けました。(部長は社長がひっぱってきた元同じ会社の仲良し上司と部下)
「てっきり私の入社を祝ってくれたのかと思ってました」と冗談に言ったら、社長が「俺の誕生日だ。」と憮然。
入社早々、やらかしてしまったか?と思いましたが、それ以来、なぜか社長は、毎週月曜日の朝行われるパートナーズミーティング(役員会議)に平社員で入社したばかりで右も左も分からない私を傍聴者として座らせました。
そして時々、お蕎麦屋さんや焼鳥屋さんに誘ってくれました。
たぶん私が、相手の立場に関係なく、思ったことをストレートに話すから気が楽だったのではないかと思います。
私に起こった悲劇
そうすると何が起こると思います?
他のパートナー(役員)達や同僚達からの嫉妬と嫌がらせ、です。
- 「君のように頭の悪い社員が役員会議に出るなんて、立場をわきまえなさい」と財務担当役員に言われたり
- 「お前にとって社長はいいオヤジかもしれないが、社長は鬼のような人間なんだぞ」とか
- 「あなたと私の経歴が似ているから、きっと社長は、あなたを私だと誤解しているに違いないわ」と、東京銀行出身でコロンビア大学MBAの同僚の女性に言われました。(ちなみに私は証券会社出身で米国1.5流大学MBAです、笑) 三巻由紀子
社長に「なぜ私?」とあらためて聞いたことはないので、彼女の言う通りだったのかもしれないのですけど・・・
また、外資系のため、毎月、新たに途中入社する人がパラパラといたのですが、当時、入社研修はある程度の人数になった時にまとめて行われていました。そのため、一緒に研修を受けた者同士は入社月は異なっても「同期」という認識で括られていましたが、彼女は、私だけを「同期ではない」と言い切り、「同期会」を仕切っていた彼女は、「同期」の集まりからは私を外していました。
彼女とその仲間達には、その後も私の作ったデリバラブル(成果物)を、あたかも彼等が作ったかのように別の企業へ提出されたり発表されたこともありますし、言ったこともないことを私が言っていたと言いふらされたことも数知れず。根も葉もない噂を流されたりしました。
お前は富士山のようにしていろ
そうした状況に私がいることを、なぜか社長は知っていて、ある時、社長室に呼ばれて言われたことがあります。
「お前は、富士山のようにしていろ」
「富士山は、雲がかかって見えない時もあれば、夕日や朝日で赤く見えることもある。でもそれは富士山を取り巻く環境が変わったからそう見えるだけだ。見る側が勝手にそうみているだけだ。富士山の本質は何も変わっていない。お前は富士山のように何があっても堂々としていろ。」
そして、社長が以前いた超一流外資系企業で地方に左遷された時のこと、そこからどうやって本社に戻り副社長にまでなったのか、その時の社長の心の状態について話をしてくださいました。(副社長になった後に、ヘッドハントされて、私と出会った会社の社長に就任されました)
社長室のソファーで号泣しました。
今日はそんな話をしたいと思います。
誰があなたをどう思っていても関係ない
他者と違ったことをやろうとしたり、皆よりも目立ってしまうような時、あなたの中のもう一人のあなたが、
- 「悪目立ちしてはいけない」
- 「和を乱してはいけない」
- 「空気を読みなさい」
とささやくメッセージ。そして「じゃあ、止めておこうか」とあなたを止める。
その声の源を辿っていくと、以前、誰かに言われたことのある言葉に辿り着くのではありませんか?
一番重要なことはあなたがあなた自身をどう思っているか
でも、誰があなたをどう思っていても、それはあなたには関係のないことです。
それは、彼等の問題です。あなたの問題じゃない。
一番大切なことは、あなたがあなた自身をどう思っているかです。あなたが自分自身の夢や大好きなことや、どんな生活をしたいかとか、どんな社会貢献をしたいのか、それが重要なんです。
あなた自身がもっている前向きな意見だけが重要です。
他者の顔色をうかがってばかりいたら、
- あなたの特別なやり方や
- あなたのユニークな才能や
- 間違ったことに立ち向かう自信がもてなくなります。
第三者の意見は重要、でも・・
もちろん、他者からの評価や他者の意見を聞くことはとても役に立ちます。私にとって、社長からの言葉が救いになったように。
- 見えなかったものごとを指摘してくれる人
- 別の視点を提示してくれる人
は、とてもありがたい存在です。
でも、もちろん、全ての人が私達の最善を思ってアドバイスしてくれるわけではないです。
「あなたのためを思って」と言いながら、
- あなたに夢を諦めさせるようなこと
- あなたから勇気を奪うようなこと
を言う人もいます。そうした意見は聴く必要のないものです。
洞察力をもって聴く
だから、洞察力が重要です。
私達は、誰かからのアドバイスを、
- 本当にあなたにとって有益なアドバイスなのか
- その人自身の課題やトラウマから発せられたものなのか
を選別して、ふるいにかける必要があるんです。
意地悪で攻撃的な筋肉を使うのが好きな人達は、大抵、彼等自身のトラウマからそのような行動をしていることが多いものです。もちろん、彼等の失敗から発せられたネガティブな意見から、あなたにとって有益な知恵を発見できるかもしれませんから、彼等に感謝し、聞くだけは聞いておきましょう。
でも彼等が抱える問題が、あなたの輝きを鈍らせたり、自分への疑いの種を撒いたりしてはいけません。
彼等の真実とあなたの真実は違っていい
誰があなたをどう思っていても、それはあなたには関係のないことです。
本当に、関係ありません。
唯一重要なことは、
- あなた自身について
- あなたの夢について
- あなたが誰を何を愛しているのか
あなた自身がどう思っているのかです。
もちろん、真に建設的な意見は聴きましょう。
でも、それは、
- その情報源の信頼性と
- 情報提供者の真の動機
をちゃんと理解してからです。
そして、例えそれが、真に建設的な意見だったとしても、その意見や彼等がどう感じているかは、彼等の真実であって、あなたにとっての真実ではないということは忘れずに。
誰があなたをどう思っていても、それはあなたには関係のないことです。
後日談
余談ですが、そんな状況の中にいた私に、たまたま乗り合わせたエレベータでびっくりすることが起きました。
私に関する、あるでっちあげを風潮していた同僚がいたのですが、彼のことを高く評価していた役員、だから私のことを良く思っていないだろうと思っていた役員と二人きりになった時です。その役員はエレベータの後ろの隅に立っていました。私は入口近くで彼に背を向けてドアに向かって立っていました。すると
「俺は、騙す奴より、騙される奴の方が好きだなぁ~」
と、ボソっと言ったのです。この役員が、私が同僚にハメられたことを知っていたのにも驚きましたが、その同僚の味方をするだろうと思っていた彼から発せられた、この言葉の意味を理解するのに精一杯で、私は振り返ることができませんでした。
また、誹謗や噂や陰口に惑わされることなく、親切にしてくれたり、仲間として接してくれて、様々な場面で助けてくれた同僚達もいます。「彼女はバカ正直だけど、だからこそ、嘘だけはつかない。」と言ってくれた同僚もいます。彼等とはお互い勤め先は変わったけれど、今でも親交があります。同床異夢の100人よりも、何かあった時に信じてくれる友がいれば、それで人生は花丸です。
ただ残念なことは、こうした嫌がらせを覆せるほどの知恵と根性が、その時の私になかったことでしょうか(笑)
Being honest may not get you a lot of friends
but it’ll always get you the right ones.
正直でいると友達は多くできない
かもしれないけれど、本当の友達は必ずできる
ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス
もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?
公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。
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