健康的に歳をとることに最も効果のある食事法が判明!

2025/06/16/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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『ネイチャー・メディシン』誌に掲載された米国ハーバード大学、カナダのモントリオール大学、デンマークのコペンハーゲン大学による共同研究は、「健康的な老化」を次のように定義しています。

70歳まで主要な慢性疾患に罹患せず、
認知機能、身体機能、精神機能に問題がない状態

慢性疾患とは、高血糖や高血圧や関節痛や神経痛などの慢性的な痛みも含まれます。

この研究では、看護師健康調査(1986~2016年)と医療専門家追跡調査(1986~2016年)の縦断的質問票データを用い、科学的な裏付けのある8つの食事法(食事パターン)と認知機能、身体機能、精神機能、そして慢性疾患のない70歳までの健康状態との関連性を最大30年間追跡調査しています。

その研究結果が2025年5月に発表されました。

対象となった8つの食事法は次の通りです。いづれも科学的に開発されたり、臨床的な研究が行われている食事法(食事パターン)です。

  1. AHEI(代替健康的食事法)
  2. AMED(代替地中海式食事法)
  3. DASH(高血圧予防のための食事療法)
  4. MIND(神経変性疾患遅延介入のための地中海DASHダイエット)
  5. hPDI(健康的な植物性食品中心の食事/ベジタリアン・ヴィーガン)
  6. PHDI(プラネタリーヘルスダイエット)
  7. EDIH(高インスリン血症の経験的食事)
  8. EDIP(経験的食事性炎症パターン)

これら8つの食事法には次の共通点があります。

  • 果物、野菜、全粒穀物の摂取の推奨
  • 赤肉(牛・豚・羊・馬などの4つ足動物の肉)や加工肉の摂取量を減らす
  • など

また、それぞれ異なる特色をもっています。

ソフィアウッズ・インスティテュートが提供している統合食養学は、AHEI(代替健康的食事法)に含まれます。

8つの食事法(食事パターン)以外の食事をしている人と比較して、次のことが明らかにされました。

8つのどの食事法であっても
遵守度が高いほど、健康に70歳を迎える確率が高い

今回、調査対象となった8つの食事法はいずれも医師や医学部などが関わって開発されたり、長年に渡って効果の検証がなされてきたものですから、当然の結果と言えば、当然かもしれません。

しかし、この8つの食事法の全てが同じ効果を示したわけではなく、もちろん、次のような優劣がありました。

その中でも「健康的な老化」と最も関連性が高かったのは・・・

ダララララララ・・・・

ジャン!

統合食養学はこの食事法に含まれます。統合食養学の食事の基本バランスは、ハーバード大学によって開発されたものがベースになっています。(統合食養学のヘルスコーチ養成学校の講師のおひとりはその研究者です)

AHEIに最も適合しない食生活を送っていた人と比較して、AHEIに最も近い食生活を送っていた人が健康的に老いる可能性は次の通りでした。

  • 70歳時点・・・86%高い
  • 75歳時点・・・2.24倍

2倍以上です!

なお、8つの食事法の中で、70歳時点の健康と最も関連性が低かったのが、hPDI(健康的な植物性食品中心の食事法/ベジタリアン・ヴィーガン)でした。

「健康的な老化」をいくつかの機能に分けて評価した結果、各要素と食事法との関連性は次の通りでした。

8つの食事法の中では、PHDI(プラネタリーヘルスダイエット)が最も強い関連性を示しました。

MIND(神経変性疾患遅延介入のための地中海DASHダイエット)でなかったのが意外というか、なんというか・・そのために開発されたのに、「MIND」、ダメじゃんという感じですね(笑)

8つの食事法の中で最も認知機能と弱い関連性を示したのは、hPDI(健康的な植物性食品中心の食事/ベジタリアン・ヴィーガン)でした。

身体機能との関係性では、8つの食事法のうち、AHEI(代替健康的食事法)が最も強い関連を示しました。

最も弱い関連性を示したのは、EDIP(経験的食事性炎症パターン)でした。

精神的機能の健全性においても8つの食事法の中で、AHEI(代替健康的食事法)が最も強い関連を示しました。

やっぱり、統合食養学の食事パターンは精神の健康(心の健康)にとって良いことが立証されましたね。

一方、最も弱い関連性を示したのは、hPDI(健康的な植物性食品中心の食事/ベジタリアン・ヴィーガン)でした。

8つの食事法の中で慢性疾患の予防と最も高い関連性を示したのは、EDIH(高インスリン血症の経験的食事)でした。

やはり血糖値管理を中心とした食事は慢性疾患予防に効くのですね。

8つの食事法の中で最も弱い関連性を示したのは、hPDI(健康的な植物性食品中心の食事/ベジタリアン・ヴィーガン)でした。

PHDI(プラネタリーヘルスダイエット)が最も強い関連を示しました。

最も弱い関連性は、hPDI(健康的な植物性食品中心の食事/ベジタリアン・ヴィーガン)でした。

健康的な老化(70歳まで健康)には、AHEI(代替健康的食事法)が最も関連性が高かったと先にお伝えしましたが、ただ生きている(70歳まで生存)ということであれば、PHDI(プラネタリーヘルスダイエット)でも良いということなんですね。面白いです。

健康的な老後は、次の食品を少なく食べることとも関連していることが示されています。

  • トランス脂肪酸
  • 加糖飲料
  • 赤肉(牛・豚・羊・馬など4つ足動物の肉)
  • 加工肉(赤肉のソーセージやハムなど)

健康寿命を短くしてしまう食品ですね。

今回の大規模かつ長期間に渡る追跡調査によって、統合食養学を含むAHEI(代替健康的食事法)が、健康的に70歳・75歳を迎える上で、最も有効であること、特に、身体機能と精神機能の健全性にとって最も効果があることが明らかにされました。

非常に誇らしく感じると共に、確信を新たにしました。

なお、「健康的な植物性食品中心の食事(ベジタリアン・ヴィーガン)」の「健康的な老化」との関連性が、8つの食事法の中で最も低かったことに一瞬驚きましたが、前述した通り、この8つの食事法は、いずれも「健康的な老化」と高い関連性が認められたものです。

8つの食事法のいずれにも適合しない食事をしている人よりも、8つのうちどれかひとつでも適合する食事をしている人は、ずっと「健康的な老化」を手に入れる確率が高いのです。

「健康的な老化」と高い関連性が認められた8つの食事法の中での優劣の話ですから、「健康的な植物性食品中心の食事(ベジタリアン・ヴィーガン)」に効果がないというわけではありません。誤解のないようにくれぐれもお願いしますね!!

ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス

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参考文献

ソフィアウッズ・インスティテュート – ホリスティックヘルスコーチング