
バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
今回は、心臓疾患の予防にとって効果が期待される、コレステロール低下作用や血圧を下げる作用のある食品や栄養成分についてお伝えします。
多くはサプリメントとして購入可能です。
しかし、心疾患予防のためのコレステロール低下薬や降圧剤を既に処方され服用している人には、お勧めできません。
その理由も含めお伝えします。
1. 紅麹

紅麹は、白米に育つ麹菌の一種です。
紅麹から抽出した色素は、最近、天然の赤色の着色料として自然派の加工食品に、合成着色料(食紅・赤色○号)の代わりに用いられることが多くなりました。
(1)モナコリンK
紅麹に含まれている活性成分のモナコリンKは、コレステロール低下薬のロバスタチン(メバコール)の主成分として用いられている物質です。
そのため、紅麹にはコレステロール低下作用があると考えられています。
(2)成分量は一定ではない
しかし、紅麹菌は自然の生物ですから、そこに含まれているモナコリンKの量は一定ではありません。
例えば、スプーン1杯に含まれるモナコリンKの量は、毎回同じにはなりません。もしかしたら、まったく含んでいないこともあり得ます。逆に、スプーン1杯に過剰なモナコリンKが含まれている可能性もあります。
もちろん、紅麹色素を着色料として用いている食品を食べるくらいでは、過剰摂取は起こりませんし、さまざまな食品・食材のひとつとして、健康的な食事に加えることに問題はありません。
しかし、確実な効果を期待して薬のように服用するには不確実性が高いと言えます。
(3)スタチン系の医薬品を服用している人
問題となるのは、スタチン系のコレステロール低下薬を服用している人が紅麹菌をサプリメントのように、あるいはサプリメントとして服用してしまうことです。
モナコリンKの過剰摂取となるリスクが高くなります。
モナコリンKの過剰摂取による副作用には、筋肉痛だけでなく筋肉組織の破壊も含まれます。
心臓は、ほぼ筋肉でできています。心臓だけでなく臓器の多くは筋肉でできています。心臓や臓器の組織が破壊されてしまえば、命の危険にさらされることになります。
2. アルギニン

アルギニンは、アミノ酸の一種です。上の画像で示したような食品に多く含まれています。
アルギニンは、血管を弛緩・拡張させる作用のある一酸化窒素の材料となります。そのことから、次の作用があると考えられています。
- 血行改善(血液サラサラ効果)
- 血圧改善(降圧作用)
- 勃起促進
そのため、L-アルギニンのサプリメントが多く販売されています。
(1)心疾患がある人
しかし、ハーバード大学メディカルスクールの助教授で、サプリメントを専門的に研究しているピーター・コーエン医師はおっしゃっています。

「心疾患をもっている人は、
L-アルギニンのサプリメントを飲んではいけません。」
なぜなら、心臓発作から回復した患者を対象に、アルギニンのサプリメントの効果を調べようとして、被験者が早期に6人も死亡し中止に追い込まれた研究があるからです。
もちろん、アルギニンを多く含む食品を通常の食事として食べることには何の問題もありません。
(2)併用してはいけない医薬品
次の医薬品を服用している人は、アルギニンをサプリメントで服用してはいけません。
- 降圧剤|血圧が危険なレベルまで低下する可能性
- 抗血液凝固剤|出血リスクが高まる可能性(体内出血→心筋梗塞、脳出血→脳梗塞)
- ACE阻害剤|血中カリウム濃度が急上昇する可能性(吐き気、嘔吐、胃腸不良、しびれ、知覚過敏、筋肉・神経症状、不整脈等)
降圧作用が過剰になるだけでなく、高カリウム血症を起こしたり、血栓の元となる体内/脳内出血が起こるリスクが高くなります。
繰り返しますが、アルギニンを通常の食品から摂る場合には、そうした副作用を心配する必要はありません。
3. ニンニク

ニンニクには、コレステロール低下作用と血圧を下げる作用があると考えられています。
しかし、ニンニクのサプリメントがコレステロールを下げるか否かを検証した研究の結果は、一貫していません。
「ニンニクのサプリメントを飲むことが、
ニンニクを食べること以上に効果があるという証拠を
私は見たことがありません」
と、コーエン先生はおっしゃっています。
統合食養ヘルスコーチの私としても、コーエン先生に賛成です。
(1)成分量は一定ではない
紅麹菌と同様にニンニクも自然食品ですから、そこに含まれる薬効成分は常に一定ではありません。そのため、健康的な食事として、ニンニクを食事に加えることには何の問題もありませんが、確実な効果を期待して薬のように食べることには不確実性が大きいと言えます。
それは、生のニンニクでも、乾燥ニンニクの粉末でも、熟成ニンニクエキスでも同じです。
(2)併用してはいけない医薬品
心疾患の予防のために次の医薬品を服用している人は、食事としてニンニクを食べても構いませんが、ニンニクやニンニクのサプリメントを薬のように毎日摂ることは控えましょう。
- 降圧剤| 血圧が危険なほど低下する可能性
- 抗血液凝固剤| 出血が止まらない可能性
- コレステロール低下薬| 筋肉組織の破壊が起こる可能性
繰り返しますが、ニンニクを通常の食事として食べる場合には、上記したような副作用を心配する必要はありません。
心疾患予防のための食事

心疾患予防のために、ヘルスコーチがお勧めできることは、次のような食材をお食事の中に積極的に取り入れることです。
- 大豆や大豆製品
- 鰹節、煮干し
- ニンニク
- 葉物野菜
- アーモンド
有効成分の量が一定していないのは、天然成分でできているサプリメントも、自然食品も同じです。それならば、錠剤をポンと放り込むような味気ない生活ではなく、美味しく食事をする方が楽しいです。
既にお薬を処方されている人だって、1日3食は食べるのですから、その食事が症状の改善を後押ししてくれるものの方が、過剰摂取になるかもしれないサプリメントを飲むより、安全で安心です。
カルシウムのサプリメントはどうなのか?

数年前、カルシウムのサプリメントが心臓発作の原因となると発表され大きな騒ぎとなりました。
その後、カルシウムのサプリメントと心疾患との関係については一旦、否定されていますが、現在に至るまで、カルシウムのサプリメントの心疾患との関係については一貫性がありません。
ただし、食事から摂るカルシウムに心臓保護作用があることは明らかにされています。
そのため、骨粗鬆症の改善のためにカルシウムのサプリメントをどうしても服用しなければならない場合を除いて、カルシウムはサプリメントからではなく、食事から摂ることをお勧めします。
ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

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参考文献:
- “3 supplements that may harm your heart”, January, 2021, Harvard Health Letter
ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング


