
バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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皆さん、アピアランス・ケアってご存知ですか?

私は、モデルの藤森香衣さんに出会うまで、言葉すら知りませんでした。
香衣さんとは、2016年11月に開かれたyuica主催のパーティ『未来の創り方』で知り合いました。
香衣さんは、がんサバイバーで、同じサバイバーの方々やそのご家族にサポートを提供しているNPO法人C-ribbonsの代表理事でもあり、現役のモデルさんとして、ご自身のブランドももっていらっしゃいます。
香衣さんのブランドはこちら:『トリコットミュゲ』、『プレイヤーズ自由が丘』
実際にお会いすると、少し前までがんと戦っていたとは、とても思えない美しさです。しかも私のようなパンピー(一般人)にも、気さくに親しげにお話してくださいます。

年が明け、改めて2月末に、香衣さんと2人でお会いし青山のエルカフェでランチをご一緒しました。
その時の様子については、香衣さんが、ご自身のブログに書いてくださっています。
で、その時、香衣さんから
「アピアランス・ケアって知ってます?」
と、訊ねられ、初めてその言葉を知りました。遅いですかね?(苦笑)
アピアランス(appearance)は、容姿、外見という意味の英語です。
なので、アピアランス・ケアというのは、
目次
治療に伴う外見の変化に対し、
単純に美しくすることではなく、
その人らしくいられるように
サポートすること
を意味します。
香衣さんは、がんの治療中の方々に対し、アピアランス・ケア等を通して、心のケアを提供する活動をしています。現役のモデルさんが教えるのですから、説得力のあるアピアランス・ケアですよね。
特に病気でなくても、朝起きて目の下にクマがあったり、お肌が荒れていたら気持ちが凹みますよね。一日憂うつです。朝、お肌の調子が好いだけで気持ちが上がりますよね。
サラリーマン時代、私はずっと10年以上ジェルネイルをしていました。エナメルと比べ1ヵ月くらい見かけが崩れないので、楽ちんだっただけでなく、ストレスで緊張したオフィスでの時間の合間、ふと、綺麗に可愛く整えられた自分のネイルが目に入ると、ただそれだけで、気持ちがほっこりと緩みました。
特に病気でない時ですらそうなのですから、アピアランス・ケアが、病気治療中の方々の心の健康にとって、どれほど大切であるかが実感できます。
国立がん研究センターによる抗がん剤治療中の患者さん達へのアンケート
実際に、国立がん研究センターが、抗がん剤治療中の患者さん達に、身体症状の苦痛度の上位20位を聞いたアンケートがあり、外から見える身体症状が多く含まれています。
女性患者さん達では、外見の変化に関する項目として、
- 「頭髪の脱毛」(1位)
- 「まつ毛の脱毛」(6位)
- 「まゆ毛の脱毛」(8位)
- 「足の爪のはがれ」(9位)
などが上位に挙げられていました。「治療中に外見が気になって外に出られない」という意見もあったそうです。
男性患者さん達でも、
- 「足のむくみ」(10位)
- 「顔のむくみ」(15位)
- 「湿疹」(16位)
- 「頭髪の脱毛」(18位)
などが上位に挙げられています。
がん医療の進歩や、通院治療の環境整備が整ってきた近年、仕事をもちながら通院する患者さんは、32.5万人に増えているのだそうです(平成22年国民生活基礎調査)。
冊子『20 TWENTY』
香衣さんからは、様々な情報をいただき、その中に、『20』という冊子がありました。

この冊子は、特に、10代、20代で、がんの治療中の若者向けに書かれているものですが、大人にとっても、とても参考になる情報が判りやすく、イラストつきで紹介されています。
髪や爪やお肌をどうするかということだけでなく、
治療中に登校した際に、担任の先生にお願いすることや、担任の先生に気をつけてもらいたいことなども書かれています。学童だからこそ必要な、この気遣いに「なるほどぉ」と唸りました。
また、お友達にどう伝えるか、伝えないか等、大人でも悩んでしまう事柄について、とても優しい包むようなトーンで説明がなされています。
この冊子は、国立がん研究センターのアピアランス支援センターでも入手できますよ。

そして、女性のからだ情報誌『PiNK』に香衣さんが特集された時の号をいただきました。素敵なメッセージカードといっしょに。そこには、お婆様が乳がんで亡くなられた時のこと、親しいご友人が若くして、やはり乳がんで亡くなられた時のこと、そして、その後まもなくご自身の胸にしこりを発見した時のこと、その一連の流れの中で、香衣さんが何をどのように感じ、受け止め、行動に移してきたか、そして、その経験が、今のNPOの活動につながっていること等について書かれていました。
がんの9割は、環境要因によると言われています。遺伝による発症は約1割です
つまり、9割の方々は、生活習慣(食事を含むライフスタイル)を改善することで、がんを予防できる可能性があり、また、エピジェネティクス研究によって、遺伝によるがんも生活習慣を改善することによってその発症率を低減させることができることが、多くのエビデンスと共に報告されています。
私が提供している統合食養に基づくプライベート・ヘルスコーチング・プログラムにも、がんサバイバーの方、良性ではあるものの腫瘍が発見された方、また、現在がん治療中の方が、次第に増えてきています。
ライフスタイルや食事を見直すことで、がんを予防・改善したいと考えている人達が次第に増えてきている証ではないかと思っています。
だからと言って、私は西洋医学による治療を否定する立場をとってはいません。統合食養的なアプローチは西洋医学的アプローチと並行して、あるいは補完的に整合性を持ちうると思っています。
がんを発症するまでの、その人が歩んできたライフスタイルも食事傾向も、皆、異なります。遺伝子構成が異なるだけでなく、誰一人としてまったく同じ人生(ライフスタイルと食事)を歩んでいる人はいないはずです。
ですから、食養だけで治る人もいるかもしれませんが、食養だけでは癌の成長の速さに追いつけない人もいるでしょう。
同様に、ある種の抗がん剤に耐えられる人や効果が現れる人もいれば、耐えられない人・効かない人もいるでしょう。
ですから「誰でもこれを食べたら必ずがんが治る、がんを予防できる」と、宣伝している人物や本があるとしたら、十分にお気をつけください。
そして、発症するまでの人生の積み上で起きた細胞の変異は、年単位で自分の体と付き合っていく覚悟と自分への優しさをもって取り組んでいただきたいと思っています。
例えば、50歳でがんを発症したとします。50年の生活習慣をかけて積み上げてきた細胞の結果を、たった数週間、食事を変えたからといって、チャラにできるわけはないことを理解して、ご自分の体と寄り添っていただけたらと思っています。
そして、がん治療中においても、香衣さん達のような支援団体によって、生活の質(QOL)を低下させることなく生活していけるようなサポートを受けることが今では可能です。
参考文献:
『がん患者に対するアピアランスケアの手引き がん治療の外見変化が苦痛に』2016年10月13、日本医療・健康情報研究所
公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。
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