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バイオ個性で食べて健康と幸せを手に入れるホリスティック栄養学ヘルスコーチ

【銅】生命維持にとって不可欠な銅は多くても少なくても問題

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バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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銅の食品摂取基準

成人男性: 推奨値 0.9 mg/日 限界値 10 mg/日
成人女性: 推奨値 0.7 mg/日 限界値 10 mg/日

銅の性質

ミネラルと言えば、カルシウムや鉄分などを気にしてサプリメントを飲んでいる人もいると思いますが、銅を気にする人はあまり多くないように思います。

でも、銅は、ヒトにとって必須の微量元素です。

体内の銅の大部分は、第二銅の陽イオンの形で存在していますが、銅は体内で第一銅になったり第二銅になったり、行ったり来たりしています。

そうした銅の簡単に電子を受け取ったり与えたりする能力が、酸化還元反応や活性酸素種の除去に重要な役割を果たしています。

紀元前400年のギリシャ時代の医者ヒポクラテスは、病気治療に銅の化合物を処方したと言われています。

銅の機能

体内には、銅酵素として知られるいくつかの必須酵素があります。名前の通り、銅がないと機能しない酵素です。それらの銅酵素が関与している生理学的機能のいくつかをご紹介します。

脳神経の保護と機能

細胞壁やミエリン(神経を覆って保護している脂肪性物質)を保護しています。ミエリン鞘はリン脂質でできていて、その合成には銅依存酵素が必要です。

脳や神経組織の正常な機能に不可欠な多くの反応は、銅依存酵素によって仲介されています。

神経伝達物質の合成

銅依存酵素が、ドーパミンをノルアドレナリンに変換する過程を助けています。

メラニン形成

メラニン色素の形成に必要なチロシナーゼは銅依存酵素です。メラニンは、メラノサイトと呼ばれる細胞で造られる、髪、皮膚、目の色素です。日焼けもメラニン色素ですし、お肌のシミもメラニンの仕業です。

エネルギー生産

細胞のエネルギー生産に銅依存性酵素が重要な役割を果たしています。酸素を水に還元する触媒の過程で、ミトコンドリアがATP(元気の源、生命エネルギー)を造るために使用する電気化学勾配(分子細胞膜移動に必要な電位差)を作っています。

結合組織形成

強いお肌や骨や筋肉組織を造るコラーゲンとエラスチンをつなぐためには、銅依存酵素が必要です。例えば、心臓と血管の結合組織の完全性の維持、骨の形成などに用いられます。

体内酵素機能のサポーター

銅は、特に、次の2つの体内酵素が適切に働くために不可欠な成分です。

SOD(スーパー・オキシド・ジムスターゼ)

SODは、抗酸化剤/還元剤として機能し、その後、他の抗酸化酵素によって水に還元されます。

SODには次の作用があることがわかっています。

  • 細胞を酸化から守る
  • 細胞修復
  • ミトコンドリアを保護
  • 抗がん作用

SODが不足すると、動脈硬化、心疾患、糖尿病の発症リスクが高まることも判っています。

DAO(ジ・アミン・オキシダーゼ)

この酵素は、私達が口にする食品全てのヒスタミンを分解しています。

DAOは、私達がもっている天然の抗ヒスタミン剤です。銅は、この作用・機能を活性化させるように働きます。

セルロプラスミンの運搬

セルロプラスミンは、肝臓で造られ、鉄の代謝と運搬に関与しているトランスポータータンパク質で、抗酸化物質として機能していると考えられています。

血液中の銅は、ほとんどセルロプラスミンと結合して存在しています。

タンパク質と結びついていない遊離銅イオンと遊離鉄イオンは、活性酸素種(フリーラジカル)の強力な促進剤です。セルロプラスミンと結合することによって、銅イオンによる細胞の酸化ダメージが抑制されます。

遺伝子発現

細胞に含まれている銅の量によって、特定の遺伝子の転写が促進されたり阻害されたりすることで、銅はタンパク質の合成に影響をもっていると考えられています。

銅は、細胞内の酸化ストレスを高め、その酸化ストレスに反応して活性酸素種の解毒に関係している遺伝子の発現が増加すると考えられています。

銅が酸化ストレスを高めるから、抗酸化物質が体内で多く造られるということですね。

鉄の代謝

赤血球中のヘモグロビンの合成には鉄が必要です。でも、鉄はセルロプラスミンによって酸化されないとヘモグロビンの合成に使うことができません。

セルロプラスミンと結合した銅が、セルロプラスミンを鉄へ届けています。

セルロプラスミンのマルチ銅オキシダーゼ(MCO)と呼ばれる4 つの銅含有酵素が、第一鉄を第二鉄に酸化し、第二鉄はトランスフェリンによって赤血球が造られる場所まで運ばれます。

