バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
肺に良いと言われるハーブの一般的な作用
呼吸器官は休みなく働いています。呼吸器官は、一日中、毎日、体内に酸素を運んでくれる入口です。
一方で、公害やホコリ、カビ、菌、有害物質や有毒物質が体内に入る入口でもあります。
でも、幸運なことに、自然は、私達の呼吸器官の働きを助けるハーブや植物をたくさん用意してくれています。
今回は、グローバル・ヒーリング・センターの創設者でセンター長のエドワード・グループ博士が勧めるハーブをご紹介します。
肺の健康をサポートすると言われているハーブに典型的な作用には、次のようなものがあります。
- 去痰 — 胸のつかえを解消する
- 鼻腔の不快感の解消
- 気管の上部に近い筋肉をリラックスさせ咳を鎮める
- ヒスタミンの分泌を抑える
- 呼吸器上部に問題を発生させる有害物質を退治する
- 抗酸化物質の作用で、酸化によるダメージや炎症を抑える
ハーブの利用形態は様々
ハーブは、様々な形で入手可能です。
- フレッシュであれば、お料理に使えるものもあります。
- 乾燥したものは、お料理に利用する他、ハーブティとして楽しむことができます。
- フラワーエッセンスや精油(エッセンシャルオイル)になっているものもあります。
また、サプリメントになっているものもありますが、ハーブ自体がオーガニックであっても、錠剤にするために様々な添加物や凝固剤が使われているので、注意が必要です。
できるだけ自然なまま取り入れることを考えてみてくださいね。
呼吸器に効果のある9つのハーブ
1. オーシャ・ルーツ(オーシャの根)
オーシャは、ロッキー山脈に自生するハーブです。アメリカ・インディアンによって、昔から呼吸を助ける薬として使われてきました。
オーシャの根には、ショウノウ等の成分が含まれているので、北米では、最も肺によい植物として知られています。
オーシャ・ルーツは、抗ヒスタミン系ではなないのですが、抗ヒスタミン剤と同様の抗アレルギー作用をもち、肺の循環を高め、深呼吸を楽にしてくれると考えられています。
2. ユーカリ
アロマオイルに興味のある方には、あまりに有名なハーブだと思いますが、ユーカリの葉は、なにもコアラだけのものではありません!
オーストラリアに自生する植物で、アボリジニだけでなく、ドイツ人もアメリカ人も、昔から呼吸器の健康維持や喉の不快感を和らげるためにユーカリを使ってきました。
ユーカリは、シネオールと呼ばれる成分が含まれており、咳止めトローチやシロップに使用されている成分です。
シネオールには、去痰、咳の緩和、充血の抑制、鼻づまりの解消などいくつかの効能があります。抗酸化力もあるので、風邪や他の病気に対する免疫力もアップしてくれます。
ユーカリの詳しい機能については『ユーカリ』もご参照ください。
3. ラングウォート
ラングウォートは、木に共生するコケで、形が肺細胞に似ていることから、ラング(肺)ウォート(草)と呼ばれます。
でも、見かけだけでなく、肺や呼吸器の健康や炎症を解消する薬草として、1600年代頃から用いられてきたと言われています。
また、呼吸器にとっての有害物質を排除する成分も含んでいると言われています。
4. オレガノ
免疫システムに必要な栄養素をオレガノは含んでいます。オレガノに含まれているカルバクロール(殺菌成分)とロズマリン酸という成分の作用です。
両方の成分とも、鼻づまりを解消し、ヒスタミンを減少してくれる天然の薬と言えます。
オレガノには、他にもたくさんの機能があるので、オレガノのオーガニック精油は、是非、一家に一瓶置いて欲しいものです。
オレガノの詳しい機能については『オレガノ』もご参照ください。
5. オオバコの葉
オオバコの葉は、バナナの葉と見かけが似ています。何百年も、粘膜の炎症を緩和するために使われてきました。
臨床研究においても、咳、風邪、肺の不快感に効くことが確認されている他、肝毒性を抑制する働きがあることも報告されています。
オオバコの葉は、肺の粘膜の分泌を促すことで、空咳を抑えるという作用もあるそうです。
6. 大車(オオグルマ)/木香
ギリシャ人も、ローマ人も、中国人も、インドのアーユルベーダですら、オオグルマが気管支に良いことを認めています。
1800年代頃から、咳止めトローチやドロップは、オオグルマの根を使って作られるようになったそうです。
オオグルマの根には、気管支炎を鎮静するイヌリンと、鎮咳作用で去痰するアナントラクトンという二つの成分が含まれていて、気管支の筋肉をリラックスさせる効果があるそうです。
7. ロベリア
ロベリアは、どの薬草よりも最も価値のある薬草だと言われていて、ロベリンと呼ばれる、痰を切り、鼻づまりを解消するアルカロイド(植物塩基)を含んでいます。
ロベリアを与えられると、馬も、より深い呼吸をするようになるのだそうです。
副腎がエピネフリンというホルモンを分泌するのを促すため、気道がリラックスし、呼吸が容易になります。
ロベリアは、咳止め薬や風邪薬の中にも含まれています。
ロベリアも、どの家庭にもおいてほしいハーブのひとつです。
8. チャパラル
米国南西部に原生する植物です。アメリカ・インディアンが、肺のデトックス薬あるいは気管支用の薬として重宝してきたハーブです。
チャパラルには、抗炎症作用のある強力な抗酸化物質とNDGAと呼ばれるヒスタミンによる症状を抑える物質が含まれていて、有害物質のデトックス作用があると考えられています。
チャパレルはチンキの形態で入手可能の他、ハーブティとして飲む方法があります。ハーブティには去痰作用があると言われています。
9. ペパーミント
ペパーミントとその精油には、メントールが含まれています。
気管支の筋肉をリラックスさせ、呼吸を楽にする成分であることが知られています。胸の塗り薬として多くの人が活用しています。
抗ヒスタミン作用もあり、素晴らしい鼻づまり解消薬です。
ペパーミントは抗酸化物質も含んでいるので、有害物質を除去してくれます。
詳しいミントの作用については『ミント』もご参照ください。
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