バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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桃には神通力がある
桃は、中国原産です。
中国では、桃の実は仙果とも呼ばれます。仙果とは、神仏に力を授ける果実という意味だそうです。桃は不老長寿の果実とも言われますし、理想の国のことを桃源郷と言いますよね。
桃は、日本でも古来から自生している果物で、『古事記』や『日本書記』にも出てきます。
『古事記』の中に登場する桃は、やはり神がかった力を持っています。
国造りをしていたイザナミ(女神・妻)とイザナギ(男神・夫)でしたが、イザナミは出産で亡くなってしまいます。イザナギは、死者の国までイザナミに会いに行くのですが、見てはいけないと言われたイザナミの姿を見てしまいます。そのことでイザナギは死者の国の怪物に追われることになります。逃げる途中で身につけていたものを投げるとそれがブドウやタケノコに変わり、怪物がそれを食べている間に生者と死者の国の境界(黄泉比良坂(よもつひらさか))まで逃げ延びます。そしてそこに生えていた桃の実を3つ怪物に投げつけると全員退散していったと、いうお話です。
この時の桃の働きに感謝して、イザナギは、桃に意富加牟豆美命(おおかむづみのみこ)という名前を与えます。
つまり、桃は神様になったのです。
また、七福神のおひとり「寿老人(長寿延命・諸病平癒)」の手には桃が乗っています。
桃は何か素晴らしい力を秘めた果物ではないかと思わずにはいられません。
桃は残留農薬が多い果物
桃は無農薬で育てるのが難しい果物のひとつだと言われています。確かに、桃は農林水産省の検査で残留農薬が検出された国産作物の中に含まれています。
最近では、減農薬や自然栽培(無農薬)の桃も見かけるようになりました。が、まだまだ高いイメージです。無農薬や減農薬の桃を多くの人達が求めるようになれば、もっと多くの農家さんが作ってくださるようになり、需給の関係で価格も下がってくるはずです。
私達ひとりひとりが購入する、そのひとつの桃が、食品の安全を作るんだと思います。
「買い物は投票だ」とも言われます。本当に世の中に出回って欲しい食品に投票してくださいね。
桃が不老長寿の実と言われる理由
さて、不老長寿の果物、桃の驚きの効能をご紹介します。
昔の人が、こうしたひとつひとつの成分を知っていたとは思いませんが、桃を不老長寿と呼んだ知恵には感服します。
桃の旬は、7~8月です。お店では6月頃から見かけ始め、9月頃まであります。
大腸がん予防・便秘解消
食物繊維のペクチンが豊富なので、老廃物の排出や便秘解消に効果があります。
便秘が解消されることで、美肌効果さらには、大腸がんの予防にも効果的といわれています。
黄斑変性症・白内障予防
桃には、緑黄色野菜に多く含まれているカロテノイドの一種ゼアキサンチンが含まれています。
体内で目の黄斑部に存在しているルテインといっしょになると、強力な抗酸化作用を発揮して、黄斑変性症や白内障の予防になると言われています。
骨粗鬆症予防、美肌・免疫力向上
桃には、温州みかんに多く含まれているカロテノイドの一種β-クリプトキサンチンが含まれています。
近年、骨粗鬆症予防や、美肌効果、免疫力向上などの健康への効能に注目が集まっている成分です。体内蓄積期間が他のカロテノイドよりも長く、血液によって体の隅々まで届けられることも特徴的です。
冷え症改善
細胞でエネルギーを産生する際に酵素の働きを助けるという重要な役割をもっているビタミンのナイアシンを比較的多く含んでいます。
ナイアシンは、皮膚や粘膜の健康を保つためにも欠かせないビタミンです。
高血圧・生活習慣病予防
ナトリウムとのバランスをとりつつ、細胞を正常に保ったり、血圧を調整したりするカリウムを豊富に含んでいます。
生活習慣病の予防に効果的です。
肥満・糖尿病予防
コーヒー豆やじゃがいも等に含まれているポリフェノール(抗酸化物質)の一種クロロゲン酸が豊富に含まれています。
クロロゲン酸には、脂肪の蓄積を抑える効果があり、糖尿病や肥満の予防のためのサプリメントなどにも利用されています。
乳がん予防
マウスを用いた動物実験ですが、桃に含まれるポリフェノール(抗酸化物質)が、マウスの乳がんの増殖を25日間で53%抑制したとの研究報告が2014年に発表されています。ヒトの乳がんの進行を抑制する働きにも期待されています。
研究者によれば、桃に含まれるクロロゲン酸がこうした抗がん効能の主成分であろうと結論づけています。
マウスに投与された量をヒトに換算すると、成人女性が一日に2~3個の桃を食べたのと同じくらいの量とのことです。
また、75,000人の女性看護士を対象とした研究では、1週間に2個以上の桃やネクタリン、プラムなどを食べていた女性は、そうでない女性と比べて、乳がんを発症するリスクが47%低かったことが報告されています。
なお、桃を切った時に、すばやく茶色に変色するものほど、クロロゲン酸が多い桃です。
解毒(デトックス)作用
微量ながら葉や花や皮には青酸化合物が含まれています。
魚を食べて食あたりをおこしたときの解毒に効果があると、昔からいわれています。特に、マグロによる食中毒症状の緩和に効果を発揮すると言われています。
お肌トラブル解消
桃の葉に含まれるタンニンやマグネシウム・カリウムなどの成分の薬理作用が昔から知られています。入浴剤としてお風呂に浮かべると、あせもやただれ、吹き出物を治すのに効果が期待できます。
生の葉か、陰干しにした葉を細かくきざみ、布袋に入れて湯舟に漬けたお湯を「桃湯(ももゆ)」と呼びます。特に、夏の土用におすすめです。
桃を使った簡単レシピ
ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス
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参考文献:
- “Polyphenolics from peach (Prunus persica var. Rich Lady) inhibit tumor growth and metastasis of MDA-MB-435 breast cancer cells in vivo“, Noratto G, Porter W, Byrne D, Cisneros-Zevallos L, J Nutr Biochem. 2014 Jul;25(7):796-800. doi: 10.1016/j.jnutbio.2014.03.001. Epub 2014 Mar 19.
ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング