バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
人生はがっかりするチャンスに溢れている
人生は、がっかりするチャンスに溢れています。
努力すれば何とかなりそうな事柄ですら、自分にがっかりすることがあります。例えば、食事習慣を変えられなかったり、遅刻を無くせなかったり。
もちろん、努力ではどうにもならないこともあります。例えば、キャンプ旅行が土砂降りだったり、好きな人を食事に誘って断られたり。
ネットのgoo国語辞書は、「失望」を次のように定義しています。
「期待がはずれてがっかりすること。
また、その結果、希望を持てなくなること」
なぜがっかりするのでしょうか?
実は、もう一度、自分自身を奮起させるために、私たちは一旦、失望することを選びます。
「ああ、がっかりした。
でも、次はもっとがんばろう!」
と、いう感じです。
この、一見ネガティブな感情は、あなたにもっと物事を深く見ること、もっと努力すること、そして、再チャレンジする意欲を促し、エネルギーチャージをしてくれているのです。
ただ、この「がっかり」に効果があるのは、あなたが状況をコントロールできる時だけです。
例えば、せっかく楽しみにしていた休日に雨が降ったことに、ものすごくがっかりしても、天気を変えることはできません。しかも、自己憐憫の(私ってなんて可哀想なんでしょうという)気持ちは、落ち込んだ気分に拍車をかけるだけで、何の解決にもなりません。
失望はあなたが選んだ感情
失望は、期待が外れたら自動的に起こるわけではありません。
「失望は、希望や期待がはずれた時に、
あなたが自ら選択した悲しみの感情」
です。あなたは、その状況で、どの感情を持つかを決めることができるんです。
あなたの感情の責任は、あなた自身にあります。そして、感情は選択できると知ることはとても大切なことです。
なぜなら、ものごとが思うように進まなくなった時に、あなたがその状況にどんな感情をもつかを選ぶことで、その状況から立ち直る心を育てることができるからです。
今回は、失望や、がっかりした気分や落ち込んだ気分を打開する方法をいくつかお伝えします。
がっかりした気持ちを乗り越える方法
1. 深呼吸
ネガティブな感情が心に湧き上がってくる気配に気づいたら、深呼吸してください。
その感情があることを認知するだけで、それに囚われず、吐く息と共にその感情を吐き出します。
感情に囚われてはいけません。
深呼吸することで、「戦うか、逃げるか」的な張りつめた、追い詰められた心の状態になることを回避できます。
その場を離れ、短い散歩に出かけたり、瞑想する時間をとりましょう。
2. 主役ではなく観客の視点をもつ
あなたが置かれた状況を主役としてでなく、観客として眺めるのです。あなたの心と距離をおくことで、状況が明確に見えてきます。
「木を見て森を見ない」という諺があるように、森の中にいると、ひとつひとつの木のディテールは目に入りますが、森全体がどのようになっているのか判りません。
状況のディテールから少し離れ、客観的に眺めてみることが大切です。そして、あなたを失望させた状況をチャンスに変えられないか、眺めてみましょう。
高校生の時、尊敬していた現国の先生が感想文についておっしゃった今でも覚えている印象的な言葉があります。
「文章を書くためには、何かに感情を揺さぶられることが必要だが、
その感情の真っただ中にいる間は、文章は書けない。」
湧き上がった感情を文字にするためには、その感情を客観的に見られるくらい冷静になり、その感情が起こった状況を正しく把握・分析できなくてはなりません。嵐の様な感情の真っただ中にいる時、感情は言葉にできないものです。
3. 別の方法を考えてみる
その状況に失望する代わりに、その状況下で、良い結果を生むために何か他の方法はなかったか、検討してみましょう。
ただしその時、あなた自身を批判してはいけません。あくまでも客観的に状況を分析し理解するためにやってください。
将棋の棋士が対局後、対局した棋士同士で開始から終了までを再現し、どこで自分と相手の「手」が誤ったのか、どの「手」が決め手になったのかを確認し合う「感想戦」が行われます。それと同じようなことを、あなたをがっかりさせた状況についてやってみるのです。
感想戦は、悪い「手」を指した自分を責めるためではなく、次の対局の学びとするためにやるのです。
4. 極論を避ける
失望するような状況になった時に「どうせ状況が良くなることなんてない。」とか「いつも私には悪いことが起こる。」と言った極論に陥ることは避けましょう。
こうした思考が、あなたを成功に導いてくれることはありません。そして、そのうちにあなたは、自分自身を信じることができなくなってしまいます。
きっと「自暴自棄」ってそういうことなのだと思います。
「自暴」自らを傷つけ、そして、「自棄」自らを見捨てる。
どんなことがあっても、あなたは、あなた自身を諦めてはいけません。
5. 経験者と話す
あなたと同じ様な状況を経験したことのある人に相談してみましょう。
その人は、サポートグループにいるかもしれませんし、お友達や先輩かもしれません。
でも、お互いの傷を舐め合うのはお勧めできません。そのため、その状況から立ち直っていない人に話を聴くのは注意が必要です。
がっかりした状況から立ち直った経験のある人と話すことで、解決へのヒントが得られたり、お互いを支え合えること、そして、がっかりする経験は誰にでもあることをあなたに気づかせてくれるでしょう。
6. どんなことにも学びはある
経験のひとつひとつは、そこから何かを学び取るチャンスです。
人は「成長思考の人」と「固定思考の人」に分けることができます。
「固定思考の人」は、才能は生まれ持ったものであり、努力しても獲得できないものだと思っています。そのため、何事も初めから上手くできないことは、自分には向いていないと考え、努力しても無駄だと感じます。
一方で、「成長思考の人」は、能力は努力によって獲得できるものだと思っています。失敗することよりも、努力の結果、できなかったことが、できるようになる過程を好む傾向にあります。
失敗から学ぶ姿勢をもつことで、固定思考の人も成長思考になれるそうですよ。そのことについては、『マウンティングする女としない女』をご覧ください。
7. 全てをポジティブに置き換える
がっかりするような状況が起きた時には、それが起きて良かったのだと思う理由を考えてください。
例えば、営業先で「出直して来い」と言われた時には、それは、「二度と来るな」ではなく「次に期待している」と言う意味だと考えましょう。
飛行機が遅れて乗り継ぎができなかった時には、1日延びたことで、会いたい気持ちがお互いにきっともっと大きくなると言い聞かせましょう。
何か思いもよらない悪いことが起きた時には、
- 「何か他の大厄を除けたのかもしれない」
- 「この程度で済んで良かった」
- 「ご縁がなくて良かったのかもしれない」
と、思うのです。
8. 欲するものが明確なことを喜ぶ
失望の感情は、あなたに達成したい目標や叶えたい希望があることの証です。
自分の欲することを明確に自覚している人はあまり多くありません。
失望するようなことがあったら、
「ああ、私はこれ
(称賛、つながり、優しさ、成功など)
が欲しかったのだな」
と、自分が何を、あるいは何に期待していたのかを再確認する機会にしましょう。
9. 次のアクションを決める
状況が望まない方向に進んだ時、あなたには次の選択肢があります。
- 諦める
- 同じ方法を継続する
- 別の方法を試す
例えば、履歴書/エントリーシートを送り続けているのに良い反応をもらえないことが続いているのなら、文章の書き方を変えてみてはどうでしょうか。あるいは、別の業界に目を向けてみることもできます。
現状を「変えたい」「変えるべき」という理性や意識がある一方で、「変わりたくない」という無意識があなたの行動にストップをかけることがあります。
そして、失敗してがっかりしつつも「なぜかほっとする」のではないでしょうか・・「これで変わらずに済む」と
こうしたケースでは、何度トライしても失敗します。
まずは「変わりたくない」というあなたの潜在意識と向き合うことが必要です。なぜ「変わりたくない」のか考えるところから始めましょう。
ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス
失望(がっかりした気持ち)を乗り越える秘訣は、今回お伝えしてきたように、その感情を、自分にとって都合の良いように利用することです。
“Don’t let today’s disappointments cast a shadow on tomorrow’s dreams.”
Unknown
「今日の失望に、明日の夢を壊させてはいけない。」
公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。
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