そのため、銅がないと、鉄がヘモグロビンになれなくなってしまうのです。結果、貧血が起こることになります。

セルロプラスミンが不足している人では、肝臓、脳、網膜などの特定の組織で鉄が過剰に蓄積することがわかっています。これは、セルロプラスミンのMCO酵素の活性が、体内の鉄の流れに不可欠であることを裏付けていると研究者は述べています。

セルロプラスミンによる第一鉄の酸化は、トランスフェリンによる鉄の運搬を促進し、第一鉄が、遊離第一鉄イオンとして、フリーラジカルを発生させることを抑制していると考えられています。

銅の体内濃度を検査する場合の留意点

血漿と赤血球の両方を調べる

銅は、血液の血漿と赤血球の両方に存在しています。しかし、通常の血液検査は、血漿中の銅の濃度を測るだけです。

血漿中の銅が正常値だったとしても、赤血球中で銅が不足していることがあります。赤血球中の銅の量が足りないということは、あなたの体は、正常に銅を活用できていないということを意味します。そして、それは、赤血球だけでなく、他の細胞でも銅が不足している可能性を示しています。

赤血球中の銅を測るためには、RBCあるいはWBCと呼ばれる特殊な検査をしてもらう必要があります。

セルロプラスミンとメタロチオネインを調べる

銅は通常、私達の体内でセルロプラスミンとメタロチオネインというタンパク質に結合した状態で存在しています。これらのタンパク質は、トランスポーターと呼ばれ、銅を細胞へ届ける役割を果たしています。

メタロチオネインは、金属(ミネラル)が体に侵入したときに発生するタンパク質で、金属の毒性による影響を抑えてくれる働きがあります。

これらのトランスポータータンパク質が不足すると、血漿中の銅が、赤血球やその他の細胞内に取り込まれなくなります。そのため、血漿中の銅の濃度は正常かあるいは高めなのに、細胞内の銅の濃度が低いという状態が起こります。

細胞に取り込まれなかった銅は、脳、肝臓、生殖器に溜まっていき、様々な病気の原因となります。

トランスポーターが減少する原因

銅のトランスポーターが減少する原因の多くは、体内の炎症です。体内の炎症の原因には次のような疾患が関係しています。

  • 自己免疫疾患
  • 関節炎
  • がん
  • 甲状腺機能低下
  • 潰瘍

などです。

つまり、赤血球中の銅が不足している場合、こうした病気を発症している可能性があるということです。

セルロプラスミンは多過ぎてもダメ

だかと言って、セルロプラスミンは、多ければいいというものではなく通常よりも高い濃度で存在している場合には、次の症状が体のどこかで発生しているというサインです。

  • 妊娠
  • リンパ腫
  • 急性及び慢性炎症
  • 関節リウマチ

つまり、赤血球中の銅は、少な過ぎても多過ぎても病気のサインなんです

他の栄養素との相互作用

鉄分

上述した通り、鉄分の代謝と赤血球の形成には、銅が必要です。

一方で、鉄分の少ない調合乳を与えられた乳児よりも、鉄分の多い調合乳を与えられた乳児は、銅の吸収が少ないことが報告されていて、鉄分の摂取量が多いと銅の吸収が妨げられる可能性があることが示唆されています。

亜鉛

1日50mg以上の大量の亜鉛を長期間摂取すると、銅欠乏症になる可能性があります。

亜鉛の摂取量が過剰になると、メタロチオネインと呼ばれるタンパク質の合成が腸細胞で増加します。メタロチオネインは、特定の金属/ミネラルと結合する性質をもっていて、有害な金属の腸吸収を阻害する働きをもっています。

メタロチオネインは、亜鉛よりも銅により強く結合する性質を持っているため、過剰な亜鉛によって発生したメタロチオネインは、亜鉛よりも銅と結びついてしまうため、銅の吸収が低下します。同じ理由によって、銅の過剰摂取が、亜鉛の吸収に影響を与えることは観察されていません。

ビタミンC

高用量のビタミンCのサプリメントによって、セルロプラスミンの酵素活性が損なわれる可能性が示唆されています。

健康な若い成人男性を対象とした小規模な研究では、1日605mgのビタミンCを3週間摂取した場合、セルロプラスミンの酵素活性が低下したことを報告しています。しかし、銅の吸収率に変化はなかったとのことです。

銅不足になりやすい人

上述した通り、亜鉛、鉄分のサプリメントを飲んでいる場合には、銅が欠乏しやすくなります。また、レスベラトールのサプリメントの大量摂取によっても銅の吸収が低下することが報告されています。

乳児/幼児/子供

次のような乳児/幼児/子供は銅不足/欠乏に陥りやすいです。

  • 牛乳ベースの調合乳(フォーミュラ)のみを与えている・・牛乳には銅が少ないため
  • 未熟児(特に、低出生体重児)
  • 下痢が長引いている
  • 栄養失調からの回復途中
  • 胆汁うっ滞(銅の胆汁排泄の減少)・・銅が足りない栄養補給と関係している

腸吸収不良を伴う病気

次のような理由で腸吸収不良がある人

  • セリアック病/シリアック病(シリアック病については『シリアック病をご存知ですか?』をご覧ください。)
  • スプルー(消化管疾患|一種の栄養失調症)
  • 外科的手術などによって腸が短くなっている

遺伝性銅欠乏症

肝細胞を除くほとんどの細胞内の銅の輸送は、ATP7Aと呼ばれる銅輸送タンパク質によって行われています。そのため、ATP7A遺伝子に変異があると細胞内の銅の輸送が滞ってしまい、腸細胞や血管内皮細胞に銅が蓄積して、他の細胞に銅が運ばれなくなり、銅欠乏が起こります。

脳への銅の輸送も影響を受けます。血液脳関門(BBB)に銅が蓄積してしまい、神経細胞の銅依存酵素の活性が低下してしまいます。

遺伝性の銅欠乏症は、メンケス病、または、後頭角症候群と呼ばれます。

後天性銅欠乏症

病因は不明です。症例報告では、メンケス病(銅輸送タンパク質(ATP7A)遺伝子異常症)のような腸内の銅含有量の増加が報告されています。しかし、遺伝子異常はこの状態に関連していないことが確認されています。

銅の不足/欠乏の症状

通常の食事をしていて銅が欠乏することは稀です。

重度の銅欠乏症では、血液中の銅とセルロプラスミンの量が正常値の30%に低下していることがあります。

貧血

銅欠乏の最も一般的な徴候は、鉄分の補給に反応しない貧血です。この貧血は、セルロプラスミンの酵素活性が低下したことによって、鉄分が利用できなくなったことに起因すると考えられています。

しかし、遺伝性の無セルロプラスミン血症の人では、必ずしも貧血と関係していないこともあるようです。

白血球数の減少

銅の欠乏は、白血球/免疫細胞のひとつ、好中球の異常な減少を起こすと考えられています。そのことによって、感染症にかかりやすくなります

銅の低下が赤血球だけでなく骨髄細胞にも影響を与えていて、血球の再生に何らかの役割を果たしていることを示していると研究者は述べていますが、その詳細な仕組みについてはまだ明らかになっていません。

骨粗鬆症/骨の発達異常

銅の欠乏による骨粗鬆症や骨発達異常は、低出生体重児と幼児に最もよくみられます。

妊婦さんと授乳中のお母さんは銅もしっかり摂りたいですね。

肝臓の鉄の過剰蓄積/肝硬変

銅の欠乏によって、肝臓の鉄過剰症や肝硬変が起こると考えられています。

その他の症状

銅の欠乏によって起こる、あまり一般的でない症状には、次の様なものが報告されています。

  • 色素の喪失|白髪、肌の青ざめ
  • 神経学的症状|めまい
  • 成長障害(コラーゲン不足)|肌の乾燥、あかぎれ
  • 疲労感(ATP不足)
  • 高血圧
  • 高脂血症
  • 血栓リスクの上昇
  • 糖尿病
  • 不整脈
  • 消化吸収の減退

後天性銅欠乏症

後天性銅欠乏症の人は、神経学的症候群が報告されています。症状には、次の様なものがが含まれます。

  • 中枢神経系の脱髄
  • 多発神経障害
  • ミエロパシー
  • 視神経の炎症

遺伝性銅欠乏症

メンケス病|難治性の発作、結合組織障害、硬膜下出血、毛髪の異常 (縮毛)

後頭角症候群|後頭骨の外骨腫、筋緊張低下、結合組織異常

その他、無セルロプラスミン血症も遺伝性の銅欠乏症で見られ、パーキンソン病に似た神経学的症状を伴います。

ウイルソン病

ウイルソン病は、常染色体劣性遺伝で遺伝する遺伝病です。胆汁中への銅排泄障害によって先天的に銅過剰症を起こします

銅過剰であるのにも関わらず、ウイルソン病では、無セルロプラスミン血症が起こることが観察されています。

銅を多く含む食品

これ以外で、銅を多く含む植物性食品は、次の通りです。

銅の多い植物

銅のサプリメント

銅のサプリメントには、次のような形態のものがあります。

  • 酸化第二銅
  • グルコン酸銅
  • 硫酸銅
  • 銅アミノ酸キレート

銅の過剰摂取による副作用

通常の食事をしていて銅が体内で過剰摂取になることはありませんし、銅は毒性の低い金属です。

しかし、銅を含む容器で食品や飲料を保管することによる汚染などによって過剰症が発生しています。また、サプリメント等で摂取する場合にも簡単に過剰摂取ができますので、注意が必要です。

銅の過剰摂取の初期の兆候には次のようなものがあります。

  • 腹痛
  • 吐き気
  • 嘔吐
  • 下痢
  • など

こうした兆候が表れた時には、直ちに銅のサプリメントや銅製の容器などの使用を中止しましょう。

重い銅の過剰症の症状には、重度の肝障害、腎不全、昏睡、そして、死に至る危険があります。

病気との関係

循環器疾患/血管心臓疾患予防

いくつかの疫学的研究が、血液中の銅の増加が、心血管疾患リスクの上昇と関係していることを報告しています。

米国で行われた、30 歳以上の男女4,500人以上を16年間追跡調査した研究では、調査期間中に151人が冠状動脈性心疾患で死亡しましたが、血液中の銅が最も低かったグループと比較して、最も高かったグループの冠状動脈性心疾患で死亡するリスクは有意に高かったことが報告されています。

また、ヨーロッパで大なわれた3つの症例対照研究でも同様の結果が得られています。

しかし、銅とアテローム性動脈硬化症や心血管疾患との因果関係については、過剰な銅が原因なのではなく、銅の欠乏が原因なのではないかと考えられています。

理由は次の通りです。

  1. 銅依存酵素のSOD(スーパー・オキシド・ジスムターゼ)とセルロプラスミンは、ヒトの体内で抗酸化作用を持っている酵素であること
  2. 血液中の銅の量とセルロプラスミンの量はほぼ同じ(血液中の銅の90%がセルロプラスミンの中にある)ため、血液検査の項で説明した通り、血液中の銅の量は、細胞内の銅の状態を表すのには、あまり適切な指標でないこと
  3. 血液中のセルロプラスミンの濃度は、外傷、炎症、病気など、特定の身体的ストレスによって、50%以上も増加することが知られていること

そのため、血液中の銅の増加は、単にアテローム性動脈硬化に伴う炎症が発生していることを示しているだけの可能性があると考えられています。つまり、銅が増えたから動脈硬化が起きたのではなく、動脈硬化が起きたから銅が増えたということです。

更に、2つの病理解剖研究は、次の事実を発見しています。

  • 冠状動脈性心疾患で死亡した患者の心筋に含まれている銅の量は、他の原因で死亡した患者よりも低い
  • 白血球に含まれている銅の量が多いほど、冠状動脈性心疾患の患者の冠動脈の開通度が高い
  • 心筋梗塞の病歴のない患者と比較して、病歴のある患者の細胞外SOD(スーパー・オキシド・ジスムターゼ)の濃度が低い

つまり、上記した研究を総合すると、心臓血管系疾患を起こした人の血液中の銅は多いものの、細胞に取り込まれて実際に活用されている銅の量は不足していたことになります。

動脈硬化などの炎症が起きたことにより、血液中の銅が増加したものの、細胞に吸収される銅が減り、心臓などでは銅欠乏が起きていた可能性があるのです。

心疾患リスクの発見と予防には、血漿と赤血球両方の銅の含有量を調べることが重要になりますね。

感染症予防と自然免疫

銅欠乏が起こると、免疫細胞の好中球が激減します。そのことで重度の感染症にかかるリスクが高まるなど、銅が免疫系機能の発達と維持に重要な役割を果たすことが知られていますが、その正確なメカニズムはまだわかっていません。

最近の研究は、病原菌に対する自然免疫機能に銅が重要であることを裏付けています。

銅の少ない食事 (24 日間 1日0.66 mgの後、40 日間1日0.38 mg)をした男性11人の血液から、単球と呼ばれる白血球を分離して、免疫力を試す実験をしたところ、増殖力が低下していたことが報告されています。

また、銅欠乏症の栄養失調の乳児11人を対象とした研究では、1か月間の銅を補給することによって免疫細胞の病原菌に対する食作用が大幅に増加したことが報告されています。

骨粗鬆症との関係は不明

銅の摂取と高齢者における骨粗鬆症の予防や改善を調査した研究が多く存在していますが、骨密度が高まった、骨密度が悪化した、骨密度とは無関係だったとする結果がそれぞれ存在しています。

そのため、銅が高齢者の骨の形成に関わっている、必要だとする確固たる証拠はまだ存在しません。

アルツハイマー病との関係

健康な人と比較して、アルツハイマー病の人の血液中の銅濃度が高いことが報告されています。

銅がアミロイドβの高金属化を仲介し、脳の老人斑の形成に関与して、亜鉛欠乏、酸化ストレスの増加、脳損傷を起こす可能性が示唆されています。

しかし、銅がアルツハイマー病の原因のひとつなのか、アルツハイマー病によって銅が増加しているのかについては、まだ、明らかになっていません。

パーキンソン病との関係

パーキンソン病の患者の脳で、神経細胞が失われた領域で銅が減少していることが判っています。

しかし、血清、血漿、および脳脊髄液中の銅レベルを測定する研究では、パーキンソン病の患者と健康な高齢者の間に違いは見られませんでした。

精神疾患との関係

銅の過剰摂取が次の様な精神疾患と関係していることが示唆されています。

  • 統合失調症
  • フォビア(恐怖症)
  • パニック障害

しかし、まだ確証できるほどの研究報告の蓄積はありません。

婦人科系のがんとの関係

また子宮や卵巣など生殖と関係する臓器のがんを発症している女性で、銅の濃度が高いことが観察されています。

がんが銅の蓄積を促進しているのか、銅の蓄積ががんの原因となっているのかについては、明らかになっていません。

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

銅、亜鉛、鉄分は、微妙な絶妙なバランスで私達の体の中で働いています。

貧血改善のために鉄分のサプリメントを飲んだ人に、亜鉛欠乏や銅欠乏の症状が現れたケースを何人も診てきました。

私達の体は、ホリスティックです。蜘蛛の巣のようなものです。

蜘蛛の巣の糸を一本ひっぱったら、その糸だけがスルスルと抜けることはありません。蜘蛛の巣全体が動きます。私達の体も同じです。

何かひとつを変えたら(鉄のサプリメントを飲んだら)、何かひとつだけが動く(貧血だけが改善する)ことはありません。体全体が動きます。

食事で補ってあげれば、体はちゃんと自ら選んでバランスを執ってくれます。

特に、吸収力の高いサプリメントをただ1種類だけ大量に摂ることは非常に危険です。じゃぁ、マルチサプリメントなら良いかと言えば、それも違います。

今ある不調をできるだけ薬に頼らず、食事で改善したいと思っているのなら、そしてもし、独りで取り組むことに不安や難しさを感じるのなら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。

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サプリメントの選び方、危険な成分についても教えていますよ。

新学期は、毎年3月と9月です。講座でお会いしましょう。

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参考文献:

  • Copper“,
  • 「栄養素の通になる」、上西一弘、女子栄養大学教授

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング

Author: Chise

森智世(もりちせ) | 公認 統合食養ヘルスコーチ(Certified Integrative Nutrition Health Coach) / ソフィアウッズ・インスティテュート代表 / 米国代替医療協会(AADP) 公認ホリスティック・ヘルスコーチ / 女子栄養大学 食生活指導士 / 国際ヘルスコーチ協会 公認国際ヘルスコーチ/ 経営学修士(MBA)| ひとりひとりのバイオ個性に着目したポストモダンでホリスティックな食事法を推奨し、マインド・ボディ・コネクション(心と体のつながり)を食を通して実現します。また、私達を取り巻くすべての環境 - 人間関係、仕事などの社会環境、自然環境、体内環境(マイクロバイオーム) - を考慮するボディ・エコロジストです。長期に渡り過ごした米国やヨーロッパの情報も、判りやすく解説を入れて配信していきます。厚生労働省「健康寿命をのばそう」プロジェクトメンバー / 目黒区男女平等共同参画審議会委員 / 日経ウーマンオンライン連載コラム『ホリスティック美女講座』執筆。食事法や健康などご相談のある方やヘルスコーチングを受けてみたい方は初回コンサルテーション(無料)にお申し込みくださいね!

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