野菜とフルーツは多く食べるほど太らない|フラボノイドの効果

2016/05/26/

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バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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7種類のフラボノイドの調査

フラボノイドは、ファイトケミカル(植物性化合物)、ポリフェノール(抗酸化物質)の一種で、果物や野菜の香りや風味や色の成分です。

24年間に渡って120万人以上の米国人男女の7種のフラボノイドの摂取量と体重との関係について追跡調査が行われ、『英国医療ジャーナル(the British Medical Journal)』に発表された研究論文があります。

その調査の結果、次の食品グループを多く食べているほど、体重維持・管理ができていたと報告されています。

  • ベリー類
  • 柑橘類
  • トウガラシ属の野菜(ピーマン、唐辛子、パプリカなど)

また、個別のフラボノイドと体重との関係では、次の結果が明らかにされています。

フラボノイドと体重変化

  • フラボノール・・摂取量が7mg増えるごとに体重が約73g減少
  • アントシアニン・・摂取量が1日10mg増えるごとに体重が約100g減少

どのくらい食べたらいいの?

日常生活に活かせるアドバイスとして、研究者は、日々、次の量の野菜と果物を食べることを推奨しています。

  • 果物・・・2カップ以上
  • 野菜・・・2.5カップ以上

日本の厚労省も、毎日100g以上の果物350g以上の野菜を食べることを推奨しています。

容積で表現するか、重さで表現するかの違いはありますが、まぁ、たぶん、両者とも同じくらいの量を推奨しているのだろうと思います(笑)

見た目の方が分かりやすいと言う人は、カップを、重さを量る方が分かりやすいという人はグラムを目安に食事をしてくださいね。

果物は果糖が多く血糖値を上げ、太りやすいので食べない方が良いという意見を時々耳にします。

確かに、果物には果糖が比較的多く含まれていますが、果糖だけが含まれている分けではありません。ビタミン、ミネラル、食物繊維、そして、今回明らかにされた、フラボノイドやポリフェノールといった抗酸化物質を豊富に含んでいます。

例えば、GI(血糖値をどれだけ素早く上昇させるかの指標)が低いものが良く、高いものが悪いかのように語られることが多いです。

スイカは白い食パンと同じGI75ですから、GI値では「危険」と評価される果物です。でも、食パン100g中の糖分は50gですが、スイカ100gにはたったの5gだけです。さて、スイカは本当に白い食パンと同じくらい、血糖値を上げるでしょうか?

もちろん、あげません。

食品のあるひとつの栄養素の性質のみに着目して食品の良し悪しを語るのではなく、食品全体をみて、体内での総合的(ホリスティック)な機能に着目すべきです。

こちら『リバウンドさせずに体脂肪を確実に落としたいならこのフルーツを食べなさい』も参考にしてくださいね。

統合食養学(ホリスティック栄養学)のアプローチは少し違う

統合食養学も、見た目で分かりやすい指標をもっています。

でもカップでもグラムでもありません。

だって、ご飯を毎日1膳しか食べない人も3膳食べる人も、お肉を1kg食べる人も食べない人も同じ量の野菜と果物で良いって変ではありませんか?

だから、統合食養学はひとりひとりに合った量を簡単に見極められる方法をもっています。

現在の体重をなんとかしたい、いろいろ試したけれども直ぐにリバウンドさせてしまった、おひとりでがんばることに限界と難しさを感じている、そんな人は、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?

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参考文献:

A Dietary flavonoid intake and weight maintenance: three prospective cohorts of 124,086 US men and women followed for up to 24 years”, Bertoia ML, Rimm EB, Mukamal KJ, Hu FB, Willett WC, Cassidy BMJ. 2016;352:i17.

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング