バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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2023年のアースディのテーマ
私はホリスティック・ヘルスコーチですから、食と健康だけでなく環境にも関心をもっています。統合食養学にとっての「ホリスティック」の意味のひとつは、「私達は環境全てとつながっている(身土不二)」です。
毎年、4月22日は、世界アースディです。世界中で様々なイベントが行われます。
今年のテーマは、昨年に引き続き
Invest in Our Planet
我々の惑星(地球)に投資しよう
です。
日本のアースデイのテーマは、ファミリーアースです。
リジェネラティブ農業とは
米国のアースデイの主催者のサイトにリジェネラティブ農業についてのファクトシートが掲載されていました。
2年ほど前からよく耳にするようになった言葉、リジェネラティブ農業(Regenerative Agriculture)という言葉を皆さんは、聞いたことがありますか?
日本語では、「再生農業」「再生型農業」などと訳されているようです。
リジェネラティブ農業は、農薬や化学肥料などを用いず土地に害を与えないだけでなく、土壌の有機物を再構築し、生物多様性を回復させるなどの環境を再生する技術を用いて土地を改善するものです。温室効果ガスの排出と水の循環を改善する農法と放牧を意味します。その結果、気候変動を逆転させようとする農業の試みです。
日本にはもう十年以上前から、オーガニックのもっと先の、自然栽培や自然農法と呼ばれ実践されてきた農法があります。このリジェネラティブ農業というのは、日本の自然栽培と同じ、あるいは類似した取り組みのことではないかと理解しています。
ご参考まで『食の安全性について|有機栽培?オーガニック?自然栽培?』もご覧ください。
あと60回の収穫で地球の土壌は失われる
米国のアースデイの主催者のサイトにリジェネラティブ農業についてのファクトシートを和訳要約してお伝えします。
リジェネラティブ農業という言葉を「自然栽培/自然農法」と読み替えても良いと思います。
裏付けとなる資料は、最後に参考文献として一覧にしています。ファクトシート内の情報の裏付けについては、アースディのサイトをご確認ください。
リジェネラティブ農業には世界を変える力があります。
国連は我々が今、行動を起こさなければ、地球規模の土壌の急速な劣化によって地球上の表土は後 60年以内に失われるであろうと警告を発しています。つまり、あと60回の収穫で、地球は、我々を養ったり、生態系を支えたりすることができなくなるということです。
リジェネラティブ農業は、
- 土壌の物理的、生物学的、そして化学的な障害を最小に抑えます。
- 地球上の生物多様性を促進します。地球の多様性は、水や栄養素を含む健康な土壌の構築を助けます。リジェネラティブ農業は、輪作を変えたり、複数種の被覆作物(カバークロップ)*を一緒に植えたり、牧草地で多様な飼料を栽培したりすることで、永続的な植生を維持することを可能にする、土壌の健康と生態系を改善しつつ、害虫や病気から植生を守る自然な方法です。
- 米国だけでも、土壌は、毎年2億5000万トンもの二酸化炭素に相当する温室効果ガスを減少させます。
- 水資源の利用を効率化し水質を向上させることに貢献でき、近隣の河川や湖などの水資源を清浄に維持・回復することに貢献します。
- 大気中の相当量の炭素を取り込み、土壌の中に閉じ込めることで、工業化された農業による気候変動への影響を逆転させ、気候変動の抑制に貢献します。
- 退化してしまった地球上の70%の草原を回復させることができます。
- 化学物質に汚染されることのない、栄養価の高い作物を生産します。
*:被覆作物(カバークロップ)は欧米で肥料の流出や土壌の浸食、雑草を防ぐ目的で植えられるクローバなどマメ科植物のことです。
ロデール研究所は、「リジェネラティブ・オーガニック(再生有機)農業と気候変動」というタイトルの白書で、次の様に述べています。
「広く利用可能で安価な「リジェネラティブ・オーガニック農業」
に切り替えることで、
現在の年間二酸化炭素排出量の100%以上を削減できる」
ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス
私達ひとりひとりができることとしては、農薬や化学肥料を用いて栽培されている食品を購入しないということではないでしょうか。私達の購買行動は、選挙の投票と同じです。
あなたが自然栽培のお野菜を購入する度に、自然栽培の取り組みが一票支持されることになります。世界は経済論理で動いていますから、多くの人が購入するものを生産者はより多く作るようになります。
私達ひとりひとりが、環境に良い、そしてもちろん、私達自身の健康にとっても良い、自然栽培の食品を購入するようになることで、チリも積もれば山となる、気候変動を逆戻しすることができます。
そして、多くの農家さんが自然栽培に移行するようになれば、価格は必ず下がります。
すべての食材を一度に自然栽培にするのは家計的に難しいこともあります。それならば、例えば、一番よく食べるもの一つからでも始めてみませんか?
「完璧にできないからやらない」のではなく、何かひとつでも、小さなことから始めることが大切なのだと思います。
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新学期は、毎年3月と9月です。講座でお会いしましょう。
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参考文献
- “FACT SHEET: REGENERATIVE AGRICULTURE“, Earth Day 2023
- 「リジェネラティブ農業」、Sustainable Japan、2021/02/07
- “Regenerative Organic Agriculture and Climate Change“, Rodale Institute
ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング