アリス・ウォータース主催の春のチャリティ・イベントに参加しました

2021/05/07/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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エディブル・スクールヤードとは

米国のエディブルスクールヤードを立ち上げたアリス・ウォータースと女優ジェーン・フォンダ氏が春のチャリティ・イベントを日本時間5月7日朝9:30から開催することを、アリスウォータースからのニュースレターで3月に知りました。

エディブル・スクールヤードとは、直訳すれば「食べられる校庭」という意味です。校庭でオーガニック野菜を生徒たちと共に育て、それを給食にするという活動です。

米国の学校給食は80年代頃から、ファストフードチェーンが経営する業態へ移行し、給食調理室は無くなり、ファストフード(ピッザやハンバーガー)を配給するだけのカフェテリアへと変わっていきました。日本も同じですよね。給食室で全校生徒のための給食を調理することが無くなり、給食センターが一括して調理したものを配るだけの仕組みになってしまっています。

その仕組みを、元々の、地元で採れた野菜を学校の給食室で調理する方式へ戻す活動を始めたのがアリスです。

つぶされてしまった調理室を再建し、校庭の一部を畑にし、また、ただ野菜を育て調理することに留まらず、理科や生物の授業の教材として、畑での授業を提供しています。オーガニックで野菜を育てる意味、化学肥料に何が含まれているのか、農薬とは何なのか、受粉の仕組み、ミツバチの役割などを子供達に教える活動をしているのです。

ちなみに私は、エディブルスクールヤード・ジャパンのオフィシャルサポーターです。

アリスのガーデンミュージックでスタート

ボサノバ系の明るい音楽で始まりました。

アリスウォータース氏によるウェルカムスピーチ

もうひとりの主催者である女優のジェーン・フォンダ氏の近くに私の映像が表示されていて嬉しくてスクショ!

アンジェラ・マッキーブラウン氏による活動報告

エディブルスクールヤードの歩みや、現在の取り組みについて紹介がありました。

実は、「企画当初では海外からの参加者を想定していなかったので、バタバタとしてしまった」との趣旨のメールを個人的に前日にいただいていました。しかも、当初の予定では close captioning をつける予定ではなかったようですが、当日、close captioning (リアルタイム英語字幕のようなもの)がつけられていて驚きました(笑)

海外からの参加者へのご配慮、ありがとうございました。

シェ・パニーズのシェフ、ホゼ・アンドレス氏

シェ・パニーズは、アリスがオーガニック生産者を支えるために、そこから買い入れた食材のみを使用して、1日に5組のみ1つのコース料理しか提供しないレストランです。

こちら『究極のオーガニックレストランBlind Donkey』も併せてご覧ください。シェ・パニーズと同じシステムで運用されている、シェ・パニーズの元シェフが開いた神田にあるお店です。

アリスウォータース氏登場

初めから彼女の言葉に共感の嵐でした。

私達は単に物質としての食品を食べているのではなく、食品のもつエネルギー(アリスは「バイブ」と言っていました)も食べているのだから、加工食品やファストフード店の食品は食事ではない、ちゃんと食事をすることが大切なのだと言う発言から始まりました。

世界中の人が真剣に、食や環境問題に取り組み始めるためには、

We all need to fall in love with nature
私達は皆、自然と恋に落ちる必要があります

と、アリス。

女優ジェーン・フォンダとの対話

お二人の話はとても面白く、思考の種(food for thought)となるものばかりでした。

ジェーンは、

  • Slow down (スローで丁寧なライフスタイル)
  • Respect (環境への敬意)
  • Plant (苗を植える)

ことが大切だとの言葉から始めました。

そして、中央集権的になっている食品の流通の仕組みを地方分散型に変えることの必要性、つまり、地方や海外で生産された食品を中央卸市場に集中させた後に全国に流通させるのではなく、ある地域内で生産された食品は、その地域内だけで流通させる仕組みに変更すべきだとの意見を述べられました。

地産地消を徹底することで、運搬コストが減り、二酸化炭素排出量も石油依存度も減る

それを Green New Deal (緑のニューディール政策)だと呼びました。

Sunlight and food could be democratic
太陽の光の様に食品も民主化できるはず

それに応えてアリスは、

I am religiously seasonal
私は宗教のように季節性を重んじている

と述べました。なんて素敵な表現なんでしょう。

その季節にないものは、ない。その季節にしか食べられないものを愛しんで食べる。それが自然なこと。そして五感を使ってマインドフルに食べることは、単に食べ物を食べているのではなく、世界を体験することと同じ。

You can experience the world not just food

旬の食材をキャンドルライトで食べる。それが私達の体と心だけでなく、地球にとっても最も良い方法。

そして、土の大切さについて、アリスは繰り返し力説しました。文字通り

Kiss the ground
地面にキスする

ことができるくらいの、土を目指す、土を維持することが大切さなのだとおっしゃっていました。

余談:英語でよく使われる聖書からの言い回し「kiss the ground you walk on(あなたが歩いた地面にキスをする)」を引用しています。元々は、キリストの崇拝者がキリストが歩いた地面にキスをしたことから、あなたが歩いたところなら地面ですらキスできるほど、あなたは素晴らしい/愛おしい/崇高な存在だというような意味合いで使われます。

また、ジェーンは、斜陽の自動車産業によって廃墟が増加しているデトロイトの現状を、エディブルスクールヤードの手法によって蘇らせることを考えているようです。

空き地を農地に変える活動です。(参考:エディブル・シティ活動については『「エディブル・シティ-都市を耕す」の上映会に行ってきました』をご参照ください。)

楽しい話はつきず、もっともっとお二人の話を聞いていたいと思いました。

エディブルスクールヤードの誓い

  • 全ての生徒に12年間、持続可能な無料の給食を提供する
  • 土と従業員を大切にする生産者から直接、食品を購入する
  • 滋養すること、世話をすること、そしてコミュニティの価値を生徒たちに教える

今回のイベント参加者は約250名

こうした画面5ページ分ほどの参加者となりました。

チャンピオンとして参加

今回のチャリティ・イベントへの支援の方法は次の6段階あり。私は真ん中あたりのチャンピオン(擁護者)として寄付をすることにしました。

  1. Benefactor(後援者)
  2. Patron(支援者)
  3. Partner(協力者)
  4. Champion(擁護者)
  5. Supporter(応援者)
  6. Attendee(参加者)

1.~5.までの寄付者の氏名がイベントのホームページに公表されていて、私の名前を見つけてあまりに嬉しくてスクショ(上の写真)。掲載されていた方々のお名前を見たところ、Champion支援者の日本人は、私ひとりだけのようです。ちょっと誇らしい!

Partner 支援者として、エディブルスクールヤード・ジャパン代表の堀口ひろ子氏、そして、Supporter として「ひとつのおさら」の西村和代氏のお名前がありました。

寄付への返礼品

事務局から届いたメール「このイベントを計画した際、実は海外からの参加者がいることを想定していなかったので、バタバタとした対応になってしまって申し訳ない」という趣旨のメールには、「そのため返礼品の到着はイベント当日には間に合わない」ということも、記載されていました。

また、返礼品は一度に一緒にではなく、バラバラと別々に届くとのことでした(笑)

イベントの3日後に届いたもの

まず最初に届いたのは、「エディブルスクールヤードの誓い」の冊子と今回のチャリティイベントの記念グラス2個でした。

The day is coming when a single carrot, freshly observed will set off a revolution.

Paul Cezanne

グラスは、厚さが5mmほどもあるしっかりとしたグラスで

採れたての1本のニンジンが革命を起こす日がくる

と、彫られていました。素敵な言葉です。

予想していたよりも早く届いて少しびっくりしました(笑

イベントの1か月後に届いたもの

イベントから1か月ほど経った6月5日、アリスとジェーンそれぞれのサイン本が届きました。どちらも新刊ですから、これから読み始めたいと思います。

こうしてゆっくりと少しずつ届くのも、わくわくした楽しみが長く続いて嬉しいものですね!

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