優しさを素直に受け取っていますか?優しさを受け取ることも大切な心のスキル

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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与えることは高貴な義務

私達は、もらうよりも、あげる方が立派だと教え込まれます。

Noblesse Oblige

ノーブレス・オブージュとは、直訳すると、「高貴な義務」

「高い身分にいる恵まれた者が行うべき義務」のことを指します。具体的には、恵まれない人達への施し(金銭的、精神的、物理的など様々な側面においての援助)を意味します。

平たく言えば、「余裕のある人は、余裕のない人を助ける/必要なものを与える義務があり、それは高貴な行いである」ということになりましょうか。

でも、ただ単に余裕があるから「あげる/与える」だけでは、相手を返って傷つけてしまったり、甘やかしてしまったりしてしまうかもしれません。“適切に”「あげる/与える」ためには、他者の心の痛みや必要としていることに気づく力が必要です。

「あげる/与える」という行為は、あなたには「あげる/与える余裕がある」ということだけでなく、あなたが共感力と優しさと賢さを持っていることの証となります。

だから、(適切に)与える行為は高貴なことです。

でも、受け取ることも高貴な行為です。

私達は受け取ることが苦手

あなたに優しくしようとする人達の行為を、あなたはどれくらい受け入れているでしょうか。

例えば、誰かがあなたを気にかけ気遣おうとした行為を、あなたはどれくらい深くまで受け入れているでしょうか。他人の優しさで救われることを、私達はどこまで自分に許すことができるのでしょうか。

受け取ることはWIN-WIN

優しさを受け取ると、あなたの魂は必要としていた栄養が得られます。同時に、優しさを与えた人は、あなたの心や生活に良い変化をもたらせたことを光栄に感じることができます。

WIN-WINです。

今回は、『Psychology Today』に掲載されていた、優しくされることに躊躇してしまう、そんな私達の受け取る力を大きくする心のスキルをご紹介します。

1. 頭で考えずリラックスして体の声を聴く

誰かがあなたを褒めたり、好意を示したりすると、居心地悪く感じたり、気恥ずかしく感じたり、どう返事をしたら良いのか、否定した方が良いのか相手を同じ様に誉めた方が良いのか、分からなくなったりしませんか?

  • 彼等は何か見返りを期待しているのだろうか?
  • 自分はこんな親切に値するだろうか?

そんな風に考えてしまって、相手の誉め言葉や好意をストレートに受け取ることができないことありませんか?

こうしたあなたの頭の中で繰り広げられるネガティブな独り言は、あなたの心を牢獄に閉じ込めて、あなたを落ち込ませ、孤独にし、不幸にするだけです。

今度、誰かがあなたに何か優しさを示してくれた時には、深呼吸して、流れにまかせましょう。「なぜ?」なんて理解しようとしなくていいんです。悩まない、考え過ぎないことが重要です。

秘訣は、頭で考えずに体の声を聴くことです。

優しくされた時、誉められた時、お腹や胸に何か変化は起こりましたか?

様々な思いが頭の中を渦巻いているような時は、「私、悩んでるわ~」と認知するだけに留め、深く考えず、放っておくことです。

ただそのまんま、誰かの優しさを「ありがとうございます」と、ストレートに受け入れてみましょう。

2. 優しくされる価値があるかどうか考えない

自分には優しさを受け取る価値はないと感じてしまうために、せっかく差し出された優しさを遠慮してしまうことはありませんか?

 「本当の私はそんな風に誉められるような人じゃない」とか、「私は彼等にそれほどのことをしてあげていないので、これは受け取れない。」などと思うのです。

「遠慮」の無限ループにはまると思考の渦の中で迷子になって、贈られた優しさの美しさがあなたの指の間からこぼれ落ちていってしまいます。そして、優しくしてくれた人はあなたの戸惑いに気づき、あなたのためにした/言ったことが感謝されなかったと感じるかもしれません。

自分が何かに値する人間かどうかを考え始めたらキリがありません。あなたに価値があるか無いかを誰が決められるというのでしょうか?それって本当に重要なことなんでしょうか。

誰かが他者に優しくする時、相手が優しさに値する人かどうかを考えてからする人はほぼいません。多くの人は、自分が善いと思う親切を自発的に行っているだけです。だから、あなたが考える必要はないのではありませんか?

3. 疑うことは優しさを矮小にする

重要な自尊感情には、「施しを受けても大丈夫」(借りを作っても私の価値は下がらない)と、いう承認が含まれます。

人間は完璧な生き物ではありません。欠点や足りないことがたくさんあります。でも、優しくされることは、「負け」ではありません。ましてや、あなたの足りないことについて考える時ではありません。

残念なことは、私達の多くは優しくされた時、気品をもって素直に受け取る技を学んでいないことです。

誰かから優しくされた時は、心を落ち着かせ、ただその気持ちを受け取ることだけに集中しましょう。

人間は、与えられること/受け取ることで充足するだけでなく、与えること/受け取ってもらうことでも充足する動物です。

誰かの優しさを受け取ることも、優しさです。

4. 無防備になる/防衛壁を造らない

誰かに優しくする時、私達は意図と意志をもって行います。しかし、優しくされた時は、そうとは限りません。想定外であるほど、心が丸裸にされたような不安や恐怖が生じることもあります。

優しさを受け取るためには、心を無防備にする強さが必要です。

例えば、悩みを親身に聴いてくれる人が欲しいと感じているのに、実際、誰かが優しく応えてくれた時、その人に打ち明けることができるのか、それとも話をはぐらかしてしまうのか。

傷つくことを恐れて心に防護壁を作り、誰かからの優しさを受け取らないのは、あなたの心を孤独の奴隷にしてしまう可能性があります。誰かの前で涙を見せることは、あなたを無防備な不安にさらすかもしれません。でも、あなたに優しさを差し出した人は、優しさがあなたの心に触れ、あなたの助けになったことを嬉しく感じるでしょう。

5. 常に優しさを受け取る準備をしておく

スポンジのように、優しさを吸収する練習をするほど、より多くの優しさがあなたに与えられるようになります。

そして、あなたの心が満たされれば、あなたは今よりももっと他者に対して優しくなれます。「授受の法則」です。授受の法則については、『瞑想とチャクラ』の『ハートのチャクラ』をご参照ください。

優しくすることも、優しさを受け取ることも、両方とも高貴で気品ある行為です。

ついでに『親切の副作用』もご参考までご覧くださいね。

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