バイオ個性で食べて、心と体をつなぎ、健康と幸せを手に入れるホリスティックな食事法をコーチングする、ソフィアウッズ・インスティテュート代表 公認統合食養ヘルスコーチ(CINHC)、公認国際ヘルスコーチ(CIHC)の森ちせです。
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目次
米国内科学会年報の衝撃
本日(2019年10月1日)発表された米国内科学会年報(the Annals of Internal Medicine)に掲載された論文『Unprocessed Red Meat and Processed Meat Consumption: Dietary Guideline Recommendations From the Nutritional Recommendations (NutriRECS) Consortium』が大きな問題となっています。
米国の内科学会年報は、非常に権威の高い会報誌です。
そこに掲載された論文が、結論として、
「赤肉(四つ足動物の肉)と加工肉(ソーセージやハムなど)を
今まで通りに食べ続けても病気にならないから大丈夫」
と、していることが議論を呼んでいるのです。
この結論を読んで、喜んだ人もいるかもしれませんね。
WHOは肉を発がん性物質に分類
2015年にWHO(世界保健機構)は、赤肉と加工肉を発がん性物質に分類しています。詳しくは『WHOが肉を発がん性物質に分類』をご確認ください。
その記憶もまだ新しいのに、いったいどういうことなのか、 PCRM(責任ある医療を目指す医師の会)の会長ニール・バーナード医師が、その論文の真の(裏の)目的について解説していますので、ご紹介します。
連邦取引委員会への申し立て
ニール・バーナード医師(冒頭の写真) は、その論文が、購読者数を伸ばすためだけの悪徳商法に基づいて書かれた論文であるとして、米国連邦取引委員会(FTC、日本の公正取引委員会のようなところ)に申し立てを既に行ったと発表しました。
ちなみにニール・バーナード医師は、私が資格を取得したNYCの学校(IIN)の講師で、とても紳士的で人気の高い先生です。
申し立て理由と内容の骨子
ニール先生たちグループによる申し立ての理由と骨子は次の通りです。
- この論文は、独自にデータを収集し調査分析した、つまり新しい発見について報告しているものではなく、過去に発表された研究論文を集約し整理したものである。
- そのため、論文の本文においては、肉食の量を減らすことで、糖尿病を含む生活習慣病を改善・予防できるとするデータが紹介されている。
- しかし、なぜか、結論の箇所においてのみ、「従来通り肉を食べ続けても問題はない」となっている。
- 内科学会年報がこのような論文をなぜ掲載したのか不思議である。
- この論文の最後には、「この結論に疑義のある人は、NutriRECS に購読登録することで意見を投稿できる」と記載されていることから、炎上ネタを提供することで、購読登録者数を伸ばすことを目的とした、センセーショナルな結論をむりやりつけているだけなのではなか。
- また、多くの人は論文の内容を読むことはせず、タイトルだけを見て情報を気軽にシェアしてしまう傾向にあることを悪用し、購読者数を伸ばすための拡散目的でセンセーショナルなタイトルをつけているのではないか。実際、多くのメディアがセンセーショナルに取り上げてしまっている。
- FTC(米国連邦取引委員会=日本の公正取引委員会のような役所)に不誠実な情報提供源、人心を惑わす詐欺行為として、既に申し立てを行った。
センセーショナルな情報に惑わされない
皆さんも、今後、「肉をいくら食べても病気にならない」という、この論文を基にしたニュースや記事を目にすることになるかもしれません。
本日公開になった論文ですから、日本で話題になるのはこれからだと思います。
その際には、このブログを思い出しでいただければ幸いです。
なお、この問題についてSNSに投稿する際には、ハッシュタグ #CancerCausingClickbait をつけていただくことをニール先生がお願いしています。
ニール先生のスピーチを聴く
先生は自ら今回の一連の騒動についてお話になっていますので、先生のお話を直接お聴きになりたい方は、以下のリンクからどうぞ。
ビデオ/ポッドキャストの長さは36分です。全て字幕なしの英語です。
先生はとても穏やかに、お話をされています。声を荒げたり、相手をひどく批判することもせず、ただ、客観的な事実をにこやかに説明されています。
ますます好感度アップです(笑)
ソフィアウッズ・インスティテュートからのアドバイス
公認ホリスティック・ヘルスコーチは、食事だけでなく、あなたを取り巻く様々なこと(環境、仕事、家族、人間関係など)を考慮して、プログラムに反映させ、あなたが、なりたいあなたになれるようコーチングを提供します。
もしおひとりで取り組むことに不安や難しさを感じるのでしたら、ヘルスコーチと、一度、話をしてみませんか?
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