欧州代替医療の母・聖ヒルデガルトのハーブ料理体験

2016/02/29/

バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。

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聖ヒルデガルトのレシピ本出版記念

日本で有名なドイツ料理のシェフといったら野田シェフの名前が挙げられると思います。その野田シェフが聖ヒルデガルトのハーブ料理を忠実に再現したレシピ本を出版され、その出版記念のお茶会に出席してまいりました。

場所は当然、野田シェフのお店「Zum Einhorn」(ツムアインホルン、一角獣、ユニコーン)です。

聖ヒルデガルトとは

聖ヒルデガルトは、中世ドイツのビンゲンという村にあった修道院の院長であり、薬学士、音楽家など、様々な顔をもつ女性です。

正式には、ヒルデガルト・フォン・ビンゲンと呼ばれます。

中世という時代にあって、女性でありながら、それだけの役割を任せられていた「史上初の」という枕詞と共に表現されることの多い女性です。その功績は、近年、ローマ法王にも認められ、聖女として聖人のおひとりに名を連ねています。

しかし、私はドイツで3年を過ごすなかで、彼女の名前を耳にすることはありましたが、当時、まったく料理にも健康にも興味がなかったため、何のひっかかりもなく、住んでいたフランクフルトとビンゲンはそれほど遠い距離になく十分日帰りできる近さだったのにも関わらず、スルーしてきてしまいました。今更ながら、残念なことをしたと痛恨です。

ヒルデガルトのハーブティとタルト2種

お茶会では、ヒルデガルトがブレンドしたと言われている次の2種類のハーブティをいただきました。

  1. ファスティング(断食)のお茶
  2. ハーモニー(調和)のお茶

そして、野田シェフのレシピ本に掲載されているヒルデガルトの2種類のタルトをいただきました。

  1. 木苺のタルト
  2. かぼちゃのタルト

木苺のタルトは、ちょうど前日、野田シェフの本を読んでいて「食べたいな。作れるかしら。」と考えていたものだったので、サーブされた時は、とても嬉しかったです。本当に美味しい!!

ヒルデガルトのスパイス

ヒルデガルトが好んで使った、でも日本ではなかなか入手困難なスパイスについての紹介もあり、全て試食させていただきました。

なかには懐かしいドイツ料理を思い出させてくれるもの(ベルトラム)もあり、ああ、ドイツのスパイスなんだなと実感です。ベルトラムは日本での販売はありません(涙)

ガランガーと呼ばれる新生姜の化け物のような形のスパイス(左)は、よくタイ料理にも用いられるようですが、ヒルデガルトも好んで使っていたようです。

味は、生姜とは似ても似つかず、どちらかというとハッカに似た味です。

よく言えば清涼感のある味ですが、悪く言えばパンチの利いた味なので、使い方をしっかり学びたいスパイスですね。

ヒルデガルトの煮込み料理

実は、このお茶会の約1か月前にも、私はツムアインホルンでランチをしています。

その時には、野田シェフのレシピ本に掲載のあるヒルデガルトの煮込み料理のひとつ、栗、かぼちゃ、リンゴ、レーズンなどを鶏肉でロールして煮込んだものをいただきました。

野田シェフによれば、ヒルデガルトの元々のレシピでは、全ての材料をダイスに切って、いっしょに煮込んでいるだけなのだそうです。ロールにしているのは野田シェフのアイデアなのだそうです。確かにロールにすると見た目にも美しいですね。

自分では外見の写真しか撮りませんでしたので、切った状態は、シェフの本に掲載されている写真を拝借しています(笑)

ヒルデガルトの心臓病とリューマチ痛の薬

シェフの本に掲載されていたヒルデガルトが処方していた「心臓病リウマチ痛」に効くという薬も作ってみました。これを毎日大さじ2杯飲むと良いそうです。

心臓病もちの父にどうかと思ったのですが、結局、自分で飲むことになりました(笑)。

私は特に今、心臓病もリウマチもないのですが、今思うと子供の頃から心拍力がそれほど強い子ではなかったように思います。外で遊ぶよりも家の中で遊ぶことが好きでしたし、持久走(1000m)を走り切ったことはありませんし、健康診断を受けるようになってからは、必ず、「心臓の位置が通常よりも傾いている」という指摘(とはいえ、病気という程のことではないそうです)を受けてきましたので、今後の予防という意味も込め、飲むことにしました。

ヒルデガルトのお茶が購入できる「おもちゃ箱」

お茶会でだされたファスティングのお茶が、とても私の口に合いましたので、今日、早速、自由が丘のおもちゃ箱まで行ってきました。

ここでは、ヒルデガルトがブレンドしたハーブティが購入できます。私はハーブティ2種類とフラワースパイス2種を購入しました。

フラワースパイスの黄色いラベルのものは、魚や鶏肉料理の香りづけに、ピンクのラベルは、アイスクリームやケフィアなどに沿えるデザート用です。

日本ではフラワースパイスはまだまだ出回っていないので、ここで出会えて嬉しいです!

もちろん、それだけでなく、EUのオーガニック認定を受けているドイツのスパイスお菓子玩具洗剤も購入できます。例えば、子供が間違って口に入れてしまっても大丈夫な、蜜蝋を使ったクレヨン色鉛筆なども置いています。

これから、もっとヒルデガルトのレシピについて学び、現代に取り入れられるもの、取入れるべきものは、積極的に生活の中に取入れて行きたいです。

2022年追記:

残念ながら、自由が丘の「おもちゃ箱」さんは閉店してしまいました。

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